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【しやつ】〜【しゆひ】

−−−−−−−しや(つ〜)−−−−−−−
・弱冠
(じゃっかん) 1.男性の20歳。中国・周の頃の制度では、男子が20歳になると「弱」と呼び、成人として冠を被った。 類:●二十歳(はたち)●丁年 出典:「礼記−曲礼・上」 2.年が若いこと。女性にも使う。 類:●弱年●若年 例:「弱冠18歳でコンテストに優勝した」
・しゃっき張る(しゃっきばる) 強張(こわば)るという意味の「しゃき張る」を強めた言葉で、緊張のため心身が固く強張ること。また、虚勢を張ること。
・借金を質に置く(しゃっきんをしちにおく) 借金のほかには質草もないほど貧乏している様子。無理な算段をして、金銭の工面(くめん)をすること。
・借金を踏む(しゃっきんをふむ) 借りた金を返済しようとせず、誤魔化して帳消しにしてしまうこと。 類:●借金を踏み倒す
・シャッポを脱ぐ(しゃっぽをぬぐ) 帽子を脱いでお辞儀をするということから、相手に敵(かな)わないことを知って降参する。悪事が露見して観念する。 類:●兜(かぶと)を脱ぐ
・遮でも無でも
(しゃでもむでも) 嫌でも応でも。是非とも。 類:●邪が非でも●邪でも非でも●邪も非も●是が非でも
・斜に構える
(しゃにかまえる) 1.剣術で、両手に刀の柄(つか)を持ち、剣先を真っ直ぐには相手に向けないで、斜めに構える。2.しっかりと身構える。改まった態度をする。 類:●乙に気取る 用例:滑・浮世風呂−前「小笠原流で、としゃにかまへて居るはさ」 3.真っ直ぐなものに対して、斜めに交差する。4.物事に正面から、また正攻法で対処しないで、皮肉、からかい、遊びなどの態度で臨むこと。
・遮二無二(しゃにむに) 一つのことだけを我武者羅(がむしゃら)にする様子。 類:●無闇 例:「敵(かな)わぬ敵に遮二無二ぶつかる」 
★(「しゃりむり」の変化か)<国語大辞典(小)>
・蛇の寿司
(じゃのすし) 蛇をネタにした鮨はありそうもなく、珍しいところから、珍奇な食物や物の喩え。
蛇の道は蛇
(じゃのみちはへび)
・蛇は一寸にしてその気を得る
(じゃはいっすんにしてそのきをうる)[=人を呑む・兆(きざし)現る] 蛇は僅(わず)か一寸ほどのうちから、人を呑むような気迫がある。転じて、幼くして早くも衆に抜きん出た閃(ひらめ)きがあること。 類:●栴檀は二葉より芳し
・三味線を弾く
(しゃみせんをひく) 相手の言うことに適当に調子を合わせて応対する。また、あらぬ事を言って惑わせる。また、誤魔化す。
・洒落臭い
(しゃらくさい) 洒落た真似をする。また、生意気である。 類:●小癪(こしゃく)である 用例:評判・
難波物語「時々しゃらくさき事などとなへいだせり」 用例の出典:難波物語(なにわものがたり) 遊女評判記・花街本。明暦元年(1655)。・・・詳細調査中。
・舎利が甲になる(しゃりがこうになる) 到底有り得ないことのたとえ。 類:●甲が舎利になる ★(「甲」は鎧(よろい)、一説に頭蓋骨とも)<国語大辞典(小)>
・砂利を掴む
(じゃりをつかむ) 「砂利」は奉行所の白州の意味で、奉行所で取調べを受けること。
・じゃりを引く 「じゃり」は、歌舞伎で、小道具の仕掛け物を操る黒糸のこと。芝居で、仕掛け物の糸を引いて操る。転じて、陰で策略を巡らして人を思うように動かす。陰で糸を引く。
−−−−−−−しゆ(う)−−−−−−−
・十が九まで 
十あるうち九つは、という意味で、大部分ということを表し、確率や可能性が高いことを意味する。 類:●十に八九●十か九つ●十中八九
・衆寡敵せず(しゅうかてきせず) 少数のものは多数のものに敵対しても勝ち目がない。
・十字架を負う 
いつまでも消えることのない罪や苦難を身に受ける。
・終止符を打つ
(しゅうしふをうつ) 物事に決まりを付ける。決着を付ける。お終(しま)いにする。 類:●ピリオドを打つ 例:「長年の紛争に終止符を打つ」
・袖手傍観
(しゅうしゅぼうかん) 自分から手を下すことを避けて、傍(かたわ)らで見ていること。その事に関係しないで、眺めていること。成り行きに任せておくこと。 類:●拱手傍観
・周章狼狽
(しゅうしょうろうばい) 大いに慌てること。うろたえ騒ぐこと。
・十字を切る
(じゅうじをきる) キリスト教徒が祈祷する時に、手で胸に十字を描く仕種。
・従心
(じゅうしん) 七十歳の異称。 出典:「論語−為政」 「七十而従心所欲、不踰矩」
・醜態を演ずる
(しゅうたいをえんずる) 他人の面前で、みっともない、だらしない行為をする。見苦しい態度を取る。 例:「酔って醜態を演ずる」
・姑の粗拾い(しゅうとめのあらひろい) 言葉尻を捉(とら)えて責めること。 類:●小爪を拾う
・姑の涙汁(しゅうとめのなみだじる) 一般に、姑は嫁に対する同情の涙が少ないと言われるところから、非常に少ないものの喩え。 類:●雀の涙
・姑の場塞り(しゅうとめのばふさがり) 姑は若夫婦の邪魔になるということ。
・姑の前の見せ麻小笥
(しゅうとのまえのみせおごけ) 嫁が、態(わざ)と姑の前で、麻小笥を出して苧績(おうみ)の夜なべ仕事をして見せるの意。転じて、姑の前で嫁が勤勉な振りをして見せること。また、人前で体裁だけ働き者らしく振る舞うことの喩え。 類:●亭主の前の見せ麻小笥 
参考:麻小笥(おごけ) 「麻(お)」を入れる小さい「笥(け)」のこと。小桶(こおけ)。
・十人十色(じゅうにんといろ) 好みや考えなどは、人によってそれぞれ皆、異なるということ。 類:●蓼食う虫も好き好き
・十人寄れば十国の者(じゅうにんよればとくにのもの) 人が多勢集まれば、それぞれが出身地を異にしていて、風俗・習慣・話題などが違っているということ。世間は広いということ。または、集まった人々が多種多様である。
・十年一日
(じゅうねんいちじつ・いちにち) 長い期間ずっと同じ状態にあること。 例:「十年一日まったく進歩がない」
・十年の労帳
(じゅうねんのろうちょう)[=労(ろう) 平安時代、叙位のとき、諸宮司の主典(さかん)など六位の官人で、10年に亘って勤務して五位に昇進するべき人を列記した帳簿。
・十年一昔
(じゅうねんひとむかし) 10年経(た)てば、一応、昔のこととなる。社会を見たとき、だいたい10年を一区切りとして、その間に著しい変化があるということ。
・十の島
(じゅうのしま) 平仮名の「あほ」の字を分解して「十のしま」と読んだもの。ばか。愚か者。
重箱の隅を楊枝でほじくる(じゅうばこのすみをようじでほじくる)
・秋波を送る
(しゅうはをおくる) 女性が、異性の関心を惹(ひ)こうとして、媚びを含んだ目付きで見る。 類:●色目を使う●ウインクする 出典:李U(りいく)の詩「菩薩蛮(ぼさつばん)」「秋波横欲流(秋波横ざまに流れんと欲す)」 
参考:秋波 美人の涼しげな美しい目元。また、女性の媚びを表す色っぽい目付き。色目。流し目
・愁眉を開く(しゅうびをひらく) 顰(しか)めていた眉を元に戻すということで、悲しみや心配がなくなって、ほっと安心した顔付きになる。悲しみや心配がなくなる。安心する。 類:●眉目(びもく)を開く
・衆盲象を模す
(しゅうもうぞうをもす) 多くの盲人が象を撫でてみて、その手に触れた部分の印象だけで象のことを云々(うんぬん)するように、凡人は大人物や大事業の一部分しか掴めず、大局からの見方はできないということ。 類:●群盲象を評す 
★元来は、涅槃経・六度経などで、人々が仏の真理を正しく知り得ないことをいったもの。<大辞林(三)>
・十目の見る所十指の指さす所
(じゅうもくのみるところじっしのゆびさすところ) 10人が10人皆そう認めるところ。多くの人の判断や意見が一致すること。 類:●十指の指す所 出典:「礼記−大学」 「十目所視、十手所指、其厳乎」 
・柔も亦茹わず剛も亦吐かず(じゅうもまたくらわずごうもまたはかず) 弱い者を侮(あなど)らず、強い者を恐れない。 出典:「詩経−大雅・烝民」 「柔亦不茹、剛亦不吐」
・柔よく剛を制す
(じいよくごうをせいす) しなやかなものが、その柔軟性によって、固いものの鋒先(ほこさき)を逸(そ)らし、結局勝つことになる。転じて、柔弱な者が、却って剛強な者に勝つ。 出典:「
三略−上略」 「柔能制剛、弱能制強」 出典:三略(さんりゃく) 中国の兵書。3巻。周の太公望の撰で、黄石公(こうせきこう)が土橋の上で漢の張良に授けたと伝えられるが、後世の偽撰書とされる。老荘思想を基調にした治国平天下の大道から戦略・政略の通則を論述。日本には遣唐使上毛野真備が初めて伝える。「六韜」と併称して、「六韜三略」という。 参考:六韜(りくとう) 中国、兵法の書。周の太公望の撰とされ、「荘子−徐無鬼」に「金版六囁」(「囁」は「とう」で「韜」に同じ)とあるが、現存するものはそれに仮託した偽作。文韜・武韜・竜韜・虎韜・豹韜・犬韜の6巻からなる。
・重を越す
(じゅうをこす) 程度を上回る。いっそうはなはだしい。輪を掛ける
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・修行が足りない 学問や技芸の修養が不十分である。人格が十分に形成されていない。また、自分の未熟さや欠点の多さを卑下して言う言葉。 類:●至らない 例:「彼に比べたら、私などまだまだ修行が足りない」
・趣向を凝らす(しゅこうをこらす) 味わいや面白さが出るよう、工夫に専心する。 類:●気を尽くす
−−−−−−−しゆ(さ)−−−−−−−
・豎子教うべき
(じゅしおしうべき) 張良の老父が張良を見込んで言った言葉。この子どもは教育する値打ちがある、この子は見込みがあるということ。 出典:「史記−留公世家」 「復還曰、孺子可教矣」
・取捨選択
(しゅしゃせんたく) 悪いものを捨てて、良いものを選び取ること。
守株(しゅしゅ)
・種々雑多
(しゅじゅざった) 色々なものが秩序なく混じり合っていること。
・豎子をして名をなさしむ
(じゅしをしてなをなさしむ) 魏の軍師
涓(ほうけん)が、斉の孫(そんびん)に敗れたて自決するときに言った言葉。つまらぬ相手に負けて功名を遂げさせてしまった。 出典:「史記−孫子伝」
・数珠繋ぎ
(じゅずつなぎ・ずず〜) 数珠玉を糸で貫くように、多くのものを一繋ぎにすること。多くの人を一度に繋ぎ縛(しば)ること。
・数珠の実(じゅずのみ) 寺の飲食物。僧侶の食糧。
・数珠を切る
(じゅずをきる) 1.仏の戒めを破る。信仰を捨てる。改宗する。2.信念を捨てる。物事をふっつりと思い切る。諦(あきら)める。
・手足処を異にす
(しゅそくところをことにす) 手足がばらばらになる。死刑になること。 出典:「史記−孔子世家」
・手足を措く所なし
(しゅそくをおくところなし) 安心して身を置く場所がない。 出典:「論語−子路」
・首鼠両端
(しゅそりょうたん) 疑い迷う心があって、どちらか一方に決め兼ねること。迷って形勢を見ていること。 出典:「史記−灌夫伝・魏其武安侯伝」 「与長孺共一老禿翁、何為首鼠両端」
−−−−−−−しゆ(た)−−−−−−−
・酒池肉林(しゅちにくりん) 酒で満たされた池と肉がぶら下がった林という意味で、酒や肉が豊富で、贅(ぜい)を窮めた酒宴。 出典:「史記−殷本紀」 「以酒為池、懸肉為林、使男女
|相逐其門、為長夜之飲」
・酒池肉林の巷
(しゅちにくりんのちまた) 遊郭、娯楽場、飲食店などの並ぶ歓楽街。 類:●紅燈の巷
・手中に収める
(しゅちゅうにおさめる)[=握(にぎ)る] 自分のものとする。手に入れる。 例:「勝利を手中に収める」
・手中に落ちる
(しゅちゅうにおちる)[=帰(き)する] その人のものとなる。 例:「敵の手中に落ちる」
・術中に陥る
(じゅっちゅうにおちいる)[=嵌(は)まる] 相手の計略に引っ掛かる。 類:●謀略に掛かる
・出藍の誉(しゅつらんのほまれ) 
弟子が師よりも優れているという評判や名声。 類:●青は藍より出でて藍よりも青し 出典:「荀子−勧学」 「青出于藍而青于藍」
出盧(しゅつろ)
・手套を脱す
(しゅとうをだっす) 手套は手袋のこと。今までの見せ掛けを一変して、本来の力を示す。真の手腕を発揮する。類:●奥の手を出す 
★旧軍隊などでは普通「てとう」といった<国語大辞典(小)>
−−−−−−−しゆ(ま)−−−−−−−
朱に交われば赤くなる
(しゅにまじわればあかくなる)
・主の臍を探る
(しゅのへそをさぐる) 主人に気付かれないようにその臍を探るようであるということから、小心におどおどと振る舞う様子。
−−−−−−−しゆ(は〜ひ)−−−−−−−
・主辱めらるれば臣死す(しゅはずかしめらるればしんしす) 主君が他人から辱められた時は、臣たる者は命を投げ出して難に向かい、その恥辱を雪(すす)ぐものである。 
参照:国語−越語下」、「史記−越王勾践世家」に見える范蠡(はんれい)の言葉。 出典:国語(こくご) 中国の史書。21巻。魯の太史左丘明の著と伝えられるが未詳。春秋時代の8か国の歴史を国別に記したもの。周語3巻、魯語2巻、斉語1巻、晋語9巻、鄭語1巻、楚語2巻、呉語1巻、越語2巻。盲史。外伝。書名である「国語」とは、「諸国物語」という意味。 人物:左丘明(さきゅうめい) 中国、春秋時代魯の歴史家。官は太史。孔子と同時代の人。「春秋左氏伝」「国語」の著者とされている。生没年不詳。
・朱筆を入れる
(しゅひつをいれる)[=加える] 朱墨で書き入れや訂正などをする。 類:●朱を入れる
・首尾よく
(しょびよく)[=よう] 都合よく。巧い具合に。 例:「首尾よく合格できた」

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