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【よた】〜【よめ】

−−−−−−−よた−−−−−−−
・与太る(よたる) 「与太」が動詞化した言葉。 1.不良じみたことをする。2.出鱈目(でたらめ)なことを言う。嘘を吐く。
・涎を垂らす(よだれをたらす)[=流す] 唾液を口から流し出す。また、空腹なときに食物を見て、非常に食べたくなる様子。転じて、欲しがる気持ちが甚(はなは)だしい状態。 類:●咽喉が鳴る
・与太郎
(よたろう) 1.知恵の足りない者、愚か者を擬人化して言った言葉。 類:●与太●よたろ 2.嘘。出鱈目(でたらめ)。また、出鱈目を言う人。嘘吐き。
 ★人形浄瑠璃社会でいった語。<国語大辞典(小)>
・与太を飛ばす(よたをとばす) 「与太」とは、虚言や冗談のことで、無責任な言葉を勝手気侭(きまま)に言い散らすこと。
−−−−−−−よつ−−−−−−−
・四つの自由(よっつのじゆう) 「言論の自由」、「宗教の自由」、「窮乏からの自由」、「恐怖からの自由」のこと。1941年、アメリカ合衆国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトが、年頭教書において強調したもの。民主主義の根幹として大西洋憲章(1941年)に取り入れられ、連合国の戦争目標となり、のちに国際連合結成の理念となった。
・因って来たる
(よってきたる) 元となる。原因となる。由来する。
・拠って件の如し
(よってくだんのごとし) 「従って、前記記載の通りである」という意味で、書状や証文の最後に書き記す語句。 
★「よって…件の如し」とも用いる。<国語大辞典(小)>
・寄って集って
(よってたかって) 寄り集まって。大勢で集まって。みんなで。 例:「寄って集って嬲(なぶ)り者にする」
・四つに組む
(よつにくむ)[=渡る] 1.相撲で、両者が互いに両手を差し合ってがっぷりと組み合う。2.転じて、互いに正面からぶつかって堂々と争う。 例:「難問と四つに組む」
−−−−−−−よと−−−−−−−
・淀む水には芥溜まる
(よどむみずにはごみたまる) 流れが停滞するところには芥が溜まって水が腐ってしまう。同じように、組織も時折り人を入れ替えないと停滞してしまい、弊害を生むものであるということ。
−−−−−−−よな−−−−−−−
・夜鍋(よなべ) 夜間に仕事をすること。また、その仕事。 類:●夜業(やぎょう) 例:「夜鍋仕事」 
★(夜、鍋で物を煮て食べながらする仕事の意からとも、「夜並(よなべ)」で夜を並べてする仕事の意からともいい、その他諸説ある)<国語大辞典(小)>
−−−−−−−よに−−−−−−−
・世に在り
(よにあり) 1.世の中に生き長らえる。この世に生存する。2.世の人に認められる。世に時めいている。 用例:枕草子−184「それぞ世に在る人の手はみな見知りて侍らむ」
・世に出ず
(よにいず)[=出る] 1.この世に現れ出る。また、仏がこの世の衆生を救うために世に現れる。 例:「秘蔵品が世に出る」 2.世間に出る。官職に就く。3.世に知られる。出世する。 例:「若くして世に出る」 4.勘気(かんき=勘当)が許され、再び主君に仕える。
・世に越ゆ
(よにこゆ) 普通より優れている。 用例:
保元−上・古活字本 「矢束をひくこと世に越えたり」
・世に知らず
(よにしらず) 普通ではない。世に類がない。 類:●
世になし
・世に連れる
(よにつれる) 世の流れや動きに従う。 例:「歌は連れ、世は歌に連れ」
・世にとまる
(よにとまる) 生き長らえる。
・世に無し
(よになし) 1.世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。2.この世にまたとない。世の中に比べるものがない。類例がない。非常に優れている。3.世に用いられない。時勢に合わない。世に容(い)れられず、零落(れいらく)している。
・世に無し者
(よになしもの) 世に容(い)れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間を憚(はばか)る者。 類:●世捨て人
・世に似ず
(よににず) 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 用例:竹取「かたちの世に似ずめでたきことを」
・世に経
(よにふ) 1.この世に生き長らえる。この世を暮らし過ごす。 用例:古今−春下「わが身世にふるながめせしまに」 2.俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。3.世心が付く。男女の情を解する。 用例:後撰−恋五「ねになけば人笑へなり呉竹の世にへぬをだにかちぬと思はむ」
・世に旧る
(よにふる) 1.世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 用例:後撰−春中「春雨の世にふりにたる心にもなほ新しく花をこそ思へ」 2.結婚の経験がある。 用例:源氏−蜻蛉「ただ人、はた、怪しき女、世にふりにたるなどを、持ち居るたぐひ多かり」
−−−−−−−よね−−−−−−−
・余念がない
(よねんがない) 気を散らすような余計な考えが一切ないという意味で、心が一つのことに集中している様子。 類:●没頭する 例:「仏像彫りに余念がない」
・余念もない(よねんもない) 1.余念がないと同意。2.無邪気で、たわいない。 用例:
多情多恨「余念もない顔をして小い鼾(いびき)を立ててゐる」  用例の出典:多情多恨(たじょうたこん) 小説。尾崎紅葉。明治29年(1896)発表。愛妻をなくし悲嘆に沈んでいた鷲見(すみ)柳之助が、親友葉山の妻お種の親身の世話で次第に心を開いていくという心理の経過を、言文一致体で描く。
−−−−−−−よの−−−−−−−
・世の〜(よの〜) 「天下周知の」という意味で、程度が甚だしいことの形容。大変な〜。この上ない〜。またとない〜。 用例:竹取「世のかしこき人なりとも」
・世の覚え
(よのおぼえ) 世間の評判。声望。
・余の儀
(よのぎ) 他のこと。別の理由。別事。 例:「余の儀にあらず」 
★「余の儀にあらず」など否定表現を伴って、ほかのことではなく、などの意で、以下に述べることを取りたてて強調するのに用いる語。<国語大辞典(小)>
・夜の悉
(よのことごと) 一晩中。夜通し。 類:●終夜●よもすがら 用例:万葉−一五五「夜(よる)はも夜之尽(よのことごと)昼はも日のことごと」
・世の例
(よのためし) 1.以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語り継がれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄や故事。 用例:源氏−桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2.世の中の慣わしや習慣。世の赴(おもむ)くところ。 用例:徒然草−一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」
・世の常
(よのつね) 1.特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。 類:●一通り●世間並み●平常●平素●尋常 例:「人の盛衰は世の常だ」 2.並みの言葉では事態を十分に表現できない。〜というのでは不十分。〜どころではない。〜は愚か。 用例:源氏−葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」
・世の中改まる
(よのなかあらたまる) 世の支配者・統治者が代わる。新しい御代になる。治世が変わる。
・世の中は相持ち
(よはあいもち)[=世は〜] 世の中は互いに助け合うことによって円満に事が運ぶ。 類:●相身互い
・世の中は三日見ぬ間に桜かな
(よのなかはみっかみぬまにさくらかな) 桜の花が咲く頃は、三日も見ないでいるとすぐに満開になっていたり、散ってしまっていたりする。そのように、世の中の移り変わりは激しいものだということ。 出典:大島蓼太(おおしまりょうた)の句 
★「世の中は三日見ぬ間に桜かな」として流布しており、桜の花がすぐに散ってしまうように世の中の移り変わりは激しい、の意味で言われる。
・世の中は盲千人目明き千人
(よのなかはめくらせんにんめあきせんにん) 世の中には無知な者もたくさんいるが、眼識を備えた者もかなりたくさんいるということ。 類:●盲千人目明き千人
・世の習い
(よのならい) 世間で普通のこと。世間の習わし。世間の習慣。世の常。世習い。 例:「弱肉強食はよの習いだ」
・夜のほどろ
(よのほどろ) 1.「ほどろ」は明け方のこと。夜がほのぼの明ける頃。 類:●未明 2.「ほどろ」が「程」に誤解されて、夜の頃。夜分。
−−−−−−−よは−−−−−−−
・余白をを汚す
(よはくをよごす) 自分の文章が掲載されることを、遜(へりくだ)って言う言葉。
・世は張り物
(よははりもの) 世渡りをするには、見栄を張るのが普通であるということ。 類:●世間は張り物 用例:浮・永代蔵−7「世は張物なれば」
・世は回り持ち
(よはまわりもち) 貧富などの運命は、固定したものではなく代わる代わる各人に巡ってくるということ。 類:●天下は回り持ち
−−−−−−−よひ−−−−−−−
・呼び声が高い
(よびごえばたかい) 良い評判が人々の噂に上(のぼ)るという意味で、「次期社長の呼び声が高い」のように、特に役職や地位などを示す語を伴って使われる。ある人が、その役職や地位に就くに違いないと取り沙汰されている。
・呼び捨て(よびすて・よびずて) 人を呼ぶときに、殿・君・さんなどの敬称を添えないで、その人の名前だけを呼ぶこと。 類:●呼び付け
−−−−−−−よほ−−−−−−−
・予防線
(よぼうせん) 1.敵の攻撃や侵入を防ぐために、または、警戒や監視のために、予め手配しておく区域のこと。2.転じて、失敗したり非難されたりなどしないために、前もって打っておく手段・方策。 例:「予防線を張る」
−−−−−−−よま−−−−−−−
・世迷言
(よまいごと) 独り言で愚痴を言うこと。不平を託(かこ)つこと。訳の分からない繰り言をいうこと。また、その言葉。取るに足りない愚痴や不平。人の発言や意見を罵(ののし)って言うのにも用いる。 例:「世迷言を並べる」
−−−−−−−よみ−−−−−−−
・黄泉路の障り
(よみじのさわり)[=妨(さまた)げ・絆(ほだし) 冥土へ行く障(さわ)りになるこ物事。成仏の妨げとなるもの。
・夜道に日は暮れない
(よみちにひはくれない) 遅れついでに、腰を落ち着けてゆっくり物事に取り組もうということを勧めるときの言葉。
・黄泉苞
(よみづと) 黄泉(よみ)へゆく土産物。 用例:栄花−音楽「あが君や、よみづとにし侍らんずるなり」
・読みと歌(よみとうた) 「読みガルタ」と「歌ガルタ」のこと。 1.似て非なるものの喩え。2.相手の出方によって、こちらの態度も決まること。相談ずくであること。互いに了解し合っていること。 類:●魚心あれば水心 3.物事には一長一短があること。物事にはすべて表裏があり、一面に利があれば、他面に害があること。 類:●歌と読み 4.勘定ずくであること。また、損得勘定で得のある方につくこと。 用例:伎・
勧善懲悪覗機関「其所は又―、夫が死んで尼になり、生涯男を持たぬといふはそりや上つ方でいふことだ」 用例の出典:勧善懲悪覗機関 (かんぜんちょうあくのぞきからくり) 歌舞伎。世話物。8幕。河竹黙阿弥。文久2年(1862)江戸守田座初演。「大岡政談」の村井長庵を脚色したもの。吉原に売られた重兵衛の娘小夜衣(さよぎぬ)と愛人千太郎の道行きが常磐津の名曲として流行した。
−−−−−−−よめ−−−−−−−
・嫁が君
(よめがきみ) 鼠の異称。特に正月三が日の間、鼠をいう忌詞(いみことば)。「夜目」が利くことから言われるとする。 用例:
虚子「三宝に登りて追はれ嫁が君」 人物:高浜虚子(たかはまきょし) 俳人、小説家。本名清。愛媛県松山市出身。1874(明治7年)〜1959。三高中退。正岡子規に師事。子規派の俳句雑誌「ホトトギス」を継承して主宰。「客観写生」を唱えて、俳句を花鳥諷詠の詩と主張し、大正・昭和の俳壇に君臨。著「鶏頭」「俳諧師」「風流懺法」「五百句」など。
・嫁座敷
(よめざしき) 囲炉裏端(いろりばた)の嫁の座席。主婦権のない嫁が座る最も下位の席で土間に添った面。 類:●木尻(きじり)●猫の横座
・夜目遠目笠の内
(よめとおめかさのうち) 女の容貌は、夜見るとき、遠くから見るとき、笠を被(かぶ)った顔の一部分を見るときは、姿形がはっきりしないので、より美しく見える。 類:●夜目山越し笠の内
・嫁に杓子を渡す
(よめにしゃくしをわたす)[=譲(ゆず)る] 姑が主婦の座を嫁に渡す。 類:●杓子を渡す

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