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2010年8月15日更新

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百物語第三夜 其の六

まいごとかくれんぼ


  降りしきる雨の中、僕は一人の少女に出会った。
 その少女は骨の曲がったビニール傘を差し、泣きじゃくりながらも前を見据え、しっかりした足取りで歩いていた。
 左手には、もう一本のビニール傘。
 酷い雨だった。そんな中少女はどれだけ彷徨っていたのか、制服のブラウスまで濡れそぼっていて、それなのにまだ雨の中を歩き続けるつもりのようだった。
 立ち止まった。あまりに気の毒で、あまりに心配で、せめてその姿が視界から消えるまで見守ろうと思った。
 少女が振り返った。
 え、と訝しむ間もなく、彼女は水たまりを跳ね散らかしながらこちらに向かってきた。

 「あの! 」
 涙に濡れた頬を隠そうともせずに。
 「小学校四年生くらいの女の子、見かけませんでしたか! 上はピンクのTシャツ、下はジーンズっぽいミニスカート、髪の毛はこのへんで結んでてでこのくらいの背です! 」
 そういって彼女は自分の肩口に手をやった。
 「……妹さんが迷子なの? 」
 少女は、ふ、と目を落とし悔しそうな表情をした後
 「はい! 」
 はっきり返した。

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