読書記録(小説・一般)

2002年1月よりの読書記録です。最初の頃はコメントなしで評価のみです。
評価は★5つが最高点の5段階評価です。★4つ以上が、オススメ作品ということで目安にしてください。

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2002-7-21(日) 基本用語からはじめる日本経済 (第一勧銀総合研究所 / 日経ビジネス人文庫) 評価★★★

2002-7-27(土) 米中論 何も知らない日本 (田中宇 / 光文社新書)評価★★★★

2002-8-6(火) 屍鬼(一) (小野不由美 / 新潮文庫)評価★★★★

2002-8-17(土)「屍鬼(二)」小野不由美 新潮文庫 評価★★★★

2002-8-19(月)「屍鬼(三)」小野不由美 新潮文庫 評価★★★★

2002-8-22(木)「屍鬼(四)」小野不由美 新潮文庫 評価★★★★★

これは、単に怖いだけの物語じゃなくて、この中に「人の生き方」を説いた重いテーマが内包されているように見える。さすがだ。


2002-8-23(金)「屍鬼(五)」小野不由美 新潮文庫 評価★★★★★

月並みな言葉は、もう書かない方がいい気がする。とにかくすごかった。ここまで描くのかと・・。読み終わって呆けてます・・・。


2002-9-20(金)「亡国のイージス(上)」福井晴敏 講談社文庫 評価★★★★

自衛隊用語に思いの外苦戦したので読むのに時間がかかったけど、面白いです。次から次へと2転3転する展開がすごい。テーマ的には映画「機動警察パトレイバー2」を連想させますね。


2002-10-5(土)「亡国のイージス(下)」福井晴敏 講談社文庫 評価★

ものすごくがっかりした、というのが正直な心境。竜頭蛇尾とはこのことですね。最初盛り上がっていた分、失望も大きかった。残念です。
上巻のラストから下巻の前半部分にかけては傑作だと思ったし、それなりに感動もしたのだけど、途中から「え? 何それ?」という展開に変わり、「ちょっと待てよ、おいおい」となって、そのうち「げげげ〜」となっていった・・・。
すべての問題の解決を、偶然と奇跡の連続に頼るようになっちゃ、物語もおしまいです。特にラストの決着の付け方にはものすごく不満。
今さらきれい事を言うなよ〜!! あれでは死んでいった人たちも浮かばれないでしょうね。無駄死にだよ、あんまりだ。
海に散っていった人々に、心から合掌。
(追記)
評価★ は我ながら手厳しいと思う。なにしろ、途中までは完璧だと思っていたのだから。(一部に気になる描写もあったが、それでもその時はまだよかったんだ)
5章の冒頭ぐらいまでで、物語が終わっていたなら評価は★★★★★ にしたと思うし、「絶対にオススメ!」とみんなに宣伝してもよかったのだ。
そのぐらい気に入っていたから、だからこそ落胆が大きすぎて逆に評価が最悪になっちゃったのだ。仕方がないよね。


2002-10-8日(火) 「キノの旅−the Beautiful World−」時雨沢恵一 電撃文庫 評価★★★★

こういう作品を書けるこの作者がとても羨ましいです。私も書けるものならこういう毒の入ったファンタジー小説を書いてみたかった。と言うか、書いてみたいです。私にとって理想的な作品ですね。
で、一応、私は4話目で気づきました。(自慢・・になるか?)


2002-10-9(水)「キノの旅供檻遙茖紂。贈紕瓧tiful World−」時雨沢恵一 電撃文庫 評価★★★★

「本の国」と「絵の話」「続・絵の話」が面白かったです。作者が実体験を元にして書いているみたいだから、説得力があるし、こちらとしても非情に痛かったです。うう〜。
「過保護」も好きだけど、これは10代向けサービスという感じかな?


2002-10-10(木)「キノの旅掘檻遙茖紂。贈紕瓧tiful World−」時雨沢恵一 電撃文庫 評価★★★★

一番好きなのは「愛と平和の国」ですかね。(苦笑)
「城壁のない国」や「機械人形の話」もわりと好き。もっときれいに終わらせることも出来るのに、あえてしないところが潔くて。
プロローグとエピローグはアイディア勝負ですね。毎度、感心してます。


2002-10-12(土)「キノの旅検檻遙茖紂。贈紕瓧tiful World−」時雨沢恵一 電撃文庫 評価★★★★

「キミを連れていくことはできない」つまり、だから「自分で行くしかない」そう解釈したけどどうかな?
「分かれている国」と「橋の国」が気に入りました。オチが利いている。「ぶどう」も好き。タイトルがいいね。「伝統」はファンサービスですか。


2002-10-16(水)「キノの旅后檻遙茖紂。贈紕瓧tiful World−」時雨沢恵一 電撃文庫 評価★★★★

一番面白かったのは「店の話」。
もともと星新一のショートショートや、草上仁の短編集みたいな作品は、私の好みだったのだ。この作者は小説の様々な手法に対し、積極的にチャレンジしているところに好感が待てる。


2002-10-22(火)「キノの旅此檻遙茖紂。贈紕瓧tiful World−」時雨沢恵一 電撃文庫 評価★★★★

一番皮肉がきいててよかったのは「忘れない国」。これは面白かった。特に歌。(笑)
逆にオチがちょっと弱いと思ったのが「安全な国」。キノはいい子になっちゃいけません。
個人的には「旅の途中」みたいな話も好み。
「戦車の話」もいいね。この世界では、戦車とも会話できるところがステキです。


2002-10-26(土)「ハイスクール・オーラバスター 不滅の王」若木未生 集英社コバルト文庫 評価★★★

私はオーラバの10年来の愛読者だから、オーラバファンの立場で見れば、今回も十分満足なんだけど(術者の面々が出てきて会話するだけで嬉しい。今回は特に文化祭が○)、一般の人にいきなりこの本だけ薦められるかと言えばうーん? という感じかな?
このシリーズも、術者の面々が妖の者退治をやっている短編なら面白いんだけど、三忌将やその周辺と戦う本編に入っちゃうと急に魅力を失うんだよね。文章の粗が出ちゃう感じで。


2002-10-29(火)「ハイスクール・オーラバスター 永遠の娘」若木未生 集英社コバルト文庫 評価★★★

おお、ブレネリ。あなたのおうちはどこ?♪
と、渋谷の街をうろつくパープー娘に歌わせておいて、
あなたのおうちはどこ? あなたのおうちはどこ? ブレネリはおうちにいない・・・。
と、続けるところが若木未生の好きなところかな。
オーラバスターは、いつも物語全体にそんな切なさが漂っているから。
ラストシーンはさすがにちょっと泣けました。弱いんだよ、こういう話。永遠の娘というタイトルの意味も・・。
【補足】「不滅の王」と「永遠の娘」で一続きの物語だから、まとめて読む方がいいと思います。と言うか、そのつもりで「永遠の娘」が出るまで「不滅の王」を読むのを待っていたのだ。正解だったわ。(^^)


2002-11-11(月)「ループ」鈴木光司 角川ホラー文庫 評価★★★

「リング」「らせん」から、ここに着地するのか・・と素直に感心しました。見事につながったから。
希望をほのめかす言葉によって物語が締めくくられているのもなかなか感動的。
でありながら、評価が低めなのは、単に鈴木光司の世界が気持ち悪いから。「無数の目に見はられている」とか「人間の身体がどろどろに溶けていく」イメージは生理的に嫌。怖い。
作品としての出来は、傑作に入ると思いますよ。


2002-11-26(火)「月の裏側」恩田陸 幻冬舎文庫 評価★★★

恩田陸らしい作品。日常の横にふっと非日常が潜んでいるような感じのホラーで、しかも、非常に透明感があってきれい。
ラストの方はいくらなんでも展開が急すぎるんじゃないか? とも思ったけど、1冊の本としてまとめるにはこんなものなのかな?
キャラクターが魅力的で◎


2002-12-22(日)「常識「日本の論点」」「日本の論点」編集部 文春新書 評価★★★

日頃から、私は一般常識が足りないなあ・・と思っていたので、少し勉強してみようと読んでみました。まあ、参考にはなったかな??


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