2000年6月 洋ちゃん発病。

実家に帰ってご飯を食べてる時、洋ちゃんは40度の熱発をしてた。
でも、元気そうで、洋ちゃん自身も「変な熱、何やろ、風邪とちゃうみたいねん」って言ってた。
数日後だったと思う。お母さんから電話がかかって来た。
洋ちゃんが大変かも知れないって。白血病かも知れないっていう電話だった。
医大に検査しに行くって言う電話だったのに、私が帰ったら入院してた。
その夜、家族全員でムンテラを受けた。
ショックだった。医者はいとも簡単に病名を言った。
涙が止まらなかった。
大切な者を失うかも知れない恐怖と不安。
知識が有るが為に余計に不安になる。信じられなかった。
本人はどれほどにショックを受け、どれほどの不安を抱えるのか、それは想像を絶する。
そのコトを思うと、可哀想で涙が止まらなかった。
その頃、洋ちゃんは新しくバイトを見つけて、車の免許も取って、前途は明るかった。
専門学校をやめて間もなくだったから、バイトが見つかって良かったなぁって思ってた。
なのに。
なんで?なんで?なんで?
代わってあげたいと思った。
骨髄くらいなんぼでもあげるって思った。
なんで洋ちゃんなの、なんで白血病なの。なんでなんでなんで!
信仰はしてないけど、あの時程神様を恨んだコトはない。
何にも悪い事はしてない。なんの罰でもない。
1/100000の確率。
10万人に1人・・・。宝くじも当ったコトないのに。
凄いもんに当ってしまった。それはホントに突然だった。
遺伝でもない。事故でもない。変なモノ食べた訳でもない。
放射能を浴びた訳でもない。
なんで洋ちゃんなの・・・。
悔しくて、悲しくて、可哀想で、不安で、
洋ちゃんが居なくなってしまうのかと、恐ろしかった。
誰にも当たれない。加害者はいない。誰も悪くない。
神様に当るしかなかった。
毎日、涙が止まらなかった。
誰かが、兄弟の話をしたり、病気の話をしたりするのを聞くと、涙が溢れて来た。
うちの病院の患者サンが簡単に死ぬとか言うのを聞くと、涙が溢れて来た。
ニュースで自殺とか聞くと、怒りを覚えた。
簡単に死ぬな!簡単に死ぬとか言うな!って。
生きたいんだ。
ホントに生死をかけて戦ってるんだ。
諦めちゃダメなんだ。
骨髄移植で治ってる人もいるんだから。
絶対治らない病気じゃないんだから。
絶対に洋ちゃんは治るんだから。
1年の入院で、移植も上手くいって退院できたのに。

再発。

今も戦ってる。
沢山の人に応援してもらってる。
頑張れ。
頑張って。
絶対に負けないで。
お姉ちゃんはお母さんのように毎日は病院に行けないけど、
応援してるよ。一緒に戦ってるよ。
信じてる。祈ってる。
頑張れ。

洋ちゃんは私の弟。

愛する家族と弟、洋ちゃんの為に詩になってない詩を捧ぐ。

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