無神論
atheism

一般に神の存在を認めない立場をさす。 思想史上、無神論が自覚的なものとなるのは、自由思想化の宗教批判を経て、18世紀のフランス唯物論以後である。彼らは機械論的見地から理神論をふくむ一切の神学を否定し、神は人間の無知無力の反映であり、封建秩序を護ろうとする教育者た立法者が民衆を隷属させるためにつくった欺瞞的な観念であると主張した。なかでもドルバックの「自然の体系」(1770)は、無神論の大胆な思想を述べた代表作である。さらにフォイエルバハによるキリスト教批判を経て、マルクス、エンゲルスに引き継がれる。