アクショーノフ、ワシリー・パーヴロヴィチ
1939.8.20-

Aksyonov, Vasilii Pavlovich
Аксёнов, Василий Павлович

アクショーノフ肖像 作家。

カザン市に生れた。母親は粛清体験記「けわしい行程」で有名なエヴゲーニア・ギンズブルグである。1956年にレニングラード医科大学卒業、1960年に医学博士号を収得した。各地の病院に勤務するかたわら《ユーノスチ》誌に創作を発表し、1960年掲載の「同期生」が好評を博する。つづく長編「星の切符」(1961)、中編「モロッコの蜜柑」(1963)などで若い世代を描く有能な作家として地歩を築き、一躍ソ連体制の恐れる若者の旗手となる。「月への道半ば」(1966)などの好短編もある。1977年、「鋼鉄の鳥」を米国で出版して以降、次第に当局から厳しい検閲を受けるようになり、1980年、祖国を捨ててフランスへ亡命し、自伝的回想「火傷」を発表する。翌年から米国に在住し、同年ソ連の市民権を剥奪される。以降の作品に「紙の風景」(1983)、「はい、笑って」(1985)、「クリミア島」など。1990年に米国市民権収得し、翌年ロシア市民権回復される。米国のジョージ・メーソン大学教授を務める。


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