酒を飲んで議論、これほど無謀で愚かしい行為が他にあろうか?
過去、世界中のあらゆる場所、あらゆる時代に行われ 時には殺人、戦争にまで発展したこともある愚行。。。
バー、カフェ、居酒屋、端から見ても迷惑で店主にとっても迷惑この上ない(まぁそうだろうな)
第一酔っ払いどうしの議論など結論が出るはずも無く
誰も 納得せず、何も生み出さないことは間違い無い(覚えていない)
しかし男前を目指す「窯猫」、あえてこのタブーに挑みました。

しかも議題がこれ


「ワインのオンザロックは是か非 か?」 さぁ揉めそうだ。

ふだんめったに外では飲まない窯猫ですが
久しぶりに毎晩飲んでいるという地元の友人の輪に入ります。


 ワインのオンザロック ―喜多嶋作品から考える― 

このワインの飲み方は喜多嶋作品にしばしば登場します。



最初に読んだ時には「えっ?」「いいのか?」 常識人ですね。

酒の飲み方、嗜好など各人各様、うまいと思って飲む方法が正解。 はい、常識人 ですね。



まだ文化と呼ぶには程遠いですが、安いワインも出回り、生活に入ってきたワイン。
確かに楽しみ方は多種多様でしょう 。
窯猫は聞き役で結構盛り上がるかなと期待したのですが甘かった。





酔っ払いはそうはいきません。



実は一応何を言ったか分かるようにと会話を録音したのですが、後日聞いている途中で泣けてきました。。。
ワケわかんないんですね、何を言ってるか。
もともとおバカさんの集まりなのに酒が入ってもっとおバカさんになっているので支離滅裂なんですよ。
話は飛ぶし、少なくとも40代の会話ではありません。

それでも一応議題について語っている部分があって。





「冒涜だろ。ワインに対して失礼だろ。冷やしゃいいだろ」
「冷たいのが良けりゃあ冷やせよ、薄まったワインなんか飲めるかよ」
「ワインの高貴な味はなぁ〜」

おぉぉ、語ってますね。でもこいつらウイスキーのウーロン茶割を飲んでるんですよね。  



「赤はちょっとな、白なら許せるかな。冷えてた方がうまいし」

「冷やしゃいいだろ、冷蔵庫あんだから」

「冷蔵庫のない時代なら仕方ないわな。氷入れて冷やすしかないんだから」

「そーか!冷蔵庫のない時代の飲み方だったのかもしれんな」

「おぉぉぉぉスゲー」   「さすが俺らや」

泣けてきますね。冷蔵庫のない時代にまで飛ぶのか。。。

「赤でもいーぞ、ぶどうジュースみたいで。俺けっこう好きだし。飲みやすくなるわな」

「だから冒涜だって!赤は高いんやぞ」

「薄まったらロゼか」

「バ〜カ!あれは白とミックスするんだろ」

「冗談だわ、そんくらい知っとるわ」






泣けてきますね、何一つ分かっていません。
全編こんな感じであっちこっち話は飛ぶわ、ワイ談は出るわ。

しかしどう考えてもワインの年間消費量がグラス半分くらいというレベルの集まりでこの議題は荷が重過ぎます。
しかも窯猫以外はウイスキーのウーロン割を飲んでます。

↑オメーら酒の味を語るな!


とは言うものの、窯猫は酒に関して節操がなくワインも大好きです。
ただ基本的に酔うために飲んでるので味については語れません。
ワインに関しても赤だろうが白だろうがロックで飲むこともあります(赤は甘口のみ)



喜多嶋ファンですからね。



しかしおバカさんであることに違いはなくとんでもないことを言ってます。

「赤ワイン凍らせてシャーベットはどーだ!ワハハ」

涙涙涙。。。正直すまんかった。


しかし、結論は出ていたんですね。テープの中ほどにマスターの声が入っていました。
見るに見かねてというわけではなく、カウンターの向こうからおバカさん達にやさしく語りかけます。冷静です。






「赤のネ、アルコール度数の高い甘口はロックで飲む方もいますね」

「白はけっこうロックで飲みますね。専門のワインバーでもロックで出す店あるしね」


「好きに飲めばいいんですよ。自分が一番ですから」

「おぉぉぉぉ、さすがマスターや!」





結論です。


若いけど偉いぞマスター。伊達にシェーカー振ってません。
カクテルなんかも熱心に勉強していて精通しているマスター

高いウイスキーだろうが何だろうがウーロン割にするおバカさんたちにも優しく接してくれてます。



でも、ヴィンテージとかワイン本来を楽しむのにはやはり良ろしくないのでは。。。

しかし、まぁヴィンテージなんぞ一生飲めませんから。




「好きに飲みませう。飲みたまえ。飲んでやる!」




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