喜多嶋作品のコトハ ―心を貫く一句、セリフ編― 


喜多嶋作品にはまさに心を貫く一行、一言半句があります。
作品ごとに出会える新しい戦慄、まさに固有。取り出してみても色褪せることはありませんが作品中でこそ珠玉の一滴となっています。






<アロハを着ることは、風を着ることだ>

  「海辺のロンリーハート・ガールズ」P162より




これこそ窯猫のベスト、特に思い入れの強い一句です。アロハシャツに袖を通すたび胸によみがえってきます。





<過ぎた日々の嫌なことは、みんな通り雨。すぐに晴れるさ・・・・・・>

  「ポニーテールは、ふり向かない」P334より





<淋しいことだけど、人間ってのは、みんな、ロンリー・ランナーなのかもしれない。>

  「ロンリー・ランナー」P249より





<女の子だって、意地はあるわ・・・・・・。>

  「リトル・ファイター」P113より







<ささやかな勇気と、大いなる潔さを。>

  「ツイン・ルームから海が見える」P192





<きょう正しかったものが、あしたも正しいと限らない。>

  「テネシー・ワルツは、一度だけ」P268より





<淋しさなんて、自由に思いどおりに生きていくための税金みたいなものよ。>

  「カモメだけが、見ていた」P323より




<口紅をつけ忘れるより淋しいのは、プライドをどこかに忘れてしまうことだ。>

  「フィリップ・マーロウの娘」口絵より




<たとえ安っぽいヒロイズムでも、役に立つ時もある。>

  「フィリップ・マーロウの娘」P132より




「ブラディ・マリー」シリーズ、女性だけでなくマリーの生きていく姿勢、流儀に共感された方も多いと思います。作品中のセリフ、一句に見事なものがあります。



<虹ってやつは、消えてしまうから、いいんだ・・・・・・。マリーにも、いつか、わかるさ。>

  「ブラディ・マリーと呼ばないで」P126より





<・・・・・自分の、ウェイ・オブ・ライフ・・・・・自分の、生きていく流儀・・・・・。>

  「涙のブラディ・マリー」P151より





<あした世界の終わりが来るとしても、私は、きょう、パパイヤの樹を植えるだろう・・・・。>

  「朝までブラディ・マリー」P232より







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