※以下の文章は、同盟参加者 Roman さんの投稿文をもとに編集・加筆したものです。

 


たまってゆく裏紙
 社内での裏紙活用の現状は、電話メモや雑記帳としての再利用でしたが、この裏紙がどんどん溜まってきており、実にダンボール4箱くらいになりました。そのためこの裏紙を有効活用するために、裏紙専用のプリンタを設け、一時的用途の印刷物はこれを利用してもらおうと考えました。

目標を数字で表すと……
 社内の生産性向上目標の一環として当プロジェクトは始まりました。そのため活動前と後とでどれだけ印刷用紙にかかる費用を削減することができるかが重要となっています。
 私の会社では印刷用紙にかけている費用は年間約200万円、そのうち私の部署には30万円程度が割り当てられています。そのため、仮に印刷用紙の10%の削減に成功したとしても、年間たったの3万円しか削減することができません。
 当プロジェクトが成功するかどうかはわかりませんが、社員の意識を変えられることができればと思い、進めています。

2004年6月、運用スタート
使用機種について
 当方で裏紙専用プリンタとして使用を開始した機種は、Canonの「LBP-730」です(※1995年7月発売のレーザープリンタ)。
 このプリンタは、当時ネットワークに接続はされておりましたが、部署内で印刷速度の速いプリンタを新規購入したため、これを誰も使用しておりませんでした。特にこのプリンタの性能については吟味することもなく、「空き」のプリンタであるという、単純な理由で採用しました。後に仕様を確認しましたところ、両面印刷に対応したプリンタであること→つまり裏紙を使用しても紙詰まりの起きにくい機種であることがわかりました。

2ヶ月が経過して
 6月中旬からカウントを開始し、8月中旬時点で2500枚以上を印刷しております。
 裏紙再印刷は紙詰まりを起こしやすいことが予想されたので、業務に支障がないように、以下のような対策を行っています。

     1.常時裏紙を重ねてヨレを矯正する。
     2.画像を印刷した裏紙は使用しない。

 2はヨレの少ない用紙を選択する目的もありますが、裏紙印刷時に紙送りのローラーをできるだけ汚さないという目的もあります。現在ローラーの汚れによる用紙の汚れはありません。
 ※裏紙印刷を行ってもローラーが汚れないのは、メーカーによる定期的メンテナンス(プリンタの内部のクリーニングなど)のおかげが大きいようです。

 運用開始から約2ヶ月の間に1回だけ紙詰まりのトラブルが発生しました。その時は工具(ドライバ)を使ってプリンタのカバーを空け、中の紙を取り出すことにより再度問題なく利用できるようになりました。その後トラブルはありません。

軌道に乗る
 現在では社内で裏紙専用プリンタを積極的に使っていただいており、新品用紙の利用枚数を上回るようになりました。これで経費節減になるような効果はないかもしれませんが、無駄の削減という社員の意識改革につながる活動になったと自負しております。


今後の課題
課で行っているこの活動をどうすれば社に広めることができるか
 私どもの課では、この裏紙プリンタの導入により成果を確認することができました。また、一時的な印刷物はこのプリンタで印刷することが習慣として定着するようになりました。その後、裏紙プリンタを他の課でも導入してもらうことをお願いしました。私どもの部署内には3つの課が存在するのですが、10月に他の2つの課に裏紙プリンタを導入することができました。幸いなことに、同じ機種の使用されていないプリンタが2台ありましたので、これを導入しています。これらの課でも、裏紙プリンタを積極的に使ってもらっております。

 このように軌道に乗ってきたこの活動ですが、裏紙自体が足りなくなってきたという問題が発生しました。社員が印刷する時に、紙が全くないという苦情も発生しています。部署内の裏紙のストックはすでになくなっている状態であるため、他部署から貰ってきて補充するという対応を採り、何とか凌いでおりますが、その内すぐにどこの部署にもなくなってしまいそうです。

 さらに、裏紙として使用されている紙の表内容の問題も挙がっています。現在、表印刷したものをダンボール箱に入れてもらうようにしています。この中に裏紙として適さないもの(帳票等)が入っている場合があるのですが、このような紙を入れさせないようにするにはどうすればよいのか、現在思案中です。

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 ROMAN さん、ありがとうございました。
 投稿していただいた文章は、具体的な数字を掲げての職場の取り組みが詳しく紹介されていて、「ウラ紙ユーザー」の活動の道標ともなるわかりやすいものでしたので、このたびまとめて掲載させていただきました。現在も進行中のこのプロジェクト、新展開などがありましたらまたお知らせくださいね。応援しています!



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