
![]() |
明治二十二年、福岡県福岡市生れ。幼名、直樹。父親は玄洋社の杉山茂丸。 探偵小説作家としてのデビューは大正15年、雑誌「新青年」に投稿した「あやかしの鼓」が入選したのがきっかけ。37歳の時である。それ以前は九州日報社の新聞記者として記事や童話を掲載したり、出家して坊主になったりした。ペンネームの「夢野久作」は福岡地方の方言で夢想にうつつをぬかす者という意味。デビュー作の「あやかしの鼓」を読んだ父杉山茂丸が「夢野久作の書いた小説」と評したことからそうなのるようになった。 「あやかしの鼓」でデビュー以降は探偵小説作家として「新青年」「猟奇」などに作品を発表。昭和10年には構想を含めて10年以上の歳月をかけた大作「ドグラマグラ」を書き下ろし単行本として出版するが、その内容から当時はあまり評価されなかった。しかし、後に再評価され名実ともに夢野久作の代表作とされる。昭和11年3月11日、脳溢血で死去。 三一書房より「夢野久作全集」が刊行されていて、現在でも入手可能。また、ちくま文庫でも「夢野久作全集」が刊行されている。こちらの方が発行は新しいのだけれど、文庫の宿命で最近あまり書店では見かけない。三一書房版には未収録の作品の幾つかは葦書房の「夢野久作作品集」で読むことができる。 主な代表作に「ドグラマグラ」、「あやかしの鼓」、「瓶詰の地獄」、「死後の恋」、「氷の涯」、「押絵の奇蹟」など。 |
|
久作というと「ドグラマグラ」のイメージが強力過ぎて、久作=ドグラマラグラとなりがちだが、(「ドグラマグラ」が傑作であることに違いはないが)他の短編や長編小説にも面白いものが多い。同時代の他の探偵作家とは一線を画す作家であることは間違いない。 ★ ★ 奥様探偵術書けない探偵小説 ★ 夢野久作関連Link
夢野久作文庫リスト
宮澤の探偵小説頁 夢野久作 |
![]() |