9月の列車が、ほら


9月1日 残り三分の一

 居間で録画した某ロボットものを観ていたら、なにやら庭で人の気配。何じゃろ、と思って庭を見てみると、一眼レフ抱えたおじさんが庭で花の写真を撮っていました

 よく見たら知人だったから良かったけど、一瞬不法侵入の怪しい人かと思った。つーか、知り合いなんだから一言言っていけば良いのに何で黙って庭に入って、黙って黙々と写真撮ってるのさ。

 …我が家の周囲はちょっと変な人だらけ。

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 水なしでのめる眠気止め「トメルミン」

 ネーミングセンスのあまりのそのままさにうわーと思いつつ。

 最近水なしで飲める薬が増えている気がします。僕が毎日飲んでる薬にも一種類唾液ですぐに溶けるのがあるし、噛んで食べるように飲むチュアブル錠も増えてきたしね。

 ちなみに僕の飲んでる薬はこれ何だけど、飲んでる人の感想が面白い。僕も面白がって飲んでるけど、確かにこれは薬を拒むケースに有用な薬のスタイルなのかもしれません。


9月2日 ジャンクはガラクタではない

 RNA:遺伝子を起動 ”がらくたDNA”が大量作成

 ふむ。

> RNAはDNA(デオキシリボ核酸)の遺伝情報を読み取ってたんぱく質を合成する「脇役」と考えられてきたが、この考えを根底から覆す成果

 ここはちょっと間違い。RNAも大量の情報を有しており、それにより特定の遺伝子の発現を封じる働きがあることは、RNA干渉と呼ばれており、だいぶ前からわかっていた事実であります。もちろん、これらがジャンクDNAから作られていることも含めて。そう言う働きをするRNAをマイクロRNA遺伝子、と呼んでおります。

 ただ、今までの予測ではヒトの遺伝子ですら、マイクロRNA遺伝子は200〜255個程度だと思われていたのですね。それが、今回の研究では、マウスですら約2万3000種類ものマイクロRNA遺伝子を作ることが明らかになったわけです。これは大きな進歩と言って良いんじゃないでしょうか。

> 今後、ヒトのRNA解析が進めば、さまざまな病気の治療に役立つ可能性があるという。

 と言うのもこれは、遺伝病の問題があるからでしょうね。たぶん、本来「病気になる遺伝子」を封じ込めているRNAがあるはずなんです。あとは、AIDSなどに対する免疫力を持っている人間も、もしかしたら「そうしたRNA」を先天的に有しているのかも知れませんし。

 これから多くの研究者が挑むジャンルだと思うので、期待して見守る事にします。どんな成果が出ることやら。


9月3日 誇張ゼロ

 昨日の夜。

 僕は睡眠薬を飲んで確かに、自分の部屋の布団にもぐりこんだ。これは間違いない。寝過ごす事まで想定して、目覚ましの時間をセットし、それを確認した事まで覚えている。だから、本当に間違いなく、自分の布団で寝たはずだった。

 起きた時、僕が目にしたのは、階下の居間の天井であった。

 …ありえない。ありえないよ。
 僕は意識のない間に、ベッドのハシゴ(僕のベッドは下が収納スペースで、ハシゴを使って昇り降りしないといけない)を降りて、扉を開けて閉めて、階段を下りて、居間に来て、居間に置いてあるタオルケットに包まって寝た事になる。

 また、父の証言によれば、午前5時半には既にそうやって居間で寝ていたそうだ。昨日、僕が眠りについたのは、午前2時(今日だが)だったと記憶している。だとすればその3時間半の間に何があったんだ?!

 ちなみに起きた時間を考慮すると、自分のベッドで寝ていた時間よりも、居間で寝ていた時間の方が確実に長い。本当に何をやっているんだろう、僕は。寝ている間に宇宙人に体でも弄られたんじゃないかと戦々恐々。


9月4日 5年くらい意見変えてないです

 人から「どうしてインターネットで日記を書くの?」と言われて困った、と言う話を最近耳に挟んだ。何回かこのサイトで話した記憶があるけれども、ちょっと触れておこうと思う。個人サイトの運営とは、ボランティアである、と

 そもそも個人サイトと言うのは、運営者が提供する情報があり、それを求める人間がいてはじめて機能する。もちろん、情報を提供する事に大した意味はない。多くのサイトは(特に日記以外の個人サイトなんかは)自分で便利だから、と言う理由でまとめたのをついでに公開していたりするだけである。情報公開の自発的行為である。

 日記サイトと言うのはその中で立ち位置がちょっと特殊である。まず、公開している情報に意味はほとんどない。自分のプライベートをわざわざ人様に読ませるものとして公開して、何の意味があるのだろうか。そんなものはないと言うのが、僕の結論である。つまり僕はもう5年以上、意味のないことをひたすら続けているのである。アホと断言して問題あるまい。

 それでも日記を何で公開しているかと言うと、やっぱり「人に読んで欲しい」と言う欲求があるからだろうと思う。基本的に日記サイトの読者層と言うのは「直接・あるいは間接的な友人」である場合がほとんどで、身近な人間に「こう言うことがあったよ」と気軽に世間話する感覚の延長線上に日記サイトがあるのではないだろうか。mixiの日記なんかはこの典型例と言っても良いと思う。何せマイミクと言う「自分公認の友人」のみにしか読ませない設定があるくらいだから。

 もっともこのサイト以上の規模になってくると(特に本になるような大規模サイトの場合)「僕の知らない読者様」がかなりの数いるので、全く知らない人に向けても赤っ恥を公開しているのである。それでも公開するのをやめないあたり、自分が他人の娯楽である事に対する心酔があるのかもしれない。

 なんかすっきりしない部分があるので後日続きを書くもと言いつつ、今日のところはここまでっ。


9月5日 偶にはこう言うことも

 恥ずかしい話なのだが、うっかりしてbk1の払い込み用紙をなくしてしまった。慌ててbk1のカスタマーセンタに電話して、再発行してもらった。無料で再発行、しかも切手を貼って送ってくれるのだから、やっぱりbk1は優良企業である。

 さーて。払いに行こうか。そう思って封書をあけたら。

 …別人の払い込み用紙だよ

 少なくても僕は、肉単(肉単 (語源から覚える解剖学英単語集))なんて注文した記憶はない。もう一冊も医学書だし、これは医大生かそのあたりを専門にやっている人じゃないかしらん。医学系は耳学問な僕の買うような本じゃないです。

 あわてて、bk1に問い合わせしようとしたら、既に「ごめんなさい。間違えました」と言うメールが届いていた。とりあえず、これで一安心。

 bk1がこう言うことをミスするのは超珍しいので、えらくビックリしました。なんか話を聞くと、間違って出したほかの人の払い込み用紙を封筒に入れちゃって、僕のが机に乗ったままである事に、後で気がついたらしい。

 まあ、僕としては。

 bk1に借金しているので実の所何にも文句言えないところであります。…ごめんなさい。できるだけ早く振り込むよー。


9月6日 ちょっと息抜き

 サーファーVSサメ 南オーストラリア・海の恐怖

 人類の底力と言うか何と言うか。普通勝つかよ!? 

> オーストラリアのサーファーが、腕や脚に噛みついてきた体長4メートルのホオジロザメを連続パンチで撃退した。

 連続パンチって。4mのホオジロザメがパンチに負けるって。僕は昔からわりとサメが好きで色々調べた人なんですが、それだけにこれはビックリ。

 ちなみにこう、サーファーとかがサメに襲われやすいのは、水面近くに浮いている物体を「餌」として認識しやすいサメの生態と関わりがあると推測されています。まあ、サメの多いところでサーフィンとかすると、普通に泳ぐよりも襲われる危険性が高いとかなんとか。

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 土星の輪が薄くなる…NASA探査機で観測

 これは正直ビックリ。確かに宇宙なんて刻一刻変わっている空間なのに、この発想は僕にはなかった。

 人間の寿命のペースですら厚さが変化するというのなら、それは面白そうな研究になると思います。輪の起源すらはっきりしていない現状、研究が進むのが楽しみですね。


9月7日 はやすぎたんだ

 京極夏彦さんの妖怪シリーズ最新刊『邪魅の雫』の発売予定日が9月22日と報道されていた事に対して、京極夏彦さんが「週刊大極宮」のサイトでコメントを発表されました。

> 邪魅の雫の発売予定日が公表されたようですが、正直言って聞いてないです。びっくりです。

 びっくりです。

> 昨日だって原稿渡してるじゃないの(笑)。それなのに22日発売って、どういうこと!! その日に発売ならもう終ってなきゃいかんでしょうに。

 全くその通りで。

 まあ、どうやら出版社側(たぶん編集ではなく営業か広報あたり)は「9月中に発売」京極さんは「9月中に脱稿」のつもりで、それぞれの仕事をしていた、と言う風に見えます。それ自体は事故みたいなもんなんだろうけど…

> 原稿があがる前から発売日も、定価も決まってて、表紙までできてるというのはフシギですよ。定価が決まってるということは、書く前から枚数も決まってということで(笑)。やっぱりびつくりです。表紙の写真なんか、広告で初めて見ましたから。これまたびつくり。

 ここまでやっちゃったのなら、正直そりゃ講談社が全面的に悪いよ! としか思えませんな。京極さんが怒るのも当たり前だな。誰が損したかって言うと、発売を信じていた読者と、京極さんなのですから。ちなみに僕は損した人です


9月8日 少年! 走れ!

 マジレンジャー&響鬼さんの劇場版見てきた。

 ――父と姉と一緒にね

 ツッコミしたい気持ちはわかるが、突っこむな。誰も彼もが、悲しくなるだけだ。いいか、突っこむなよ!

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 まあ、何だかんだ言って楽しんできたので、劇場版について文句を言うつもりはないんですが(あれはTVシリーズ本編とは別物だしね)。

 正直に言えば、劇場版、そして今週以降のTVシリーズの響鬼の脚本が井上敏樹氏、プロデューサが白倉伸一郎氏に変更と言う話は同意できません。多くの平成ライダーファンはまあ、井上さんの脚本を憎んでいると言う話もありますが、僕は彼が「納豆に手を出すな!」「ブラックガイン」の脚本家であるあたりが理由で、そんな嫌いではありません。

 だけど…その、この半年間プロデューサとして、響鬼の世界を作り上げた高寺成紀氏の世界を踏襲してくれる脚本家とプロデューサであるかどうかと言うと、それはちょっと信頼しきれません。

 これからの半年間で、どう響鬼と言う作品の評価が変わっていくか、響鬼と言う作品がどんなメッセージを発していくか。見守りたいと思います。


9月9日 《とても楽しいゲームでした》

 瀬名秀明『デカルトの密室』読了 →bk1

 力作でした。今までの瀬名秀明の著作の中で一番楽しんで読めた。

 人工知能コンテストに参加するためにロボット・ケンイチと共にメルボルンを訪れた尾形祐輔は10年前に夭折したはずの、天才科学者フランシーヌ・オハラと再会を果たす。瓜二つの〈人形〉中国人の密室、デカルトの密室、宇宙の密室…人工知能は、そして人間は自我足りえるのか。……と、言うお話。

 これが実に複雑で、ボリュームがあり、えらく贅沢な構成になっております。ロボットSFとしても読めるでしょう。密室ミステリとしても読めるでしょう。また、デカルトを中心とした哲学の話としても読めるでしょう。

 しかして、その本質を僕は「小説についての小説」と判断しました。こいつはメタだぜ! 小説家、と言う側面を持つ尾形のキャラクターと、それを見て成長し、多くの小説に触れて成長したケンイチと言う、二人の主人公の視点をうまく使って、文章を書くということの意義を語っています。

 随所に散りばめられた『指輪物語』の引用がその本質をより深く演出しています。サムの言葉を引用したとあるシーンでは、胸が熱くなりました。やっぱりサムかっこいいな! と改めて思った次第であります。

 と言うわけで、個人的には今度文庫化される『BRAINVALLEY』読む暇があったらこっちを読めと言いたいです。


9月10日 DOG BREATH

 トム・エバーハート展に行ってきた。

 相変わらずスヌーピーと言う題材で、非常に動的な、攻撃的なスタイルのデザインなのがたまらない。ただ、販売会社の都合で、来年からはエバーハートの個展は実質上なくなってしまうらしい。最後と言うことで特別展示されていた初期からの作品が見れて良かったです。

 しかし、販売会社の都合と言う大人の世界が嫌な感じだなあ。アートの世界に商売持ち込んでる空気がプンプンであった。まあ、商魂逞しいくらいじゃないと、そもそもアーティストさんを売り出せないのはわかるんですけどね。

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 2025年の火星入植を目指す新興企業

 数日前のニュースだけど風化する前にまとめておく。

 民間企業が「本気で」火星入植を目指すってのは素敵ですね。あれは月開発の話ですが、小説の『第六大陸』を連想してしまうお話であります。

 このプランニングの面白い所は、「地球から材料を持っていかない」と言うところでしょう。ユニークです。でも考えると、建材を地球から持っていくと打ち上げにものすごいコストがかかるわけで。案外現実的なプランにも聞こえます。

 何にせよ、こう言う意欲的な取り組みは支持してしかるべきと言うのが、我々の流儀であります。20年後が楽しみになってきました。


9月11日 噛む力は現生生物最強

 少女がワニを捕獲、テレビの動物番組を参考に少女がワニを捕獲、テレビの動物番組を参考に

 ええええええええええええええええ!? クロコダイル・ハンターって、スティーブ・アーウィンかよ!?

 まあ、実際にワニ類の共通の弱点として「口を開く力が弱い」と言うのがあります。ワニに襲われそうになったら、まず何か持ち物を投げて、ワニがそれに噛み付いている間に上から口を押さえ込むと勝てるそうで。ワニの種類にもよりますが、輪ゴム(どんな輪ゴムなのかはしらんが)で口を押さえらえるらしいです。

 もっともワニの最大の恐怖は、開く力がものすごく弱いかわりに、噛む力は現世の生物最強と言う点にあったりします。成体のクロコダイルであれば、その力は1350キロにも達するとか。噛み付かれたら、もう絶対逃げられません。人間の骨なんぞ咥えられただけで簡単に砕けます。

 つまりワニを捕獲するさいには、恐れず噛まれる前に、相手の最大の武器にして弱点である口を封じるために、踏み込んで鼻面を押さえ込むのが最善の策であるわけですな。

 ただ、これ、知っていても実行出来るかどうかはかなり別問題で、僕の様なチキンは相手が地上にいるのを良い事に走って逃げそうです。ニッキーちゃんの行動力と決断力が優れているから出来た事で。こりゃー頭が上がりません。脱帽。


9月12日 政治の話は嫌いなのだけど

 ちょっと軽いバイトにありつけた。エクセルのデータ入力である。おかげで手に入った報酬。やった! これで今月も本が買えるぜ!

 …bk1への借金返済でほとんど消えました
 あ、あと次の報酬は電話代に消える予定であります。……とほーっ。

 …商品の購入はもうちょっと理性的にしようね。えへ。

*****

 このサイトはあまり政治問題に触れる気はないのですが、一言だけ。

 自民の圧勝は予想を超えるものでした。これで、現状のまま、何を手を打たなければほぼ確実に、32条を失効させる障害者自立支援法が可決されるものと思われます。

 我々の戦いはこれからです。


9月13日 想像力を持たないもの

 ジャーナリストの勝谷誠彦氏のサイト勝谷誠彦臨時革命ペ−ジにある勝谷誠彦の××な日々が酷い。あまりにも酷い。あまりに酷くて僕の文章で酷さを伝えきれるかどうか、真剣に不安になったくらいに酷い。

 事の発端は、■2005/09/12 (月) まだこれは終わりの始まりの第一段階に過ぎないのだ。である。この中で氏はこう語る。

> 番組の中でアメリカ事情に精通した小西克哉さんが「先の大統領選挙に似ている」と言ったのは至言だ。政策から言ってもイラク侵略をめぐる世界の世論から言ってもケリーが勝つことは当たり前のようであった。しかし実際に票を入れたのは今回ニューオリンズで佃煮になっている太った黒い人たちである。

 おおよそ信じがたい文章です。あまりに酷くて、理性がこの内容を理解するのを拒んだくらいです。人間としてこんな文章書くやつはありえないと思います。この「ニューオリンズで佃煮になっている太った黒い人」と言うのは、恐らくはカトリーナの被害にあい、溺死や感染症に苦しんでいる、ニューオリンズの6割を占めると言われている黒人の皆様のことだと思うのですが。

 しかしこの解釈をすると、腑に落ちないことが出てきます。「しかし実際に票を入れたのは」の部分です。確かにニューオリンズではブッシュの支持率の方が高かったのですが、それを投票したのが黒人であることを裏付けるデータが存在しないのです。
 ジョージア州での出口調査の調査結果では、投票に来た黒人の88%がケリーに投票しています。アメリカ全土で考えても、地域差はあれ、黒人の80%以上がケリーに投票した、と言うのはほぼ疑いのない事実のようです。
 また、それ以上に根本的な問題として、アメリカの選挙のシステムについても触れるべきでしょう。こちらから引用します。

> 州単位で最多票を得なければ選挙人を獲得できないため少数政党の候補者は事実上立候補できません。また、日本のような「住民登録」制度がないため、選挙権があっても選挙人登録をしなければ選挙をすることができません。

 調査によれば、貧困層の選挙権登録率はやはり低いようです。つまり、今回被害にあった黒人の多くは、そもそもブッシュにもケリーにも票を入れていない可能性がかなり高いと言う構図が見えてきます。「ニューオーリンズの低地帯に住んでいる人が大統領選挙でブッシュに投票した」と言うデータは存在しないのです。

 まがりなりとも、プロのジャーナリストであり、TVでもコメントを繰り返している氏がこの事を知らなかったとは言わせません。知らなかったのならジャーナリストとして最低だし、知ってて上の文章を書いたなら人間として最悪です

 さるさる日記管理人、ばなな氏もあまりにもあまりと思ったのでしょう。13日、この日記に対して禁止行為の「・特定の個人や団体、国や人種などを中傷する表現があった場合」に該当する文章とみなし、削除を要請します。それに対する勝谷誠彦氏の返答は想像を絶するものでした

> 途中携帯のリモートメールで下記のさるさる日記からの通告を知りタクシーの中ながら本当に吐きそうに。「小さな政府」でも「大きな政府」でもなく「強い政府」の誕生からわずか十数時間。これまで5年3カ月の間いっさい検閲のなかったさるさるの管理人からかかる強圧的なメールが来るのが偶然だと思えるのはよほどおめでたい人だろう。

 おめでたいのはお前だ
 この人は事もあろうに、あのわかりやすい警告の理由が、小泉政権批判だと思っているのです。恐らくは、ばなな氏も、このあまりの飲み込みの悪さに愕然としたのでしょう。再びメールで、今度は具体的に該当箇所は「しかし実際に票を入れたのは今回ニューオリンズで佃煮になっている太った黒い人たちである。」と通達します。それに対する勝谷誠彦氏の反応は、また、我々の想像を絶するものでした

> みなさん興味がおありだようで膨大な同様な指摘を頂戴しましたが、もちろん私が検閲を受諾して訂正などするわけはありません。 「佃煮」にしたのが誰かという姿をそこで思い浮かべる批判的想像力を持たない方々に媚びて文章を書くつもりはありませんし、いかなる解説を自分の文章に加えるつもりもありません。

 想像力を持たないのはお前だ
 おおよそ、想像を絶する事ですが、氏は「太った黒い人たち」と言うのが差別的表現であることを、一切気にかけていないようなのです。もちろん「佃煮」と言う表現と合わせてつかうことにより、それが死者を愚弄する言葉になっているという自覚なんか持ち合わせてはいません。氏はこの文章を首からぶら下げて、ハーレムやニューオリンズの避難所を歩けるのでしょうか。その位恥のない、気のきいた文章だと思って書いたのでしょうか。なによりインターネットと言う国際的なツールを媒介にして、発表して大丈夫だと確信して発信したのでしょうか。

 こればかりは氏の言うとおり、検閲というのがどういうものかを知る言い機会だと思います

 もう書かなくて良いからね。


9月14日 「あれ――? 猫丸先輩」

 倉知淳『猫丸先輩の空論』読了 →bk1

 面白かった面白かった。

 最近講談社からはフリーター探偵と言うあんまり嬉しくなさそうな二つ名を頂戴してしてしまっている、猫丸先輩シリーズの最新作です。今回は短編集であります。

 何と言っても猫丸先輩と言うキャラクタが楽しい。童顔で小柄、ともすれば中学生にも見えるようなこの男、でも年齢は確実に三十代を越しているはず…そんな年齢職業不詳の猫丸先輩が、やたら好奇心に任せて動き回って、事件をあっという間に解決してゆく。そのテンポが実に楽しいのです。

 そして本作最大の特徴は、最もらしい結論を全ての作品で出しているものの、それが真実かどうかは明らかにされていない…そう、探偵もののテンプレートである、「犯人との対決」がないのですな。そこが『空論』である所以なのでしょう。

 ちなみにこの本、各タイトルが全部色んな作品のパロディなんですな。こう言う遊び心を外さない倉知節が僕は大好きであります。もっとやれー。

*****

 ちなみに回って来ているフェチバトンと駄目人間バトンは後日。かなり悲しい解答が期待できそうな自分が嫌な感じであります。


9月15日 8年前もこれだったんだろうか

 8年ぶりに歯医者に行く。ちなみに8年前に行った時の診察結果は「虫歯ないよ。気のせいでしょ?」であった。しかし今回は、チョコレートなんかを食べると、今まで未体験の染みる感触があるのでさすがに虫歯だろうなあ。

 そう言うわけで右奥歯が痛むと、歯科助手さんに説明しました。

「じゃあ、口開けてくださいー。(口の中覗きこんで指突っ込みながら)んー。それらしい歯はありませんねえ」

「あの…そっち左です

 逆の方見られてもあるわけありません。つうかあったら困るわ。
 ところが右のほうを見ても異常らしい異常は見当たらないとの事。しかたがないので、上下両方レントゲンを撮ることにしました。

 素人目にもわかるくらいはっきりと虫歯ないよ

 …これは8年前と同じ「理由がわかりません」と言う落ちか!? と、思いきや、先生からこれは「噛みしめ」の問題ではないかと言う指摘が。

 いわく、人間は常に顎に力を入れて、歯を噛みしめていると、頭痛や歯周病、顎関節痛、肩こり、腕の痺れ、腰痛、舌痛症などの障害が起こるとの事。言われて見るとなるほど。そう言えば僕はけっこうな頻度で噛みしめている気がする。

 そう言うわけで明日も歯医者さんに行ってもうちょっとお話聞くことに。さてはて、どうなるのかしらん。


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