残像


『渚にて』

久しぶり・・
テーブルをはさんで向き合うのは
照れちゃうから
このお店でて歩きましょう


何から話したらいいのかしら
ずっとそんなこと考えていたけれど

話さなくてもわかる気がするし
一つ一つ紐解くように
ちゃんとお話ししてうなずくのもいいし
ちがうことはちがうってちゃんと言いたい気もするし
きっとお互いに誤解も多かったかも知れないかもね

ねぇ
わたしって相当に勘違い女かしら
これでも相当悩んだのよ

とても哀しくて涙がでない日がなかったんだから
あなたにはそう伝えたでしょ
ほんとうよ

でもね不思議とあなたへの気持ちは
揺るがなかったわ


そんなはずはないって
ずっとそう思っていたの



あのときいっそのこと嫌いだって
好きな子がいるんだって
嘘でもいいから
そう言ってくれていたら

きっとあの時苦しくても
あなたへの気持ち
きっと諦めていたと思うわ


私達

意地っ張りで天の邪鬼で意気地なしなんだから


遠回りしちゃったね

でもいつもそこにいてくれた
だから・・
だから・・

うん・・

ねぇなにか言ってもいいんだからね

あなたの手・・暖かい

私達って不思議よね


泣いちゃだめ

だめなんだから・・

だめなんだから・・





もうすぐ日が沈むね
あの水平線の向こうに夕陽が沈むね



2002/06/04

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