
しばし休息中。
ごめんなさい。
かといって鬼の看板を
下ろすつもりはないのです。
ちょっとだけ鬼のこと。
(2007.04.02)
「鬼」という言葉でひとくくりにあらわされるものの底辺はとっても広いのです。
民話や伝説に出てくる鬼、図像化された鬼、芸能に出てくる鬼、心の鬼と実に様々。
これはわけの分からない超越的な存在を総称して「鬼」といっているからだと思うのです。
そして「鬼」というのは極めて相対的な概念。
だから、あなたが「鬼」だと感じるものが、「鬼」だと思うのです。
「あなたにとって、鬼とは何ですか?」
このサイトの表紙にまず掲げたのはこの問いかけでした。
「鬼」について語るには、これが一番重要なことなのではないかという思いは変わりません。
この問いを見た方が、一瞬でも考えてくれる、それだけでも十分意味のあること。
私にとって、最も興味のあるのは、排除の意識の対象としての鬼。
あらゆる意味での境界外の存在としての鬼。
異人であり、アウトサイダーであり。
天狗とか河童とか異質のものをあらわす言葉は他にも沢山あるけれど、
「鬼」という言葉に込められた深い闇は他のものに置き換えることは難しいのではないかと思うのです。
正面きって鬼のことを語ることは少なくなってしまったけれど、
そういうことに関する興味は相変わらず持ち続けているようです。