Last Up Date 2003/02/07
第5章 小説
第2条 小説の必要科目
第6項 書いて書いて書けっ!

 ここまで来たら、あとは作品を書くだけです。いくら理論を理解しても、実際に書かなければ意味がありません。さあ、書 いてみましょう……と言いたいところですが、その前に。
 まず、気をつけていただきたいのは、今まで書いてきたことを守る、ということです。せっかく書いても、間違った(当てずっぽうな)方法では意味がありま せん。間違った漢字を百回千回書いても、正しい漢字は書けないのですから。
 次に。実を言うと、ここまで書いてきたことは、小説よりも文章(エッセイや論文)の基礎です。小説やエッセイ・論文を書くにはもっと知るべきことが多く あります。それについては、随時、書いていきます。
 三つ目は、数をこなすことです。一つ一つを丁寧にやってもよいのですが、やはり、こういった技術系は数をこなして自分のものとなるものですから。

 それを踏まえて。まず、ショートショート(掌編)・短編を書くことをお勧めします。ショートショートがどんなものか知 りたければ、講談社から『ショートショートの広場』を読んでください、この本は読者から応募した作品を掲載している文庫です。昔は星新一氏が選考していま したが、今は阿刀田氏が選考しているはずです。
 この阿刀田氏、『短編小説のレシピ』という新書を出しています。ここで、阿刀田氏は短編小説の面白さを語っています。短編小説とはどんなものか知りたけ れば、この本はお薦めです。
 人によっては、短編やショートショートばかり書いていると、長編が書けなくなってしまう、という方がいます。しかし、それはどうでしょうか。技術的な問 題から言えば、方法論の違いですから、その方法さえ分かっていれば問題はないはずです。また、長編を書く気力が養われないと言いますが、短編も上記の作品 を読んでいただければ分かりますが、短編であるがゆえに、緻密さが求められ、そのための気力はけっして長編のそれに足りないとは思えません。
 とは言っても、何を書いていいのか分かりませんよね。そこでヒントを一つ。野口悠紀雄『「超」文章法』で、「パソコン文章の最大の利点は、すぐ書き出 せ、何度でも直せること」と言っています。これは使えそうです。ここで、さらにヒントをもう一つ。私の友人が企画している中に、「1kbの電脳詩」という ものがあります。これはテキスト文章で1bから1.99kbまでの文章を書いてみようというものです。これを利用して、何かテーマを見つけて文章を作って みてはどうでしょう?

*このページに書かれていることは、壬桜華の私見であり、必ずし も絶対とは言えません。
最終的には、ご自身で判断してください。


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