Last Up Date 2003/01/06
第4章 原稿用紙
第2条 原稿用紙の書き方

 最初に言っておきたいことがあります。これから書くことは多少幅があります。それは原稿用紙の書き方が一つだけではな く、いくつか存在するうえ、しかもどれも正しいと言えるからです。
 まず、絶対的な原則からやっていきます。ここで、原則が複数があるものもありますが、後に説明しますので、ここではあるということだけ覚えておいてくだ さい。

(1) 一マスに一字(一符号)。拗音・促音も一字一マス。アルファベットの場合は横書きにして、大文字は一字一マス、小文字は二文字一マ ス。
マス目の使い方
(2) 題名は二行目から書く。
  ・一字の場合は、四文字から七文字ほど空けてから書く。
  ・二字・三字の場合は、二文字から三文字ほど空け、文字の間を一字空けて書く。
  ・二十字以上の場合は、二行に分けて書く。その場合は一行目から書く。
(3) 副題は本題の次の行に書く。本題より一、二字下げてから書く。──でくくる場合もある(この時は二字分)。
題名の書き方
(4) 氏名は題名の次の行に書く。その時、下を一、二字空ける。学校名・クラス名・出席番号・肩書きなどを書く場合は、氏名の上に書く。
(5) 本文は氏名から一行空けて書くのが原則。ただし、氏名の次の行に書く場合や二行以上空ける場合もある。
氏名
(6) 書き出し・段落の始めは一マス空けてから書く(第2章第3条「段落の意味」参照)。
書き出し
(7) 編・章・節・小見出しをつける場合は、
  ・一、二字空けてから符号などを書く。
  ・符号から一字空けてから見出しを書く。
  ・二行分とって二、三字空けてから書く。
見出しの書き方
(8) 句読点、記号などは一字一マス。!、?のあとに一マス空けるが、句読点のあとに一マス空ける必要はない(第2章第4条「句読点の使い 方」参照)。
(9) 会話文は「」でくくる。
(10) 会話の最後は。」の形で一マスに書いてもよい。同様に、。』や。)も一マスに書いてもよい。
(11) 句読点、」』)などが行頭に来る場合は、前行の最後のマスに書いた文字と一緒に入れるか、マス目の下に書く。
(12) 「『(などが行末に来る場合は、行末を空けて次の行頭に書く。
行末・行頭処理
(13) フリガナは、縦書きの場合は文字の右に、横書きの場合は文字の上に書く。
(14) 引用文を書く場合、短い引用文は「」でくくる。長い引用文は引用文すべての行頭を二字空けて書く(他にも、引用文の前後の一行を空 ける方法もある)。*他人の著作物から引用する場合は、原文のまま書く。
引用の書き方

 ここまでが守るべき原則です。これらの原則は文章を書くうえでの共通ルールですから、この辺を間違えると、文章を書く 人としては、あまり良い評価はされません。小説家の中にはルール無用という方もいますが、ああいうのは本当に例外です。まさに完成の世界のみで生きている 人々です。

 数字の書き方について少し書いておきます。基本的に、数字の書き方は統一されたものはありません。しかし、縦書きの場 合は漢数字で書くのが原則です。また、十、百、千、万、億、兆などの単位語を用いるのが一般的です。ただし、年月日・統計表・百分率・経度、緯度・標高、 水深、深度・身長、体重などは例外です。
 横書きの場合は、算用数字でも漢数字でもどちらを使っても構いません。ただ、算用数字は二字で一マス、漢数字は一字一マスです。また、固有名詞・慣用句 (慣用語)・和語などの数字は漢数字で書きます。

 蛇足として。アウトプロセッサー(ワープロソフト)で文章を書くときのポイントを一つ。ワードも一太郎も、通常の設定 では字詰めをします(ヴァージョンにもよりますが)。しかし、それでは原稿用紙のように字数などが一見しただけでは分かりません。そこで、ワードは「オプ ション」にある「文字体裁」で、「文字間隔の調整」を間隔を詰めないにしてください。一太郎は「スタイル」にある「体裁」で、「追い込み」と「括弧類の重 なり処理」のチェックを外し、「ぶら下げ」をチェックしてください。そうすれば、すべての文字が同じ間隔で表示されます。
 また、同じところに「禁則処理」という項目があると思いますが、それは原稿用紙の原則にあげた(11)と(12)のことです。

 これから原則の中で幅のある「会話文」と「注・参考資料」の書き方について説明しようと思います。これらは原則に幅が あり、どれも正しいものです。

*このページに書かれていることは、壬桜華の私見であり、必ずし も絶対とは言えません。
最終的には、ご自身で判断してください。


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