ジン&ウオッカベース

カクテルの花形とも言える、ホワイトスピリッツの代表である。

双方とも、冷凍庫などで、がちがちに冷やせば冷やすほど、味が冴え渡りおいしくなる。

 

 

<ジンベース>

 カクテルのベースとしては最も多くのお酒を作ることのできる種類であす。酒屋さんなどでは一本700〜円で売られていますが、大体、そんなものでも上々です。凍らせるほど、冷やしてお飲みください。

 

「ジン・トニック」  中口 14度

 ジンをベースにしたカクテルの中ではもっともポピュラーなのがこのジン・トニックである。熱帯にあるイギリスの植民地で、マラリアよけなどの保健飲料として飲まれていたトニックウォーターにジンを入れてみたら、驚くほど飲み口が良く、おいしかった。以来、世界中で男女を問わず親しまれるようになったカクテルである。

ドライジン      45ml
トニックウォーター  適量
ライムジュース    2tsp
 
@ タンブラーに氷を入れ、ジンを注ぐ。
A 冷やしたトニックウォーター満たす。
B ライムジュースを入れる。
 とりあえずのジン・トニックと呼ばれるほど、おいしく、手軽で、さわやかなカクテル
であす。ライムジュースは、本来ならライムのスライスをグラスに入れるのですが、その
代用みたいなものです。
 トニックウォーターは、ソーダ水よりも甘味のある炭酸水です。酒屋さんでは一本、
70円ぐらいで売ってます。下手なジュースよりは、そのまま飲めますよ。
 他にもウオッカに入れれば「ウオッカ・トニック」になるなど、様々な用途があります。

 

「ジン・アンド・ビターズ」  辛口 40度

 ただでさえ男性的な味のジンが、ビターの苦味でさらにきりっと引き締まり、ドライにしあがったカクテル。甘味とフルーティーな香りを一切排除した、とても男っぽい超辛口が魅力である。

ドライジン       60ml
アロマチックビターズ  1〜2ダッシュ
 
@ グラスにビターズをふりかけ、内側をまんべんなく濡らし、余分なビターズは振り
  切って捨てる。
A 氷を加え、ジンを注ぎ、軽くステアする。

  普通「アロマチックビターってなに?」であろう、簡単に言ってしまえば「苦味のもと」である。これを加えることによって、微妙な苦味をアクセントとして加えるのだが、このカクテルに限っては、アクセントと呼ぶには強烈なものである。一口飲めば、ジンの苦さとビターの苦さでかなり厳しい、しかし、よく飲んでみると、そのビターの苦さがジンの甘さを引き出し、不思議とおいしいカクテルである。

 

「ドッグズ・ノーズ」  辛口 10度

 ビールの苦味とドライジンの辛さがひとつになったカクテル。見ただけでは普通のビー
ルと変わらず、油断して飲むととんでもない目にあう男性的なカクテルである。名前は、
ドック・ノーズ、犬の鼻だが、この犬、かなり気性の荒い犬に違いない。
ドライジン      45ml
ビール        適量
 
@ グラスにジンを注ぎ、よく冷やしたビールを注ぎ、軽くステアする。
 カクテルの基本は冷えているかどうかである。特に、ジンやウオッカは冷えているほど
おいしくなるので、めんどくさがらずに、冷凍庫に放りこんでおきたい。
 それに、冷えたビールに冷えたジンを注いだ方がおいしそうでしょう。このカクテルは、
氷も入れられないし(氷を入れられるから、冷やさないというものではありませんが)。

 


 

<ウオッカベース>

 さて、割りものカクテルの王者である。誰もが一度は聞いたことがあるような、有名なカクテルも登場します。このウオッカも冷やして使った方が、格段においしくなります。

 

「ソルティー・ドック」  中口 10〜13度

 グラスのふちを塩で覆ったスノースタイルをした、夏の代表的なカクテル。ソルティー
・ドックとはイギリスで甲板員をさすスラング。口の中にあるグレープフルーツの酸味と
スノースタイルの塩の味が、ウオッカの味をさわやかに際立たせる。アメリカ西海岸で、
大流行したカクテルである。
ウオッカ         35〜45ml
グレープフルーツジュース 適量
塩            適量
 
@ 塩でスノースタイルしたグラスに氷を入れ、ウオッカを注ぐ。
A ウオッカの2〜3倍量のジュースで満たし、軽くステアする。
 サントリーカクテルバーなんかでも、よく見るカクテルであるが、スノースタイルにつ
いて、少し。塩をグラスの淵につければいいだけだが、簡単な方法をひとつ。
 お皿を用意しておいて、そこに塩を少しいれておく。次にグラスの淵を水で軽く濡らし、
そのまま、皿の上にひっくり返しておく。こうすれば、濡れたふちに勝手に塩をがついて
くれるのである。
 つきにくかったら、グラスをぐりぐりやってください。
 ちなみに、塩がないのでも「ブルドック」または「テールレス・ドック」などの名前が
あります。面倒だという方はこちらの方をお勧めします。

 

「スクリュードライバー」  普通  10〜13度 

 オレンジジュースの風味がグラスいっぱいにみなぎる、実に口当たりのいいカクテル。
イランの油田で働いていたアメリカ人が、作業用のドライバー(スクリュードライバー)
でウオッカとオレンジジュースをステアして飲んでいたので、この名がついたとか。
 レディーキラーの二つ名でも有名なカクテル。
ウオッカ         35〜45ml
オレンジジュース     適量
 
@ 氷を入れたグラスにウオッカを注ぐ。
A ウオッカの2〜3倍量のジュースで満たし、軽くステアする。
 オレンジジュースはできるだけ酸っぱいものをお勧めします。でなければ、ウオッカの
度数を強くしてオレンジジュースを増やすとか、どちらにしろ、レシピ通りだと、若干ウ
オッカの味がくどいという人がいるでしょう。
 そういえば、余談ですが、昔「きまぐれオレンジロード」というまんがで、鮎川と恭助
がクルーザーの上で飲んだカクテルはこれだったような気がします。

 

「モスコミュール」  甘口 13度

 名前のミュールはラバのことだが、その裏にはラバの後ろ足で蹴られたようによくきく
酒という意味がある。1940年代のはじめ、ハリウッドの料理店主ジャック・モーガン
が考案したといわれている。
ウオッカ           45ml
レモン(又はライム)ジュース 15ml
ジンジャーエール       適量
 
@ グラスに氷を入れ、ウオッカ、ジュースを注ぐ。
A 冷やしたジンジャーエールで満たし、軽くステアする。
 これも結構知られたカクテルであると思う。本来なら、この後にレモンスライスなどを
飾るのだが、味的に差はないので、ここで止めにしました。レモンジュースとライムジュ
ース(ジュースというには、ちょっとという気もしますが、単体では飲めませんし)の
使用はお好きな方を、ちなみにわたしはライムの方をよく使います。

 

「ブラディー・メアリー」  普通 10〜13度

 和訳「血まみれのメアリー」というこのカクテル、イングランド女王メアリー・チュー
ダーに由来するとか。赤いトマトジュースを血に見立てているが、くせのないウオッカの
風味がトマトの中に溶け込み、口当たりはほとんどトマトジュースだったりする。
ウオッカ      30〜45ml
トマトジュース   適量
レモンジュース   1tsp
 
@ グラスに氷を入れ、ウオッカを注ぐ。
A ウオッカの2〜3倍量のトマトジュースで満たす。
B レモンジュースを入れ、軽くステアする。
 トマトジュースがオーケーな人なら、このカクテルはほんとにトマトジュースです。
飲み口はさわやかでお酒とは分かりにくいでしょう。
 レモンジュースの代わりに、レモンスライスを入れるということもあります。

 

「レッド・バード」  中口 13度

 ブラディー・メアリーをさらにビールで割ると、このレッド・バードができあがる。
 トマトの風味とビールのほろ苦さが溶け合ったその味は、まさに大人の味と言える。
 ちなみに、このレッド・バードからウオッカを抜くとレッド・アイという二日酔いの
迎え酒で知られるカクテルになる。
ウオッカ    30ml
トマトジュース 60ml
ビール     60ml
 
@ グラスに氷をいれ、冷やした材料を注ぎ、軽くステアする。
 ビールの項にも入れておきます。
 この系の割りものは、ベースのお酒の度数が強いほど、少なくて済み、その分、ベース
の臭みが抜けるということがあります。ただ、その苦さがいいということもあるので、微
妙な所です。

 

[ウイスキー&ブランデーベースへ] 

 [ラム&テキーラへ]