郵便馬車
(ゆうべんばしゃ)

 

※クソゲーム説明書
ゲーム1:スタートボタンを押して「殴れ!」の上をマウスカーソルで行ったりきたりさせます。

書記
絵画
その他

 

※相互リンクは常に募集、日々募集。
「募集?お前は何様だ」とか言われてしまうので相互応募です。
ちなみにバナー貼りつけてくれる方はこのメガネをどうぞ。

 

※メールはこちら 
quetzalcoatl2002jp@yahoo.co.jp

 
 
 
日誌

細い路地を歩いていると、なんだか家が取り壊されて土を掘り返されていた。

近頃は舗装された道ばかり歩いているせいか、土の匂いというものをすっかり忘れていた。その土の匂いとともに昔の記憶がフラッシュバックしてきた。

何の絵本かは忘れたが、赤土を絵の具にしている内容をガキの俺は見て。非常に興奮していたのである。ガキなのでさっそく絵の具の材料である赤土を探しに出かけた。

しかし当時俺は幼稚園児である、団地の3つ4つ先はもう異国と呼べるほどに遠い。赤土のある場所など到底行くことができない。

そんなとき、姉が自慢げに赤土で作ったサイコロを見せびらかせてきた。

どこで手に入れたのかはわからないが、そのサイコロは当時の俺には世界で最も貴重な物に見えていたはずである。欲しがっている俺を見ると、姉がさらに自慢げになってさらにさらに俺は欲しくなっていったのだ。

そして年月が流れて、今や赤土などに価値を見出す人はどれだけいるんだろうか。

コンビニで物を買うとき、金を渡すとすんなりと店員が受け取って交換してくれる。それは店側が金に最も価値を見出しているから交換してくれるのだ。

このように、いつからみんな金品に興味を持つようになったんだろう。どんな見知らぬ他人でも、みんながみんな意思統一されたように興味を持っているのである、これは非常に不気味だ。

みんな子供のころ一番欲しかった物があったはずだ。

そうだ、価値というのは価値があると人が思って初めて価値が生まれるのである!思わなければそこに価値は存在しない。俺は当たり前のことを忘れていたのだ。

いいか、赤土だ、赤土をもってこい!