電車で他人の足を踏んだ時


解説
  • 概要
    遅刻に引き続いてのシチュエーションは「電車で他人の足を踏んだ時」の謝り方。非常にポピュラー。特に都会に住んでいて朝に電車を通勤、通学手段として使っている人達ならば二日に一度くらいの頻度で踏んでしまっているのではないだろうか?
    そして謝り度数は前回の「遅刻編」でも記述したとおり、周りの理解度も高いということで「1謝」となる。
    しかし、ポピュラーであるからこその問題点もある。
  • 問題点
    それは踏んづけても謝らない場合が多いということである。ポピュラーであるがゆえに「非常に些細なことだし誰でもやってしまうことだから・・・」、「いちいち謝ってたらきりがない」などという無責任な考えをもってしまうことが多いのである。むろんそれは間違いであって、相手に対して身体的な苦痛をあじあわせたのだったら当然に謝らなければならないのである。
    また
    誰の足を踏んづけたのか分からないというケースも非常に多く、対処に悩まされることが多い。これらに関しての対処法は以下に記す。
  • 「謝」の対象
    これは当然のことながら“踏んづけた相手”ということになる。
    また相手が誰か分からない場合は
    “踏んづけ得る範囲にいた特定多数の人達”に対して謝ることになる。
  • 「謝」の構え
    このシチュエーションは謝り度数は低いが、だからと言って決して“簡単”なのではないことを心得てもらいたい。
    この場合、逆に繊細な心配りが必要となる。
    当たり前のことほど、キチンと出来なければならないのである。以下に注意点を列記する。
    まずは声の大きさ。小さすぎても駄目、大きすぎても駄目。理想は通常よりもやや低めの抑えた声。場所柄を考えれば分かると思うが非常に多くの人々がいる中で小さすぎては聞こえないし、大きすぎては周りをビックリさせてしまって迷惑である。また相手が分からない場合は通常の声のトーンでちょうどいいだろう。
    次に目線の合わせ方。相手が分かるときであっても通常のコミュニケーションの時のように相手を直視しすぎてはならない。目を合わせるのは相手の確認時のみ、後はやや伏せ目がちに相手の顔を見ずに「すいません」と謝ろう。これは失礼なように思えるかもしれないが、実はコレこそが“礼儀”なのである。足を踏まれたくらいなのにジッと目を合わせてしっかりと謝られた日にゃあ、踏まれた相手もどうしていいか分からない。
    相手が誰だか分からないときは、周りをすばやく見渡しながらさりげなく謝ろう。誰とも目を合わせる必要はない。
    最後に、謝る速度。これはかなり早めがいい。“踏んだ”と気ずいたら即座に相手を確認し、間髪入れずに謝ろう。こうしなければ謝る対象人物が遠くに離れていってしまうかもしれないからである。
    相手が分からなくてもこれは同じである。

(踏んだ相手の)人格別対処法
  • 怖い人
    このような相手にぶち当たったらもう、災難としか言いようがないと思うだろう。しかし逆である。こういう方々も実は、足を踏まれた程度の事をわざわざ大きな問題に発展させたいとは思っていないものである。ただし、けじめというものにこだわる傾向があるので、とにもかくにもまずは誠意を持って謝らなければならない。謝りさえすればさほど根には持たないし何事もなく終わることが多いであろう。ただし、怖がって黙りこんではならないし、開き直って好戦的な態度をとろうものならばすぐさま撃沈させられるので注意しよう。
  • サンダルの人
    夏に多いこのタイプ。特に混雑している電車に乗っているときにコレに出くわしたら幾分腹立たしい気持ちにさえさせられることもある。しかもこのタイプの足を踏んでしまうと非常に痛がられてしまい、こちらの精神的苦痛も大きくなってしまう。しかし、だからといって大げさに謝る必要は無い。普通に謝ればいいのである。なぜならサンダルを履いている人間には“サンダルを履いているという後ろめたさ”があり、必要以上の謝りは逆に相手の心を刺激してしまうことになるからなのである。意外だったかな?
  • 女の人
    この場合、特に男性諸君に対しての忠告となるのだが、ときめいてはならない。以上。
  • 神経質そうな人
    踏んではならないタイプである。こういったタイプは非常に根を持つ。しかも無作為な行為を作為を持ってやったであろうと勘違いしたり、女性に踏まれた場合などはすぐさま勘違いしたり、その他もろもろの勘違いでもって何故かそいつに付きまとわれてしまったりする結果になるかもしれない。しかし踏んでしまったのであれば上記の“「謝」の構え”で記した対処をキチンと遂行するしかない。そして、その後“絶対に”そいつと目を合わせてはならない。とにかく謝った後は意識の中からそいつを追放してしまおう。
    相手は君に踏まれた時点で、君の事を意識の射程範囲内に捕らえてしまう。その状態で君がそいつを意識してしまったが最後、ターゲットロックオン・・・ということになってしまうのである。

特別解説:踏んでないのに踏んだと言われた場合
  • 道理で考えれば謝らなくても構わないのだが、個人的には謝ることを推奨する。
    ただし、プライドがあるので

    相手「おい踏んだだろうおまえ」
    私「えっ、俺、踏みました?」

    ・・・というように一度相手に“本当に俺が踏んだのかよ”という意思を含んだ疑問の言葉を投げかけよう。
    相手が自分の非を認めることはまれであるから、その後に謝ればいいだろう。

まとめ
  • 最近はごく些細なことでも大きな問題に発展してしまう傾向がある。最近では、隣に座っている人にウトウトしていてもたれ掛かってしまった・・・というだけで障害事件に発展した例もある。
    電車という、ストレスの溜まった人間が数多くいて、しかも問題がおこる確率が高いこの場所において、いかに謝ることが出来るかどうかということは大変重要になってくるのではないだろうか。
    「足を踏む」というのは非常に些細ではあるがこんなことだからこそ、正しい謝り方にこだわってみよう。
    そうすれば電車の中さえもいつしかパラダイスに生まれ変わる日が来るかもしれない。

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