THE BOOM・宮沢和史 超自己流アルバム解説♪


THE BOOMのアルバム紹介



A PEASETIME BOOM
1989.5.21

1 CHICKEN CHILD
2 SUPER STRONG GIRL
3 都市バス
4 きっと愛してる
5 星のラブレター
6 君はTVっ子
7 おりこうさん
8 不思議なパワー
9 雨の日風の日
10 ないないないの国
11 虹が出たなら

THE BOOMの記念すべき、1stアルバム。この頃の、バンドブーム独特のノリのアルバムという感じがします。デビュー曲「君はTVっ子」。今でも根強い人気があり、ブームファンでなくても知っている人が多い、名曲「星のラブレター」、そして、MIYAが「この歌で、ブームの流れというものがある程度つかめた」と言っていた曲「虹が出たなら」。たまーに、ライブで歌ってくれる「都市バス」。「♪ にえきらないまま リコウになるから始末が悪い〜〜」というかなりイイとこついてる「おりこうさん」。「おりこうさん」は、ライブでいろいろなバージョンに変化し、スマップの「がんばりましょう」、最近では氷川きよしの「箱根八里の半次郎」「きよしのずんどこ節」「おさかな天国」に変身します。かなり愉快な曲です。

ちなみに、わたしは「虹が出たなら」が好きです。10周年の武道館ライブのオープニングで聴いた時は、鳥肌モノでした。

サイレンのおひさま
1989.12.1

1 ミ・ソ・ラ・SKA
2 FISH DANCE
3 ダーリン
4 釣りに行こう
5 僕のヒーロー
6 オレンヂジュース
7 晩年−サヨナラの歌-
8 僕はぬけがらだけおいてきたよ
9 なし
10 みにくいあの娘
11 町の郵便屋
12 気球に乗って

この頃の彼らの音楽は、スカが多いような気がします。まだまだ、バンドブームのノリですね。それでも、名曲は多いです。「ダーリン」「釣りに行こう」「晩年−サヨナラの歌−」「僕はぬけがらだけおいてきたよ」「なし」「気球に乗って」。「釣りに行こう」は、後に、矢野顕子さんと一緒に歌うことになります。個人的には、ここに収録されている「釣りに行こう」も好きです。それから、「晩年−サヨナラの歌−」は、遺書のような歌です。それなので、矢野顕子さんに「この歌だけは、お父さん、お母さんの前では歌わないであげて」と言われたらしいです。「FISH DANCE」「気球に乗って」は、ライブでも歌われる人気のある曲です。

ジャパネスカ
1990.9.21

1 100万つぶの涙
2 過食症の君と拒食症の僕
3 逆立ちすれば答えがわかる
4 川の流れは
5 中央線
6 夜道
7 ウキウキルーキー
8 おうちバイバイ
9 ルティカ
10 からたち野道

「ジャパネスカ」ということは、日本的スカってことなのかな。彼らはこのアルバムのジャケット撮影ではじめて沖縄を訪れます。これが、彼らと沖縄との大きな出会いです。そこで、MIYAは大きな衝撃を受け、ここで、はじめて、沖縄音楽と沖縄の三味線「三線」が登場します。が、まだ、このときは、MIYAは三線を手に入れていなかったため、「100万つぶの涙」は普通の三味線で録音されているんです。
この頃、ジッタリン・ジンというバンドも沖縄音階を取り入れた音楽を作っており、「100万つぶの涙」を聴いた音楽関係者は「ジッタリン・ジンのようにもっと明るい内容の曲を 作りなさい」と言われたらしいです。そして、超名曲「からたち野道」も登場。かと思えば、今までのノリが濃い曲「過食症の君と拒食症の僕」「逆立ちすれば答えがわかる」「夜道」「ウキウキルーキー」。「ウキウキルーキー」は、MIYAの幼少期の頃の出来事の歌。「♪近頃うちの町内に おかしな車がやって来た・・・・・」。なかなか笑えるのですが、スリルのある曲です。
そして、「中央線」という名曲も誕生します。

あとは、このアルバムには、何を隠そう(別に隠さなくてもいいんだけど(笑))、わたしがブームというバンドにハマってしまったきっかけの曲「からたち野道」が収録されてます。この歌をはじめて聴いた時は、ホント、ド肝を抜かれました(笑)でも、この曲のおかげで、今のわたしがあるのです。感謝の1曲です。

思春期
1992.1.22

1 思春期
2 子供らに花束を
3 ひのもとのうた
4 みちづれ
5 きょうきのばらあど
6 星を数えているうちに
7 憂鬱なファーブル
8 そばにいたい
9 島唄
10 サラバ

「♪どうやら僕ら 思春期のようです〜 これでやっと大人になれそう・・・」と言い残し、彼らは、約半年間の休止期間を迎えます。このアルバムは、今までのアルバムとはちょっと違った感じで、ちょっと、世間を突き放したような作品があるかと思えば、「そばにいたい」のような、包み込むような歌もあります。なんだか、彼ら自身がまさにバンド活動の「思春期」を迎えてるような、何かに迷っているような、でも、それがよく分からなくて反発してるような、そんな感じを受けました。
それでも、ここには、後に、今や日本中だけでなく、海外でもヒットを飛ばす「島唄」という、超すごい作品が収録されてます。そして、「サラバ」と言い残し、彼らは世界に音楽の旅に出るのです。でも、それは永遠の別れではなく、彼ら自身新しい音楽との出会いの旅に出掛けたような気がします。

ただわたしは、「島唄」は、かなりイカシタ、ロックだと思ってます。

FACELESS MAN
1993.8.21

1 いいあんべえ
2 YOU'RE MY SUNSHINE
3 真夏の奇蹟
4 有罪
5 雪虫
6 18時
7 Honey! Your turn
8 目覚めのメロディー
9 帽子の行方
10 Black Guitar
11 YES MOM!
12 祝日が一日もない町
13 幸せであるように
14 月さえも眠る夜
15 いいあんべえ(毛遊び)〜唐船ドーイ(沖縄民謡)
16 つばき

前作のアルバム「思春期」で「サラバ」と言い残し、彼らは今までとはガラリと変わったリズムをかばんの中にたくさん詰め込んで帰ってきました。「いいあんべえ」などの沖縄音楽は健在ですが、今までのアルバムと曲調がガラリと変わりました。今までには無かった、英語の歌なんかも入ってます。

バンドを休止していた頃、MIYAは、ディック・リーのオペラ「ナガランド」に出演しており、そのせいか、歌声の発声もかなり変わります。今までにも増して、深みがあり色気のあるとても素敵な歌声になります。それは特に、「有罪」「月さえも眠る夜」「帽子の行方」「幸せであるように」などの熱唱系の曲で証明されています。「月さえも眠る夜」は、タイのコサムイ島を旅した時、バイクに乗ってる時に、浮かんだ曲だそうです。
「幸せであるように」は、「ナガランド」で共演した、フィリピンの女性歌手、ジュディス・バナルとの共演です。この歌は、体育館で一発勝負で録音したそうです。かなりの名曲です。

個人的には、「帽子の行方」が、かなり陰の名曲だと思っています。宮沢和史の新たな才能が開花したような凄いアルバムだと思います。

極東サンバ
1994.11.21
 
1 Human Rash
2 風になりたい
3 TOKYO LOVE
4 Far east samba
5 帰ろうかな
6 carnaval-カルナヴァル-
7 Poeta
8 モータープール
9 東京タワー
10 It's Glorious
11 berangkat-ブランカ-
12 10月
13 それでも気車は走る
14 HAJA CORACAO
個人的に一番好きなアルバム。「極東サンバ」という名の通り、ラテン色、民族音楽色が濃いアルバムです。サンバ、ボサノヴァ、インドネシア、ジャマイカ・・・。彼らは、ブラジル、東南アジアに帆を向けたようです。

「みんなが楽しく、踊って歌える曲はサンバしかない」と宮沢氏は考えたようです。そこで、日本人にしか出来ないサンバを作ったらしいです。そこで生まれたのが、名曲「風になりたい」。確かにこの歌は、みんなで踊って歌って楽しめる曲です。ライブでも一番ノれる曲かもしれません。その他にサンバ調の曲として、「TOKYO LOVE」「carnaval」、ボサノヴァ調の曲として「Poeta」があります。他にもラテン色が濃い曲がいっぱいです。

「It's Glorious」は、MIYAの子供が生まれたときに作られた曲です。「♪It's so Gloriors  神の手を伝わり小さな命が生まれた〜・・・」なかなかの名曲。
「帰ろうかな」は、レゲエと日本祭りがミクスチャーされている、工夫の一曲。かなりイカシタ編曲になっております。
「Far east samba」は、メチャクチャかっこいいです。

「10月」「それでも気車は走る」は、かなりの名曲。まさに、「サウダージ」(南米的郷愁)という感じです。

個人的には「それでも気車は走る」「Poeta」「Far east samba」「carnaval」が好きです。


Samba do Extremo Oriente

  
1 Human Rush
2 Vento de Amor
3 TOKYO LOVE
4 Far East Samba
5 Kaerokana
6 Carnaval
7 Poeta
8 Motor Pool
9 Tokyo Tower
10 It's Glorious
11 Berangkat
12 10 gatsu
13 Soredemo Kishawa Hashiru
14 Haja Coracao
15 Sunano Misaki(Ponta de Areia)

このアルバムは、「極東サンバ」のブラジル発売盤です。わたしは、たまたま東京に行ったときに、このCDを見つけて、うれしくてうれしくて即行で買いました。

「風になりたい」が、「Vento de Amor」となって、ポルトガル語で収録されてます。その他に、「極東サンバ」では収録されていない「砂の岬」が収録されています。この歌はもともとはブラジルの有名な曲だそうで、MIYAは三線など入れて東洋風にアレンジしています。(といっても原曲は聴いたことないのですが・・・(笑))でも、「砂の岬」は名曲ですね。

TROPICALISM-0°
1996.7.1
     
1 JUSTIN
2 TROPICALISM
3 漁火
4 TIMBAL YELE
5 Call my name
6 街はいつも満席
7 砂の岬 Ponta de Areia
8 JET LAG
9 手紙(DOWN TO TRIP MIX)
10 幸せと書いた手紙
11 Samba de Tokyo
12 ほほえみ
13 空想の戦場
14 僕
15 夢を見た
16 時がたてば

このアルバムは前作「極東サンバ」より、もっともっと民俗色が濃ゆく濃ゆくなっております。
1曲目の「JUSTIN」は、シンガポールの歌手ディック・リーとの共演です。2曲目の「TROPICALISM」は、MIYAは、「今世紀最高のロック」(当時20世紀)と称しておりました。
「TIBAL YELE」「Call my name」は、打楽器をふんだんに取り入れた曲になっています。「Call my name」は、阪神大震災の被害に遭った人への応援歌だそうです。でも、この歌は、人生の応援歌とも言えるかもしれません。宮沢氏の人生論かもしれませんね。
「JET LAG」は、ジャズ調のかっこいい曲。ちなみに「JET LAG」とは、「時差ぼけ」という意味。
「幸せと書いた手紙」は、ちょっと韓国調な曲。結構好きです。「空想の戦場」の歌詞はとてもかっこイイです。宮沢氏独特のスタイルで世の中を風刺しています。「夢を見た」は、矢野顕子さんとの共同制作。
そして最後「時がたてば」は、フォークソングになっております。

No Control
1999.5.12
     
1 墓標
2 月に降る雨
3 SHOOT ME DOWN
4 大阪でもまれた男
5 敬称略
6 不自由な運命の中で
7 ねんねこよ
8 Electronic Parade
9 オキナワ
10 ありがとう
11 ごはんがたけた
12 故郷になってください
このアルバムは、前作「TROPICALISM」から、3年後に発売になります。このアルバムからレコード会社が変わります。(ソニー→東芝EMI)

3年間の休養の後、また一回り大きくなって帰ってきた、という感じがするアルバムです。特に、民俗色が濃いわけではないのですが、ある意味濃いアルバムだと思います。この年は、バンド結成10年目の年で、ライブでもすごい盛り上がりました。

「敬称略」は傑作ですね。「♪××××××頼む、金貸してくれ!」は、最高です。
「墓標」もものすごい名曲。しょっぱなから、「ん?お経!?」っていう感じなんですが、サビのところのメロディは最高にキレイです。三線、笙、二胡、篳篥、琵琶など雅楽の楽器が使われています。
「オキナワ」は超ロックな曲。「島唄」の「続き」だと宮沢氏は言っております。
「ごはんがたけた」は、子供達だけが歌っています。作詞作曲が宮沢和史氏です。うまく韻をふんでいる曲になっています。詩にこだわっているMIYAのかなりの名曲。
「ありがとう」は、恋愛の応援歌。
そして、最後「故郷になってください」は、ホッとする一曲です。この歌を聴くと情景が思い浮かぶとても綺麗な曲です。

LOVIBE
2000.10.4
    
1 I'm in love with you
2 子供のように
3 いつもと違う場所で
4 BOSSA NOVA SWING
5 夏がとまる
6 この広い世界で
7 I don't wanna say No
8 そこが僕のふるさと
9 口笛が吹けない
10 天に昇るような気持ち

このアルバムは肩の力を抜いて聴けるアルバム。

「いつもと違う場所で」は、ライブでも盛り上がった、めちゃくちゃかっこいい1曲。
「そこが僕のふるさと」は、宮沢氏の故郷、山梨県を歌っています。大宮ソニックシティにライブに行ったとき、「♪中央線に乗り〜〜〜」部分が「♪埼京線に乗り〜〜〜」と歌っておりました。ちなみに、渋谷公会堂のときは「♪東横線に乗り〜〜〜」だったっけかな。それなので、この部分は、ライブの時は、そこの土地に行く乗り物の名前が歌われるようです。
「口笛が吹けない」は、ドラマで中村雅俊が歌ってくれたんですよね〜。中村雅俊が先生の役で、生徒の前でこの歌を聴かせるんですよ。なかなか良かったですよ。
「天に昇るような気持ち」は、個人的にかなり好きです。途中のラテンの部分が好きです。この歌は、たまに口ずさんじゃいます。

OKINAWA〜ワタシノシマ〜
2002.6.19
   
1 この街のどこかに
2 ひゃくまんつぶの涙 2002
3 いいあんべえ(monoaural mix)
featuring KICK THE CAN CREW
4 さとうきび畑
5 Shima-Uta(acoustic)
featuring IZZY
6 太陽アカラ 波キララ
7 ひのもとのうた2002
8 砂の岬 Ponta de Areia
9 十六夜月に照らされて
10 島唄 2002
11 十九の春
12 沖縄に降る雪(acoustic)
13 墓標

このアルバムは、沖縄一色っていう感じで、かなりイイです。
「ひゃくまんつぶの涙 2002」「いいあんべえ」「ひのもとのうた 2002」は、かなりナイスな編曲になっています。歌詞も若干変わっています。特に「ひのもとのうた」は、前に発表された時とかなり歌詞が変わっています。というか、時代に合わせて変わっています。「♪ カメに良く似たボスがいる!・・・・」部分が「獅子に良く似たボスがいる!・・・」となっています。ここでいう「獅子」というのは、小泉純一郎首相のことだと思います。
「さとうきび畑」は、森山良子さんや、新垣勉さんなども歌っているかなり有名な名曲です。沖縄の子供達と一緒に歌っているということがなんだかじ〜んときます。
「太陽アカラ 波キララ」は、幻の名曲。この歌は、沖縄でしか発売されなかったんです。それでもわたしは、3年前に渋谷で手に入れたんですけど、はじめて聞いたときは、鳥肌モノでしたね。「どうして、こんなイイ曲が沖縄でしか発売にならないの・・・?」と疑問に思ってました。だから、今回、このアルバムに収録されて、色々な人の耳に入るようになり、うれしいなぁと思ってます。
「十六夜月に照らされて」は、宮沢氏のソロアルバムの中の1曲。勇気付けられる曲です。
「十九の春」は、沖縄の名曲。色々な人が歌っています。映画やテレビでもよく歌われています。
「沖縄に降る雪」も宮沢氏のソロアルバムの中の1曲。このヴァージョンはとてもピアノの音が綺麗です。