
JAPAN戦車の歴史
特大痔大尉「ふふ〜ん、いよいよ本命の我が大日本帝国陸軍の誇る戦車たちの登場である!」
松任屋曹長「はぁ〜とうとうですね。気が重いや、、、インプレッションはやりたくないです、、、。」
特「なにを言う!貴様それでも日本男児か!歯を食いしばれ〜!!」
松「大尉殿、、、そんなベタなリアクションやめましょうよ。」
特「ううむ、確かに誰でも思いつきそうなリアクションではあるな。しかし弱い戦車の代名詞のような
我が大日本帝国陸軍の戦車にもいくつか特筆すべき所もあるのだぞ。」
松「へえ、そうなんですか?薄い装甲とか威力のない主砲とかじゃなくて?」
特「ばかもん!!そんなこと誰でも知ってるわい!」
松「あはは、確かにそうですね。」
特「まずは世界に先駆けて搭載された空冷ディーゼルエンジン!これはいいぞ。資源の少ない
我が国にとって低燃費というのは非常にありがたい!さらに、被弾時に火災を起こしにくい
という非常にサヴァイバリティが優れたなモノなのだよ。」
松「でも、ガソリンエンジンよりはるかに馬力が出ませんよね、ディーゼルは。それに空冷だから
発熱も凄いですよ。車内の暑さはイギリスのマーク1並みかもしれない。あと我が軍
の戦車にはサバイバリティなんて言葉、意味ないですよ。敵の砲弾が突き抜けちゃうんだから。」
特「うむ、君もだいぶ勉強しておるな。感心感心。で、次はシーソー式懸架装置だ!これは凄いぞ!
ドイツのトーションバー式や他国の板バネ式と比べて大変軽量に仕上がるのだ!」
松「それだけですか?」
特「これ以上、聞かないでくれ。さあ、それでは本日の講師を紹介しよう。どうぞ!」
勝「大本営戦車向上委員会の勝浦 罰覇大尉です。東京タワー、奈良の大仏、カラテ!」
松「、、、、またこいつか?」
試製第一号戦車(1927)
特「我が国初の純国産戦車だ!」
松「このころはまだガソリンエンジンなんですよね。」
特「当時のトレンドに従い三砲塔式、副砲は37ミリじゃ。」
試製第二号戦車
特「記念すべき我が国二番目の純国産戦車だ!」
松「このころはまだガソリン、、、って上と同じじゃないですか。」
特「ほかに何かコメントがあるのかね?俺はこれ以上なにも思いつかないからな。」
松「、、、、そうですね。」
八九式中戦車甲型(1929)
特「これは記念すべき我が国初の正式採用された戦車だ!」
松「はい、その特徴は?」
特「イギリスのビッカーズ マークCを参考に試製第一号戦車と同時期に開発が始まったんじゃ。」
松「このころもまだガソリンエンジンですね。」
特「そうじゃ。コイツにディーゼルエンシンを積むと、、」
八九式中戦車乙型(1934)
特「こうなるわけだ。」
松「どうなったんですか?」
特「ん?名前が甲から乙にグレードアップしたんだよ。」
九四式軽装甲車TK(1932)
松「TKなんてエーゴ使っちゃって。」
特「特殊牽引車の略じゃよ。」
松「特殊牽引車ってあんた、、、戦車じゃないですよ。」
九二式重装甲車
特「名前は装甲車でも実質軽戦車ともいえるな。」
松「笑っちゃうのが装甲ですね。」
特「最大6ミリか?しかし当時の日本戦車としては珍しく溶接を多用した車体は、のちの戦車に
多大な影響を、、、、」
松「与えましたかね、、、」
九五式重戦車(1934)
特「日本で正式採用された唯一の重戦車だ!しかし装甲は薄くて重量も26tしかないぞ。」
松「なんか相変わらずって感じですね。」
特「主砲はなんと70ミリだ!超短砲身だが。結局使い道がなくて四両しか作らなかったぞ。」
九五式軽戦車ハ号(1935)
特「こいつは我が軍が世界に誇れる唯一の実戦参加戦車だ。と言っても戦争が始まる前の話だがな。
開発当時はおそらく世界一の軽戦車であった!」
松「あくまで軽戦車の中では、と言うことですね。」
特「うむ、そうじゃ。しょせん軽は軽、おまけに戦争が始まると他国の開発ピッチについていけず、九七式チハ
が敵国の軽戦車並みになってしまいこいつなんぞ豆戦車の部類になってしまったんじゃ、、、。」
松「作りは日本軍スタンダードですね。」
特「空冷ディーゼルにシーソーサス、薄い装甲に短砲身低威力の主砲、、、」
松「笑えるのがこの北満型ですよね。」
特「中国侵攻時に北満州でテストした結果、現地のコウリャン畑のミゾと転輪の間隔がピッタリ一致
していて戦車のくせに畑でカメになってしまったんじゃ。そこで転輪の間に小さな転輪を追加
してみたがほとんど効果はなかったようじゃの。」
九七式軽装甲車(1936)
特「さっきのTKに37ミリ砲を積み込んだのが、コレ。」
松「ふぅ〜ん。」
試作中戦車チニ
特「これは陸軍新戦車トライアルに参加したモノでチハと最後まで正式採用を争っていたんだよ。」
松「負けちゃったんですね。」
九七式中戦車チハ(1937)
特「これを語らずして大日本帝国陸軍は語れまい!ブリキの墓標九七式チハじゃ!前方に
敵M3スチュアート軽戦車発見!ここからではハジかれる!接近せよ、零距離射撃!!
テーッ!!カーン 貫徹せず!こうなったら必殺弱点攻撃!キャタピラを狙え〜!砲口
を狙え〜!ペリスコープを狙え〜!二時の方向にM4シャーマン出現!!なに〜!!!
全速後退〜〜!急げ〜!、、、とまあ、こんな感じだったかな。」
松「軽戦車相手に大苦戦ですね。」
特「それを言っちゃイカン!だってこれしかないんだよ俺たちには!このチハ車しか。」
勝浦「司令部から入電です。我が同盟国ドイツがぜひこの九七式チハをライセンス生産したい
とのことで、テストするので一両貸与することになりました。お二方には、これからチハ車とともに
ベルリンへ行っていただきます。迎えのUボートがすでに港へ来ています。」
松「え〜じゃあこれをインプレッションするんですか?」
特「まあ、そういうことだろうな。しかしいったい九七式なんかどうするんだろう?」
勝「多分、射撃訓練用の標的じゃないかな。」
戦車インプレッション
九七式中戦車チハinベルリン
九八式軽戦車ケニ(1940)
特「九五式ハ号があまりにもいい出来だったんで、その後の日本軍は軽戦車の開発をすっかり
怠ったんじゃ。」
松「でも、戦争が始まると全然ダメだった、、、。」
特「そこで急いで開発されたのがコレだよ。かなり洗練された内容で九五式よりあらゆる面で優れていた。」
松「え〜でも全然活躍しないですよ。」
特「陸軍の石頭共が九五式にこだわりすぎたため生産が始まったのが1942年、すでにこいつも
時代遅れになっていたんじゃ。」
九七式中戦車改 新砲塔チハ
特「あまりにも九七式の主砲57ミリが非力なため、新たに砲塔回りを一式のモノに換装したのがこれじゃ。
主砲は長砲身47ミリ砲になっておる!」
松「口径、小さくなってるじゃないですか!なに考えてるんですかね。」
特「くぅ〜お前も言うなあ、、、しかし砲弾の初速がアップしたので貫徹力は増した!一式中戦車の
生産が遅れたのでかなりの九七式がこうなったんじゃ。」
一式中戦車チヘ(1942)
特「で、これが一式中戦車だ。見た目は新砲塔チハとほとんど変わらないぞ。」
松「なにが違うんですか?」
特「主に防御力のアップが目的で溶接を多用した車体と前面装甲がなんと2倍の厚さになったんじゃ。」
松「二倍と言っても元が25ミリですからね。ヤクトタイガーの1/10ですよ。それが50ミリになったって
焼け石に水状態ですね。」
特「なぜもっと厚くしないかというのか?厚くすると重くなるだろう。あまり重たいと船や列車に載せるため
のクレーンが使えないんじゃ。せいぜい当時の日本のクレーンは20t弱のモノしか上げられん。」
松「なんか戦争始める以前の問題ですね。」
二式軽戦車ケト(1942)
特「活躍の場がすでになくなっていたケニ車の再生品がこれだよ。」
松「今度はなにをやったんですか?」
特「短砲身37ミリ砲をちょこっと長い37ミリ砲に付け替えただけじゃよ。それに合わせて砲塔
は大型のモノにしてある。」
三式中戦車チヌ(1944)
松「うわ〜でっかい砲塔。」
特「これは一式の発展型、すなわち九七式系列の最終形態じゃ。主に火力増大が目的の改装で、
なんと75ミリ砲を積んでいるんだ。やっとシャーマンとまともに撃ち合える戦車の完成じゃ!」
特「とはいっても野砲改造ですよね。」
松「う〜む、もともと対戦車を考えて作っていないからな、野砲は。しかし一式砲戦車に搭載されて
かなりの戦果をあげていたぞ。」
特「しかしこれを見た戦車兵たちはさぞ喜んだんでしょうね。」
松「、、、本土決戦用に国内に置いたままだったんでな、、、実戦未参加じゃよ。」
三式軽戦車ケリ(1944)
特「せっかくケニとケトで新しい軽戦車を開発したのにここで先祖返りしてしまったんだよ。」
松「え〜?なんか九五式ハ号と全然同じじゃないですか。」
特「見た目はな。なんと九五式の小さな砲塔に九七式チハ用の57ミリ砲をゴーインに積んで
しまったんじゃ。」
松「イギリス軍に通じるものがありますね。で、結局砲塔内が狭すぎて企画倒れとか?」
特「そのとうり。試作のみで終わったんじゃ。しかし陸軍の九五式カイゾー計画は、これで
終わったわけではないのだよ、、、。」
四式中戦車チト(1945)
特「こいつが戦後GHQの連中の度胆を抜いたと言われておる「チト車」であるっ!!」
松「なんかキングタイガーみたいでかっこいいですね。僕も乗ってみたいなあ。」
特「ガキの頃松本零ジセンセーの戦場まんがシリーズでな、「鉄の墓標」という傑作があったんじゃ。」
松「あ、僕も読んだことあります。ほとんどドイツ空軍モノでしたね。」
特「いや〜そこに描かれた四式はかっこよかったぞ!四式がワシのあこがれタンク第一位に
なったのはあのマンガのせいじゃ。」
松「ところで、どうなんですか?こいつは。」
特「ふふ〜ん、これに搭載される75ミリ砲は今までの野砲改造型と違って高射砲ベースなのだよ。
M4シャーマンごときなら1キロ先からでも正面からブチ抜けるのだ!砲塔は日本初の鋳造で
油圧操縦装置の採用も日本初、装甲も最大75ミリある!。」
松「とても我が軍の戦車とは思えません。かなり活躍したんでしょうねぇ。」
特「、、、終戦までに2両(6両説もあり)しか完成しとらんのだよ、、、その2両もアホなアメリカ軍
が本国へ持ち帰り研究しようとしたんだが輸送船がシケで沈んでしまい、海のもくずとなって
しまったんじゃ、、、。」
四式軽戦車ケヌ(1945)
松「これはふざけてますね〜。」
特「そう言うな。終戦間際の混乱した時期だ、開発者たちも思いつくことはなんでも試したんだろう、、、。」
松「これが九五式の最終形態なんですか。」
特「三式ケリの失敗をふまえて、なんと今度は九七式チハの砲塔をそのまま載せてしまったんじゃ。
詳しい資料は残っていないが、おそらく重量は1t近く増加していただろうな。」
松「エンジンとかは?」
特「ん?もちろん車体はターレットリング以外は全く九五式のままだよ。」
松「これも失敗作なんですかね。」
特「失敗とか成功とかいう問題じゃないんだよ。九五式はもう戦場では役に立たないから余った車体
にこれまた役に立たない九七式チハの余った砲塔を積んだ。それだけじゃよ。」
五式中戦車チリ(1945)
特「日本最後の中戦車、チリじゃ!大きさ、重さ共それまでの日本戦車とはケタが違うぞ!
まあ、四式のスーパーグレードアップ版てところだ。」
松「この砲塔の下あたりからニョキと出ているモノはなんですか?」
特「普通ならここに機関銃がつくところだが、なんと37ミリ砲がついているんじゃよ。」
松「え〜いったい何のために、、、」
特「しらん、そんなもん。主砲はとりあえず四式と同じ高射砲改75ミリ砲、いずれは88ミリ砲を
積み込む予定だったそうな。」
松「何両作ってあったんですか?」
特「、、、、一両、、、。」
試製超重戦車オイ(194?)
松「名前が凄い。超重戦車でしかもオイですか。」
特「オイとかチハとかケニとかっていうのは、適当につけてるわけじゃないんだよ。」
松「どういう意味なんですか?」
特「チハを例にとると中戦車のチ、イロハのハ、すなわち三番目の中戦車という意味じゃ。」
松「へぇーじゃあ大型のオ、イロハのイ、すなわち一番目の大型戦車というわけですね。」
特「そのとうり。こいつはほとん資料が残っておらん。105ミリ留弾砲を積むとか積まないとか、、」
松「思いっ切りペーパープランなんじゃないですか?五式戦車だって完成一両だし。」
特「詳しく見たい人はセガサターンのソフト「ワールドアドバンスド大戦略 鋼鉄の旋風」で遊んでみると
いいぞ。」
松「はあ〜疲れた。」
特「なにを言っておる!次は皆さんお待ちかねの自走砲だっ!!」
大日本帝国の自走砲