第一巻

第1話〜第12話 (ワイド版)






冒頭


中平元年 これは 今から約千八百年ほど昔の中国後漢の時代の話である







第一巻 主な登場人物




・ 【劉備 字(あざな) 玄徳】

・ 現時点での主人公 母と共にひっそりと暮らしをしているムシロ売り。 しかしその正体は・・・



・ 【張飛 字 翼徳(益徳)】

・ 劉備と桃園で義兄弟の盃を交わす コマによって身長が倍になるすごい奴



・ 【関羽 字 雲長】

・ 劉備と桃園で義兄弟の盃を交わす 横光三国志屈指のお笑いキャラ



・ 【劉備の母】

・ 厳格な性格で劉備を叱るが 本当はとても心やさしい。



・【芙蓉姫】

・張飛が以前仕えていた鴻家のお嬢様。黄巾賊に城を焼かれ和尚にかくまってもらっていた。



・ 【張角】

・ 南華仙人から太平要術を伝授され のちに黄巾の乱を起こす。

・ 行いは悪いが活躍は確かに目覚しい しかし いまいちパッとしない



・ 【曹操 字 孟徳】

・ 第1巻ではちょろっとしかでないが のちに中国全土にその力を振るう。



・ 【徳郵 (漢の役人)】

・ 張飛に木に縛られ ムチで叩かれてしまうデブ。






第一話 黄巾賊の乱



夕暮れの黄河を一人眺めている成年がいた

そう彼こそ この漫画の主人公 劉玄徳である


玄徳がちょこんと体育座りで黄河を眺めていると 黄河を渡っていた親切な船頭さんが玄徳に向かって大声で


船頭 「おーい 若いのー そこは渡し舟の着く所じゃねえぞー」


なんて親切な船頭さんなんでしょう。 玄徳君そこで待ってても渡し舟は来ませんよ。


親切な船頭さんに向かって 玄徳君一言


 「ありがとう


船頭 「・・・・」


動けよ玄徳


つーか船頭さんは 河渡ってんだぞ。 んな声で聞こえるわけないだろ


人の親切をいきなり踏みにじる 不良青年玄徳は いきなり好感度-50 です


すると今度は 農民らしき男二人がやってきて 玄徳に話しかけます


農民A 「やぁ旅人さん まだいたのかい」

農民B 「いったい朝からここで何をしているんだね?」


あ、朝から体育座りですか


フフフ 流石のちの漢中王です スケールが違います とりあえず痔には気をつけてほしいのだが


すると玄徳青年 尋ねた農民にこう言いました


 「この黄河を眺めていると 黄河が語りかけてくるんですよ」


すいません やはり私たち凡人には理解できません


その後も長々と玄徳論を うつろ目な農民A・Bに語り 最後に


 「だからこうやっていつまで眺めてもあきないんです」



仕事しなさいよあんた


農民が去った後も動かない玄徳青年。 どうやら労働意欲は皆無のようです。


すると今度は役人がやってきて玄徳に向かって


役人 「こんなところで先ほどから何をしている まさか黄巾族の仲間じゃあるまいな


多分違うと思いますが 不良なのは確かです


さぁ お役人さん!とっととその不良をしょっぴいてください。


すると玄徳青年 自己弁論を始めました。


 「お役人ですか?僕はただの旅人で」


だったらとっとと 旅しなさいよ


役人 「なぜ こんなところで半日も座っている?」


劉備 「洛陽船を待っていたんです」


役人 「洛陽船だと!!!


劉備 「今日あたり来ると聞いて 待っていたんです」


役人 「誰か知人でも その船に乗っているのか?」


劉備 「いえ お茶を買いたいんです」


役人 「お茶!


役人さん ナイスリアクションです。


で なんでお茶ごときにこんなに驚いているかというと、

当時のお茶はかなり高価で貴重だったので高貴な人か重病人ぐらいしか飲まなかったから

貧乏役人が驚くのも無理はありません。。


役人がそのお茶を誰に飲ませるのかと尋ねると


玄徳青年 なんとお母さんに一度飲ませてあげたかったから、一年ほどでためたお金で母のために買おうとしていた


と言うではありませんか。


すごく良い奴です 惚れましたよ。


役人が去った後 洛陽船がやってきました


玄徳は おーい おーい と洛陽船に向かって叫びます。


 「駄目だ ここからじゃ聞こえやしない。 港まで行かなければ駄目だ

と 港に向かって走る玄徳。


最初から港で待ってればいいじゃん


そして 洛陽船にたどりついた 玄徳青年。


流石洛陽船 物を買う人でごったがえです。 買っている人のたいはんが悪人面っというのはどうでもいいことですが


そして船主からお茶を買った玄徳青年は 近くの町で宿をとり眠りにつきます。


すると 不意にドアを叩く音が聞こえてきました。


麗しきレディーのいきなサービスかと思いきや 宿屋の主人でした。


主人が慌てながら玄徳に向かって、黄巾賊が洛陽船や商人を狙って襲ってきたと言うのです。


もぉ町は黄巾賊が暴れまわっているので大混乱です。 




 (驚く劉備 ちなみに横山先生はのちのちわかってきますが アップがとても苦手です。)




怒った玄徳は剣を握りますが、しきりと逃げるのを薦める主人にしたがって逃げることに。


ここでは 玄徳よりも 自分は決して逃げない宿屋の主人がかなりカッコイイです。


力の限り逃げ切ったところで 玄徳君はこぶしを握り締めながら言いました。


 「僕は誓うぞ。あんな黄魔鬼畜をいつまでもそのままにしておかぬ」


ちなみに俺は いちゃつくカップルを見たとき同じことを言いたくなります。 (情けない


すると やはり陰口はいけません。二人の黄巾賊にその言葉を聞かれてしまいました。


結局玄徳君 この二人に手出しができないまま固まっていたのですが


そのうちの一人の馬元義(バゲンギ)という男に 「見所がありそうだな」っと気にいられ、

殺されずに 荷物持ちをさせられます。


やはり黄巾賊 類は友を呼ぶというか 見事に玄徳の不良っぷりを見ぬきました


しばらく歩くと とある寺にたどり着きます。


寺に一人座っていたガリガリにやせた和尚は 黄巾賊の二人に食い物を要求されると

前に来た黄巾賊に食料はとられ 井戸に毒を投げ込まれ 自分はねずみや草を食べて生き延びたと言いました。


しかたがなく引き上げる黄巾賊の二人。 しかしその後ろについていた玄徳を和尚が呼びとめます。


和尚 「もっと・・・もっと顔をよく見せてくだされ」


一目惚れですか和尚さん


玄徳 「どうしたんです?」


っとあくまで優しい黄巾賊見習い


和尚 「あなたこそ悪魔を追い払い、暗黒の世界に光を導くお方じゃ。」


セリフがドラクエっぽいのはみなさん流しましょう


 「とんでもない 僕はただの行商人ですよ」


いいえ ただの黄巾賊見習いですよ。


あくまで玄徳はすごい人物だと大声で叫ぶ和尚。


あんたそんな大事なことは小声で言いなさいよ


結果 黄巾賊の馬元義にそのことを聞かれてしまい、正式に劉備を黄巾賊に勧誘をし始めます。


すると ベテラン押し売り業者のごとく黄巾党のすばらしさを語り出す 馬元義。


そして 黄巾党のできた成り行きをも話しだします。



十年ほど前 秀才で知られていた 張角という青年は薬草を取りに山へ出かけたとき、

南華仙人という仙人に太平要術を伝授され、疫病流行したとき病み苦しむ人たちに薬を与えたところ

救世主と崇められ一代勢力となり、張角が頭に結わえていた黄色の巾がそのまま象徴となり 黄巾党ができたのだ。

その後 張角は自分に従う者は太平を楽しめと言い 従わないものは容赦なく殺していった。

当時の皇帝はたった12歳だったので 兵も出せず 黄巾党はどんどん勢力を拡大していったのだ。



これを 簡単に説明すると、


ブラックジャック先生に医学の奥義を教えてもらったできすぎ君が、医療が不充分な北朝鮮

無免許ながら 将軍様たちの病気を治してしまい、おだてられたあげく

自ら将軍様となって弱りきったイラクに宣戦布告し、散々に暴れまわっているといった感じです。 



余談だが これ以降張角は一切登場しない。 (正直 主な登場人物じゃない



 (哀れな 張角。せめてここで花を咲かせてあげよう。)






第二話 芙蓉姫



座りながら延々と話していた馬元義。

座って聞きながらも決して荷物を下ろさない玄徳。 (さすがです)


馬元義 「もう間もなく後漢の時代は終わる。次は我々の時代だ。」


なんて大胆不敵な言葉でしょう。このままじゃこいつらはさらに悪事を重ねるに違いありません。


しかし皆さん安心してください。ここには「黄魔鬼畜許さんぜよ」 と言ったあの玄徳青年がいます。


さぁ 馬元義の野郎にガツンと言っちゃいなさい!


 「それで張角良師が帝位につくおつもりですか?」


俺にガツンだよ。


ふふふ こけている方もいると思いますが

玄徳君 本当は巧みな会話術で馬元義から黄巾賊の情報をさぐっているのです。


なぜなら、彼にはいつかこの悪鬼どもをすべて退治するという志をもっているからです。


なぜそんなこと断言できるかというとですね  だって史実上そうじゃん


玄徳君はまだ一言も 「黄巾党に入る」とは言っていません。


ふふふ、みなさんには玄徳君の心うちまでは読めなかったかな? ウフフフ


そんなことも知らず馬元義、話しを続けます。




馬元義 「それは言えんわい。お前が黄巾党に入らなければな。」


 「入ります。」



入るんですか。


 「ただし母が許してくればです。」


おぉ 一安心だ。 玄徳君は母親が許さないことを知っていながら その条件を

って 納得して話し出す馬元義さんがすごいです。 (すごいバカ)


馬元義によると、帝位の話しは黄巾党に軍備をまわしてくれている

蒙古族(モンゴル)とも相談しなければならないと言いました。


なんと黄巾賊の後ろには外国の力があったのです。 これはビックリの事実です。


話し終わると、劉備たちのもとへ他の黄巾賊がやってきました。


彼らは洛陽船で茶を買った若者を探していると言うのです。


えぇ もちろん劉備のことです


張角は茶が大好物らしいので、若者から奪って張角に贈ると こいつは言っています。


個人的に こうゆう 気のきく奴が出世するんだと俺は思います


馬元義がその若者はどんな奴かと尋ねると、


賊 「部下の話しでは、みすぼらしい若者だがなかなか気品があったと言ってた。」


馬元義 「この若造じゃねぇか?」


即答ですか親分さん。


目撃した部下がやってきて、とうとう茶を持っていることがばれてしまった玄徳。

大ピンチだ!


馬元義 「さぁ茶をおとなしく差し出してもらおう、張角良師様に差し上げるのだ。」


玄徳 「・・・」


賊 「どうした!なぜ黙っている! ぐずぐずしてると痛い目にあうぞ!」


玄徳 「(母を喜ばせようと一年間汗と油でためた金で買った茶だ。こんな脅しに乗って渡せるものか)」


賊 「こいつ思ったよりしぶとい男だな。」


あんたら まだ脅しただけですやん。


世にとどろく黄巾賊の手口は "まずは脅そう暴力二の次"だったのです。

なんてクリーンな賊なんだ。


賊にタコ殴りにされる 玄徳。

そのとき向こうの柱の影にあの和尚さんがいました。(助けろよ

玄徳は和尚の「時が来るまで命は大切にするのですぞ。」っという言葉を思い出し、

馬元義に父の片身の剣を差し出しました。

しかし結局茶もとられ、縄で体を縛られ、石堂に閉じ込められてしまった玄徳。


玄徳が石堂でいちびっていると、窓から小刀のついた縄がするすると降りてきました。


小刀で縄を切りロープをつたって窓から出ると、助けてくれたのはあの和尚さんでした。


なんてパワフルなじいさんでしょう。 黄巾族の一人や二人軽く殺せそうです。


和尚さんは玄徳をとある塔へ案内しました。

その塔につくと中から とびきりの美人と白馬が出てきました。


 (とびきりの美人)


彼女の名前は芙蓉姫。 黄巾族の襲来で県城を焼かれ殺された領主の娘である。


彼女を県兵が陣を張っている所まで連れていってほしいと和尚は言う。


和尚さんがやるほうが確実だと思うんですけど


芙蓉姫に一目ぼれした玄徳は和尚の頼みを快く受けました。


すると 玄徳が逃げ出したことを気づいた黄巾賊が玄徳を探し始めました。


急ぐ玄徳に和尚が



和尚 「お待ちなされ 下手に動くと敵陣の中に突っ込む恐れがある。」


いや 玄徳もそこまでバカじゃないと思うんですが


和尚 「お待ちなされ]


いや 待ってますから。

(この「お待ちなされ」コンボの奥ゆかしさを気づいたのは俺ぐらいだろう)(気づかなくていいです


和尚 「わしが塔の上から見てしんぜる。」 っと


一瞬で塔のてっぺんまで駆け上る和尚


やっぱすげぇよあんた。


そして 北斗七星の方角へ逃げろと玄徳に伝える和尚。  玄徳が去ったあと、天に向かって叫んだ。


和尚 「見よ見よ 今凶雲が消え去り明星が輝く! 白馬駆けて黄魔を滅ぼす・・・・!

     真の救世主が現れたのじゃ!。」


っと絶叫し塔から飛び降りた。

しかしその死顔には微笑がただよっていた。


 (やっぱり登場はなかった張角 この顔に哀愁が漂っている。)










第三話 張飛







さぁ 和尚の言った方向へ逃げる玄徳と芙蓉姫。

個人的に玄徳が芙蓉姫にイタズラをしないのかと不安です。



黄巾賊 「うっ いた!あそこだ!」


1コマで見つかる玄徳たち。


どうやら見事に敵陣へ乗り込んでしまったようです。

あのクソ和尚 命がけのイタズラを残していきました。 どうりで最後笑っていたはずです。


逃げる玄徳たち。 追う黄巾賊。


争うのはやめろよ! お前ら仲間だろ! (違います)



芙蓉姫 「ああっ 追ってきますわ。」


玄徳 「心配はいりませぬ大丈夫です。」



玄徳のこの自信はどこから生まれるのでしょうか


「川まで行けば県軍がいると和尚は言っていました、川までもうすぐです。」



う、うさんくせぇ。


とりあえず 川に向かう二人。 とりあえず芙蓉姫の不安定な馬の乗り方をただ心配するだけですが。

川に着いた二人、しかし川には県軍の姿はありません



 「うっ! どうしたことだ!県軍どころかネコの子一匹おらぬ!」


 「どうしたことでしょう。」


あ、あのクソ和尚。


怒る以前に呆れました。 きっとあの世でほくそ微笑んでいるでしょう。 


とりあえず ここにいてもしょうがないので 逃げるだけ逃げてみようと結論に達した二人。

すると 二人が乗っている白馬の首筋に 黄巾賊の放った矢があたり、二人は馬から落ちてしまいます。

芙蓉姫が ミニスカなら確実にパンチラなほど豪快な落ち方にただただ 和尚を恨むばかりです。(なぜ)


数人の黄巾賊に囲まれた二人。



 「ここでただでは死なぬ。ひとりでもふたりでも道連れにしてやる。」


っと石を拾って賊の一人に投げつける玄徳。石は賊の顔面に直撃し倒れる賊。すごいぞ玄徳。

敵の落とした槍を拾って応戦しますが、やはり自称行商と本場の賊とでは格が違います。

槍を払い落とされてしまう 玄徳。



賊 「さぁ かわいそうだがここで死んでもらうぜ。」


玄徳青年大ピンチです。 ここに和尚がいればなんと心強いことでしょうか。


あぁ もぉ駄目だ・・・



??? 「おぉーい待った待った! 早まっちゃいけねぇ


っと一人の若者がこちらへ向かってきました



賊 「なんでぇ 新入りの張飛じゃねぇか どうした?」


 「ハァハァ 馬の後を追いかけるというのは大変じゃ。」


お前速すぎだろ


馬の時速は約60km 玄徳が黄巾賊から逃げ回っている時間や、黄巾賊と戦っている時間。

たとえ彼が馬と同時に出発したって、軽く50km以上で走ったことになります

しかも長距離。 おいおいビックリ人間発見だな。 話は戻ります。



 「と ところでその若者を殺しちゃいけません。わしに渡してください。」


賊 「なにっ! 誰の命令だ!」


 「へへへ それがあっしの命令でして。」



ここで一騎当千の豪傑 張飛と賊との戦闘シーンです! やれー張飛ー!!!






賊 「なにい!てめぇは新入りの下っぱのくせに俺たちに命令すると言うのか!」

張飛 「へへへ」






賊 「うわっ!何をする!



 ・ ・ ・ ・ ・







!!!!


  Befor                After
  →  




賊 「うわっ!何をする!


横山先生、何をしているんですか。


先生さすがです。俺たちの想像をはるかに超えた展開です。

わずか一コマで 張飛 → デューク東郷 になるとは正直思いませんでした。


あと気づいた方もいると思いますけど、





身長が倍です。


ありえません 先生鉄人28号と構図を間違えています


そんなことあるわけないだろ 身長が倍なんてアホか

っとか思っているそこの人たち 俺もそう思っていたけど次の画像を見てみろ。









で、でけぇ


まさかここで逆遠近法を見るとは思わんだ


そして ビッグマン張飛は、自分は鴻家に仕えていたが、自分の留守の間に県城は焼かれて主君は殺されてしまい、

その恨みを晴らすため偽って黄巾賊に降参したとどうせ殺してしまう賊に丁寧に説明


一時的に覚醒(つまり巨大化)した張飛は、素手で何人もの賊を殺してしまった。


玄徳と芙蓉姫、明らかにひいています


そして張飛はおもむろにふところから、玄徳の茶壷と父の片身の剣を出し、玄徳に手渡した。


 「どうしてそれを?」


 「なあに馬元義が眠っている間に、ちょっとくすねてきたのさ。さあ返したぜ。」



なんでそいつは殺さないんですか?


たしかに殺そうとしたところを、見つかりでもしたら他の賊に包囲されたりするかもしれませんが

絶対にお前なら大丈夫です。っと心から叫んでやりたい。


玄徳が張飛に剣と茶壷を返してもらうこのシーンで、横光先生はまた逆遠近法を使ってくれました


これにより、玄徳の身長が芙蓉姫よりかなり小さくなってしまったりと、

この第三話はいろんな意味で目が離せませんでした。



っと 張飛が芙蓉姫を連れ去り連れて安全なところまで届けようとすると、



 「この茶は懸命に働いて買い求めた母への土産、差し上げるわけにはいきませんが」


 「この剣を命を助けていただいたお礼に差し上げたい。」



っと父の片身の剣を張飛にあげてしまった。

喜ぶ張飛を尻目に、玄徳と芙蓉姫は見詰め合っています。


芙蓉姫の目をじっと見詰める玄徳。玄徳の鼻をずっと見詰める芙蓉姫

横光先生さすがです。俺を休ませてはくれません。


そしてぐずぐずしていると黄巾賊が来てしまうと、張飛と芙蓉姫はそれぞれ馬に乗って去ってしまった。


ほおっておかれる玄徳。 つーか 賊の馬をパクって逃げる張飛


あんた、それ同じ穴のムジナ。


玄徳はポツリと


劉備 「なんてお美しい姫だ。」


早く逃げなさいよあんた。



  (恒例となった今回の哀愁漂う張角コーナー。手下ばっか目立ってあいかわらず立つ瀬がない張角。)







第四話 王者の剣






舞台はガラリと変わり タク県 楼桑(ろうそん)村へと移ります。


この村も黄巾賊の出現のせいでめっきり人が少なくなり、

夕陽が沈む頃には宿場に通じる門も閉じられるようになりました。


 「待ってください!城門を閉めるのを待ってください!」


役人 「おおっ お前は楼桑村の劉備じゃないか。」


っと言って城門を閉めるのをやめ、玄徳を入れる役人。

「そいつも黄巾賊です。」っと誰か言ってやってください。


すると役人が、劉備の母親がここ数日姿を見せないので病気でもなっているんじゃないかと玄徳に伝えました。


これは一大事です。親孝行者の玄徳はすぐに家へ戻ります。


家に戻ると、玄徳ママが片膝たてながら筵(ムシロ)を織っているじゃありませんか。 (お行儀が悪いです)


早速玄徳は、母と抱擁。 (ハハ! アメリカンだね!)


門番の役人が病気だと言っていたのに、ピンピンの玄徳ママ。


和尚といい、門番といいやたらうそつきが多いこの漫画。

流石!乱世だぜ! (何か違う)


玄徳が、なぜ姿を見せなかったかとママン聞くと、賊出現のせいで税金が高くなり

玄徳が残していったお金だけでは足りなくなったので自分で働いていたと言うのです。


玄徳がメッチャしかめ面しながら



 「なんだか部屋の中ががらんとしてますが!


怒っているんですか玄徳?


この漫画、初期は一貫して感嘆符(!のこと)を使うことがごくわずかなので、

(レビュー中の感嘆符はほとんど管理人が勝手に付け加えたものばかりです。)

管理人はこの玄徳の感嘆符に驚を隠せない。 (どうでもいいです)


回り道をしましたが話は戻ります。

ママが言うには、役人がタンスや寝台も賊と戦うために、すべて税金代わりに持っていったというのです。


つーか、ここ読んでですね、いつも迷惑こうむるのは農民なんだとあらためて実感しました。

正直俺なら、「役人のくそったれー!」くらいなことを叫ぶと思うんですよ。

ううん。誰だってきっとそう叫びたくなるよ! 農民は天下の礎だぞ!いいかげんにしろ役人どもー!!


玄徳!お前もそう叫びたいだろ!!!



  「そんなにもご領主はお金にお困りになっているのですか!


ドーン


・・・・・ フフフ やはり我々とは違い、ひとつ次元が向こうのお方だ



 「さあさあおなかもすいただろう。すぐ食事の仕度をしてあげますからね。」


っと おもむろに床下から隠してあった食料を取り出す玄徳ママ。

流石しっかりしています。

彼女のようなやりくり上手に1ヶ月1万円生活をやってもらいたいものです。



玄徳 「母上がこんな苦しい生活をしているとは知りませんでした。」


玄徳 「母上 明日から私がうんと働いて楽にさせてあげます。」


ママ 「お前はいつも優しいことを言ってくれるねえ。」



え、えぇ話しや。


なんて感動するシーンでしょう。 え?たいして感動しない?


あの不良青年玄徳がここまで改心したんですよ!


 「そうそう、母上に素晴らしいお土産を買ってきたんです。」


っといって、洛陽の茶を差し出す玄徳。


 「(驚きながら)お前どうしてこんな高価なものを手に入れたんだえ・・・・?」


 「母上心配はいりませんよ。」


 「母上の喜ぶ顔が見たいと一年間真面目に働いたお金で買ってきたものですよ。」


玄徳ママが何を心配したかは、皆さん分かっていますよね。


玄徳ママは、息子のやさしい気持ちにおもわず泣いてしまいます。

(´ヘ⊂)よかったね玄徳ママ。


 「感動した。」


小泉首相も太鼓判。 これから自民党のテーマソングは「時の河」になるはずでしょう。

X−JAPANはもぉいいよ。


そして、早速玄徳のために食事の仕度にとりかかりました。

すると、玄徳ママが何かを気づいたようです。


 「お前その剣は誰の剣ですか・・・!」


 「これですか、私の剣ですが・・・・?」


 「ウソをお言い!お前の剣はお父さんから形見にいただいた剣。

        ご先祖から伝わっている剣のはずです!」


母からの問いに、旅の途中に剣は張飛に渡したことを説明すると、


 「わ、私は・・・私はこの育て方を誤りました・・・。」


っと玄徳からもらった茶を握り締めて外へ飛び出す玄徳ママン。


そのまま質屋に駆けこんだら、俺は玄徳ママンを師として崇めます


ママンは家の外にある河に向かって走っています。

そして河の前に止まったママン。








 振りかぶって





 投げました











チカッポー!



チ、チカッポー!? チカッポーって何!?


っとよく見てみると、この擬音語『チャッポー』でした。

なーんだ俺の勘違いか アハハハ! 先生字ヘタだよ。(失礼)


つーか、チャッポーもどうかと思いますけど。



ったく、先生は俺を休ませてくれないなぁ アハハハ。


・・・・・・・


・・・・・・・


ハッ!


ツッコむべき所ははここじゃないんだよ!(今ごろ気づいた)


な、なんで玄徳ママはお茶を捨ててしまったのでしょうか!


驚く玄徳。 俺だったらその場で母親殺してます


ママンが言うには、玄徳一家の真の素性はなんと、

漢中山靖王(カンチュウザンセイオウ)だった劉勝の子孫だったのです。

(つまり、昔の皇帝の血筋であるということ。)

ちなみに 漢中山靖王の漢中山靖を『おとこ、なかやまやすし』と読まないように。 (読まねぇよ

しかし、昔の帝王の血筋だと知られると命を狙われてしまうので、今まで素性を隠していたというのです。

そして張飛に渡してしまったあの剣は、その身分を示すための剣だったのです。

だったら、んなたいそうなものをおっぴろげに持ち歩くなよ。 (だから賊に目をつけられるんだよ)

大切な剣を人に渡してしまい、根っから百姓になりさがってしまった玄徳に母は怒るのでした。


続く。









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