日本腕相撲協会
制定 四項目


道 場 訓


道場は神聖にして自己完成の場である。
1.スポーツは礼を以って礼に終わる。
  礼は相手並びに自己を尊敬する心の表現であり人間の最も麗しい姿である。
1.同志会員は質実剛健の精神の持主でなくてはならぬ。
1.同志会員は親睦を旨とし人の和を忘れてはならぬ。
1.会員は道場の整頓と清掃を旨とすべし。
日本腕相撲協会

一、試合規則

一、審判は絶対権限を有す。
一、試合前後には互に正しく一礼するものとする。
一、取組みは二回戦とし決勝の場合は三回戦を行う。
一、相手の手甲を台面に着けたるを以って勝とす。
一、手甲が台面に着かざるも、審判の権限に於て優勢勝を宣すること有り。
一、両者の力量伯仲し、勝敗決せざる時は引分けとする。
一、試合中、肘は互に台面を前後左右自由に移動する事を得る。
一、試合中、肘を台面より離したり台外にはずしたり肩を台面より下げての攻防は反則とす。
一、試合中、選手は気合以外他言を発してはならぬ。
一、選手は酒気を絶対に禁ず。



二、腕相撲台の規格

台面は土俵に当たるもので、長さ82cm 巾75cmの台面板迄の高さ80cmの4本の脚で支えられ、長さ220cm 巾75cmの台座に固定された丈夫なもの。



三、取組の態度と心得

双方腕相撲台の左右に相対して立ち一礼す、足は前後に開き腰を構え(右手の試合の場合は)左手は台板の左隅を持ち右手をもって相手の拇指根部をガッチリと握り、正しく組む。
肘の位置は自分に有利な事のみ考えず対等な位置体勢を取るべきである。
此際、腕の傾斜角度は台面に対して45度を標準とする。肘の位置が決ったら、双方共心を丹田に落着け渾心の能力を傾注して一気に勝負を付ける心構えで審判の合図を待つべきである。
勿論試合は正々堂々スポーツマン精神を忘れてはならぬ。



四、『腕相撲の技術』(技・手)俗に四十八手と云う。

『技』

(一)崩し業
1.棒崩し(棒倒し)
2.巻き崩し(巻き伸し)
3.引き崩し A.棒引き崩し
B.巻き込み引き崩し(巻き引き)
C.おいかぶせ引き崩し(かぶせ引き)
D.指ほどき引き崩し(引きほどき)
E.直線引きつぶし
F.指攻め引きつぶし
4.吊り手崩し A.手首吊り崩し
B.寄りかぶせ吊り
C.寄り身指吊り崩し(指抜き吊り)
D.寄り身平手吊り崩し(平手吊り/突きあげ)


(二)誘い技
1.受け流し崩し(くれ手)
2.すくい倒し
3.誘い四方大廻し(大廻し)
4.捨て身煽り崩し
5.瞬発手首返し(燕返し)極手技ともなる。


(三)抑え込み技
1.肩抑え
2.平抑え
3.押し手抑え
4.逆手抑え
5.立ち抑え(磐石の構え)


(四)起し技
1.かつぎ起し(肘こね起し)
2.巻き起こし(一寸引き起こし)
3.突き引き起こし


(五)極て技
1.平極
2.ねじりほどき極め
3.引き落とし極め
4.まきほどき極め
5.引きつぶし極め
6.引きひねり極め
7.もみ極め
8.九十度回転極め
9.煽り極め(ピストン)
10.瞬発たたき極め(燕返し)
11.かかえ伸し極め
12.休引きほどき極め


(六)出し技 (この出し技は即ち極手に類するものである。)
13.突き出し極め
14.逆手突き出し極め


(七)中間技
1.人の字受け


以上の四十八手を表業とするならば、裏業とも云うべき、誘い業・抜き手業・磐石の構え業等がある。
しかし、これも、体構えの型と同調する事に依り始めて、其の効果をあげることができるのである。


以上


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