
|
アスカの想いは・・・ BY KEN なぜ、アンタは気づいてくれないの? アタシは一生懸命にアンタに見てもらおうと頑張っているのに・・・ ねえ?どうしてなの? 教えてよ・・・シンジ・・・ 朝・・・ 「アスカぁ!朝だよ!」 シンジの声がする・・・ でも、アタシは寝たふりをする。 何故かって?シンジに起こしに来て欲しいから・・・ 「アスカぁ!入るよ・・・」 シンジがアタシの部屋に入ってくる・・・ どんな起こしかたするのかしら・・・ 「ほら、アスカ!起きて、起きて!」 シンジはアタシをゆすりながら起こそうとする。 アタシは今起きた振りを装ってこういう・・・ 「うぅん・・・!アンタ!なんで人の部屋に勝手に入るの!このエッチ、バカ、変態!信じらんない」 アタシは平手でシンジの頬を叩く・・・ 「うわぁ、・・・いてて・・・だってアスカが起きないからいけないんじゃないか!」 そういって、シンジはキッチンに戻っていってしまった・・・ アタシって嫌な子・・・ 本当は起こしてくれたんだからお礼の一つくらい言わなきゃなんないのにいつもシンジと目を合わす と口から憎まれ口が飛び出している・・・ 絶対こんなんじゃあ、シンジだって愛想つかすわよね・・・ でもアタシはこういうふうにしか接することができないの・・・ ゴメンね、シンジ・・・ アスカはシンジが沸かした風呂に入り、そして、バスタオル一枚の姿でキッチンへ向かった・・・ いっそ襲ってこないかしら・・・ アスカはそう思いながら冷蔵庫を開け、牛乳を取り出しそのままコップに入れず、 牛乳を飲んだ。 「はぁ、アスカやめてよその飲みかた。行儀悪いよ」 「うっさいわねぇ、ガタガタぬかすんじゃないわよ!」 アタシの本当の言いたいことはそんなんじゃないのに・・・ なんでこの口は言う事をきかないの? 「・・・はぁ、もういいよ。それよりミサトさんを起こしてこよう」 シンジはそういい、ミサトの部屋に向かった。 アスカは何が起きたのか分からなかった。 いつもならシンジだってもう少し粘って、自分と言い争いをしているのに・・・ どうしちゃったの?シンジ・・・ もうアタシなんか構ってくれないの・・・ ねぇ・・・教えてよ・・・シンジ・・・ アスカは自分は気づかないが、目から涙を流していた。 少し時間がたってシンジが帰ってきた。 「ふぅ、ミサトさんも困ったもんだ・・・昨日、珍しく遅かったと思ったら加持さんと飲んでたなんて・・・ それで二日酔いでダウンだなんて・・・・・・・あれ?アスカ!どうしたの?」 シンジは独り言を言いながらキッチンに入り、ふと前を見たら泣いているアスカがいた・・・ 「ねぇ、アスカどうしたんだよ?どこか調子悪いの?」 シンジがアスカに問い掛ける・・・ だが、アスカの涙は止まらなかった・・・ 「シンジ・・・アタシって邪魔なの?・・・」 アスカは泣きながらシンジに聞く・・・ 「えっ?なんでそんなこと聞くんだよ?」 「だって・・・うっ・・・うっ・・・だって、さっきシンジがアタシを注意したときアタシ言う事聴かなかったで しょ?いつもならもっとシンジと言い争いになってたのに・・・うっ・・・うっ・・・今日はすんなり終っちゃ ったじゃない・・・それってアタシのこともう邪魔ってことじゃないの・・・?」 アスカは泣きながらそう言う それを聞いたシンジはとても困惑していた・・・ さっきの何気ない自分の動作で同居人を泣かしてしまったのだから・・・ 「アスカ・・・君を邪魔だとは思ったことはないよ」 「本当?本当なの?」 「うん!本当だよ・・・」 「嘘じゃないなら・・・アタシを抱きしめて・・・ねぇ、証拠を見せて・・・」 「えぇ?!ちょっとなに言ってんだよ!」 「不安なの・・・だからお願い・・・哀れな女への同情とでも思っていいから・・・」 それを聞いたシンジは無言でアスカに近づき、アスカを抱きしめた。 アスカはシンジに抱きしめられたことに驚き、そして、自分の顔をシンジの胸に埋めて泣いた。 それは、安心したときに出る涙だった・・・ 「シンジぃ、シンジぃ・・・」 アスカは繰り返し、繰り返し自分の想い人の名前を呼び続けた。 「アスカ・・・僕は同情で君を抱きしめたんじゃないからね・・・」 シンジは真剣な口調でアスカに聞かせる アスカはそれじゃあなんで自分を抱きしめているのか?と思った。 同居人だから?戦友だから?もしかして・・・ でも、アスカは最後に浮かんだものはないと思った。 そう、シンジは自分を好きなるはずがない。 好きになんかなってくれないと思っている。 「僕はね、君が好きだから・・・君を抱きしめているんだよ・・・」 アスカはシンジの言葉に驚き、そしてシンジの胸に埋めていた顔を持ち上げ、シンジの顔と向き合 った。 「本当?」 アスカはシンジに聞く 「ああ、本当だよ・・・君が好きさ・・・まぁ、君が僕をどう思っているか分からないけどね・・・」 シンジはアスカの背中から片手を離し、その手で照れくさそうに頬をかいた。 「シンジ・・・アタシも好き・・・アンタのことが好きなの」 「えっ?本当?」 「本当・・・だからシンジ・・・アタシを見捨てないで・・・」 「うん。絶対これから側にいるから・・・」 「うん。ありがとう」 アスカはまたシンジの胸に顔を埋め、泣き出してしまった。 シンジはアスカが落ち着くまでアスカの髪をとかしていた。 夜・・・ アスカは日記を書いていた 『今日、アタシの気持ちがシンジに伝わった。とても嬉しくてずっと泣きっぱなしだった・・・ミサトにも からかわれたけどシンジに禁酒令が出て沈黙したわ。 学校も休んじゃった・・・シンジがずっと抱きしめていてくれたおかげで時間を忘れちゃった・・・』 そこまでアスカは書き終え、今日はこれぐらいしか書けないだろうと思い、アスカは眠る事にした。 そのとき・・・ コンコン ドアをノックする者が現れた。 「はい、入っていいわよ」 アスカそう言った。 入ってきた相手はシンジだった。 「夜遅くにゴメンね」 「いいわよ。それよりどうしたの?」 「ん?一応ね明日のことを聞こうかなって」 「明日のなに?」 「それは、お・こ・し・か・た・・・まぁ、僕としてはキスで起こす方がいいなぁ」 その言葉にアスカは顔を赤らめそして 「バカ!・・・それでいいわ」 「うん。分かったおやすみアスカ」 「おやすみ」 シンジは部屋からでようとした。 だが、シンジはなにか思い付いらしく アスカの元に戻り チュッ アスカにキスをして部屋をでた。 アスカは・・・ 顔を赤らめ・・・ 呆然としていた・・・(^^; FIN 後書き SHINさんのリクエストSS完成 でも、これって切ない系のSSに入るのかなぁ? みなさんの意見をお待ちしております。 |