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シンジの気持ち・・・ アスカの気持ち・・・ BY KEN なんで僕はアスカの前だと緊張するんだろう? これが好きな相手への態度かな? なんでシンジはアタシの前だと変な態度になるの? お互い、好きだってことは伝えたのに・・・ ((なんでだろう?)) ・ ・ ・ きっと僕はアスカとは釣り合わないと思っているんだ。 だってそうだろ。 アスカは何でもできるじゃないか! 僕は・・・何もない・・・ シンジはアタシと釣り合わないと思ってるのよ・・・ ・・・バカよね。 人の目なんて気にすることないのに・・・ それに、シンジだって・・・かっこいいのよ。 そうよただ単に自分が自分を認めていないだけよ! ・・・待ってなさい!アンタに自信をつけてあげるわ! それには計画が必要ね! 明日、渚にも手伝わせましょう! ・ ・ ・ 朝・・・ 「アスカぁ、朝だよ」 シンジはアスカを起こしに行く。 高校生活に入って、アスカはシンジと一緒に起き、 一緒に家事を手伝うことが多くなった。 だが、今日は起きてこなかったようだ。 「・・・アスカぁ、入るよ!」 シンジはアスカの部屋をノックして反応がないことを疑問に思い、 少し心配になったため、部屋に入ることにした。 「・・・あれ?いない・・・」 アスカの部屋には誰もいなかった。 机の上に小さなメモが置かれていた。 『先に行ってきます。 今日はちょっと用事があるの アスカ』 「何だろう?用事って・・・」 シンジは少し疑問にしながらアスカは先に行ったことを確認し、 自分も学校へ行くための身支度をした。 そして、シンジは学校へと登校した・・・ ・ ・ ・ 学校・・・ 「ねぇ、ねぇ聞いた?」 集団の女子高生の話がシンジの耳に聞こえた。 「えぇ。聞いたわよ。惣流さんって今、碇くんとは違う人と付き合っているんでしょ?」 「えぇ。同じクラスの渚くんとよ」 「へぇ。お似合いカップルの登場かぁ」 「でも、惣流さんってヒドイ人よねぇ」 その会話を聞いたシンジはと言うと・・・ (アスカがカヲルくんと?!カヲルくんはレイがいるじゃないか!・・・そうか、君たちは僕とレイを裏切っ たんだね・・・。・・・許さないよ、アスカ、カヲルくん・・・) さっきの女子たちは、アスカの計画の加担者である。 わざとシンジに聞こえるように話していたのである。 この話でシンジの心境が変わった・・・ どうやらシンジはアスカとカヲルを心の拒絶の対象とみなしたようだ。 そして、アスカの立てた計画は思わない展開になる・・・ 教室・・・ 「おはよう、みんな!」 シンジは元気よく挨拶をし、教室に入る。 「やぁ、シンジくん今日はご機嫌だねぇ」 カヲルがシンジに近づく 「・・・そうだね。あぁカヲルくん、今日の放課後空いているかい?」 「うぅん、空いているよ。何か用かい?」 「うん。ちょっと大事な、ね」 「分かったよ」 カヲルはちょっとシンジの様子がおかしいとは思ったが、 気にせず自分の席へと戻った。 「・・・さてと、次はアスカだ」 シンジはそういい、辺りを見回し、アスカを探す。 そして、アスカは自分の席に着いていることが分かり、 そこへシンジは向かう。 「アスカ」 「何?シンジ?」 シンジはアスカに話掛ける。 「今日の放課後空いているかい?」 「えぇ。もしかしてデート?」 「・・・違うよ。まぁ、その時になれば分かるよ」 シンジは邪悪に微笑みながらそう言う 「わ、分かったわ」 アスカはその笑みに少し危険を感じた。 「じゃあ、お願いね」 「うん」 シンジは自分の席へと帰った。 アスカはとんでもないミスを犯したのかもしれない。 アスカの立てた計画はまったくシンジの心の様子を計算に入れていないのだから。 それに、心のことを計算に入れても、アスカの立てた計画はほとんど成功しないだろう。 人の心は何かあるごとに変わっていくのだから・・・ ・ ・ ・ 放課後・・・ 「やぁ、待っていたよ」 シンジはカヲルとアスカを迎い入れた。 「今日は何のようだい?」 「そうよ、シンジ!」 「あぁ。今日はカヲルくんとアスカを・・・祝おうと思ったんだよ」 「「えっ?」」 「つまり、君たちは付き合っているんでしょ?それもお互い二股なんてなんて不潔な人たちだねぇ」 「シ、シンジくんなにを言ってるんだい?」 「そうよ!何を言ってるのよ!」 シンジの言葉にカヲルとアスカは反論する。 「今朝ねぇ、女子の話を聞いたんだ。君たちは付き合っているって」 「そんなのただの噂よ!」 「そうだよ!」 「フフフ、誤魔化してもいけないよ。近頃君たちはよく話しているじゃない・・・付き合っている仲である僕 やレイよりも・・・」 「そ、それは・・・」 そうなのだ。 近頃カヲルとアスカはよく話し合う。 話の内容はお互いの恋人の話なのだが・・・ 「否定できないでしょ?あーぁ、可哀相な僕とレイ。なんで碇家はこんなに人に大事にされないのだろう ?・・・やっぱり、みんないなくなればよかったんだ・・・」 シンジはもう目が死んでいた。 シンジはもうみんな裏切られたと勘違いをしたのだ。 「シ、シンジ・・・」 「まぁ、そんなことよりどうなの?二人はどういう関係?」 「ただの友達よ!それ以上でもそれ以下でもないわ!」 「僕も同じだよ」 「そう、分かった。じゃね」 シンジは二人が言っていることを信じていない。 嘘で誤魔化そうとしていると勘違いしている。 そしてシンジは二人から背を向け、教室から立ち去った・・・ カヲルとアスカだけが残った教室・・・ 「惣流さん!どういうつもりだい?こんなことになってしまって」 「せ、成功すると思っていたのよ!シンジがあんなにも・・・」 「・・・惣流さん、君はシンジくんの気持ちを考えたことがあるかい?それに、シンジくんの性格を?」 「シンジの気持ち?性格?・・・ハン!そんなの知り尽くしてるわよ!」 「・・・だったら何故シンジくんとの関係を断ち切るようなことをしたんだい?」 「それは・・・その時はシンジの性格を計算に入れてなかったのよ・・・渚を殴って、それでアタシが暴露 すれば丸く収まると思っていたの」 「・・・それなら、今惣流さんはどうしたい?」 「・・・追いかけるわ」 「そうするべきだね」 「うん!」 アスカは教室を走り去り、 シンジを探しに行った。 「頑張れよ、惣流さん」 ・ ・ ・ アスカは色々な場所を探した。 まずは家、そして・・・思い出の公園 だが、シンジは何処にもいなかった・・・ アスカはこれでは埒があかないと思い、 携帯に手を掛けた。 だが、アスカはボタンを押す気にはならなかった。 自分の力で探さなければシンジは許してくれないと思ったから。 ・ ・ ・ そうだ!あそこなら! アスカは何かを悟った。 シンジがアスカに告白をした場所・・・ 奇麗な海の見える浜辺だった。 アスカは電車に乗り、目的地へと向かった・・・ ・ ・ ・ 浜辺・・・ 「ふふ、また来ちゃったよ。今日はお別れを言いにきたんだ」 シンジはそう言う 「また、僕は捨てられた。もう、何もない・・・このまま消えてもいいと思う、だけど、何故か死ぬのは恐い んだ・・・臆病だね、僕って・・・」 シンジは自分が様子が可笑しくなったのか、笑い出した。 「フフフ・・・さて、これから何処に行こう?・・・何処でもいいか。別に何か目的があるわけじゃないし」 シンジはここの場を立ち去ろうとした。 その時 「シンジ!!待って!!」 後ろからアスカがやってきた。 「・・・なんだい?アスカ?」 「待って!!・・・アタシの話を聞いて」 「・・・どうしてだい?別に聞くこともないだろう?」 「・・・お願い、聞いて」 そういって、アスカの顔から涙が流れた。 「・・・分かったよ」 「あ、ありがとう」 アスカはシンジに近づき 自分の計画を話した。 「アタシね、シンジのことが好き。それは前に言ったわよね」 「そうだね」 「だから、もっと恋人らしくしてほしかったの・・・もっと、触れ合ってほしかった。もっと、自分に自信を持 ってほしかったの」 「・・・・・・」 「だから、渚と計画したの。シンジが嫉妬すれば、アタシにちゃんと恋人の関係をしてくれると思ったの・ ・・」 「・・・・・・」 「だからゴメンなさい!お願いだからアタシを嫌いにならないで!」 アスカは泣きながらシンジに抱き着いた。 「・・・アスカ、僕はね君が言った通り自分に自信がないんだ。だから、本当に恋人になってよかったの かなって感じたんだ」 「・・・」 「僕は本当に君と恋人になっていいの?」 「シンジ、アタシはシンジが恋人なのに誇りをもっているのよ!」 「え?」 「そうよ!シンジは微笑んでくれるのが嬉しいの!だから自分を磨いているの!」 「・・・」 「お願い!お願いだからアタシを嫌いにならないで!」 「・・・僕は君の側にいていいの?」 「いなきゃダメなの!」 「本当にいいの?僕はバカだから信じるよ」 「信じて!その代わりアンタがアタシを嫌いになっても離さないからね!」 「うん!僕も離さないよ!ずっと側にいるよ!」 二人の顔が重なり合う。 キスは何度でもしたが、このキスは本当に心が通じ合った時の誓いのキスになった・・・二人の姿はとて も神聖なものだった。 今にでも光輝くような・・・ ・ ・ ・ 二人はもう決して惑わされないだろう・・・ 二人はずっとお互いを支え続けていけるだろう・・・ たとえ、どんな辛いことがあっても二人でなら・・・ ・ ・ ・ 翌日・・・ 「「おはよう!!」」 二人は腕を組みながら登校した。 アスカの願いが叶ったのだ。 アスカは嬉しさによって笑みが絶えない。 それは、幸せを協調すること シンジも笑みを消えさせない。 自信と意味を教えられたシンジはもう恥ずかしがらない。 堂々としている。 「アスカ、君に寂しい思いはさせないよ」 シンジはアスカの唇にそっとキスをする 「ん・・・・・・もう、バカ」 FIN |