BY KEN

よう!俺の名はサガット。
最強のファイターを目指す者だ。
今回は俺のロマンチックな話をするぜ。



あれは、5年前のことだった・・・
俺は最強のファイターになるためにいろいろな場所へ修行していた・・・
そして、ある日、第三新東京都市という場所にたどり着いた・・・
そこの土地はとても俺にとって新鮮だった。
なんと言っても科学技術が異常に発達していたのだ。
俺は機械にばかり頼っているからここの人間は大した奴がいないと思った・・・
そしてこの土地を立ち去ろうと思った・・・だが、ふとある建物を目にした・・・



『惣流古武術道場』

と書かれていた・・・
俺はその道場に入った。
そして、俺が見た光景は・・・



『なに!やってんのよ!このヘボ!』

一人の小娘がナマ言って、威張って他の門下生をいびっていた。
俺はそれが無償に腹がたった・・・
だって、大した実力を持たぬ奴が、自分と大して実力の違わない奴をいびっていたのだからな・・・



『なによ!アタシに逆らう気?勝負してあげるわよ?恐い?まぁ、アタシに敵う相手なんて世界に一人もいないんだか ら!』

小娘が言った言葉に俺はキレた。

「なら、俺が勝負をしてやろう・・・」

小娘は俺の声に気づいたらしく俺のほうを向いた。
そして・・・

『はぁ?アンタバカ?アタシに敵うわけないじゃん!・・・やってやろうじゃない!』

そういい、俺に中指を立てながらこっちへ来いと俺に手招きした。
その動作はさらに俺をキレさせた・・・



そして・・・俺は小娘にたいし、攻撃を開始した。
俺の格闘技はムエタイ・・・
まず、俺の一つの必殺技のタイガークラッシュで小娘に接近した・・・
タイガースラッシュは前方に飛びながら強力な蹴りを相手にあびせる技だ・・・
普通の人間ならこの技で即死だろう・・・
まぁ、これは挨拶変わりだから簡単に避けれるだろう。



予想通り小娘は俺のタイガースラッシュを避けた。
だが、さっきのタイガースラッシュだが、本気のほの字も出さずに繰り出したものだ・・・
その程度を避けた小娘は・・・

『はん!その程度!ザコねまったく』



どうやら俺の力量もそして自分の力量もが分かってなかったようだ。
ザコ・・・それはこちらのセリフだと俺は思った・・・
だが、俺は無言のまま、攻撃を開始した・・・



次の技はタイガーアッパー・・・
俺の第二の必殺技だ・・・
空中へ拳を向けて飛び上がる技・・・
拳が相手の顎のしたにあれば即死というかなり凶悪な技だった・・・
だが、これも実力の半分もださない程度・・・
だが、それを避けて喜んでいる小娘がいた・・・
俺はそれがムカツキ、少し本気を出した・・・



タイガーショット・・・
俺の最強の必殺技である・・・
手に気を集め、それを相手に向け、打つ!という技だ。
気の量によっては相手が死んでしまうかもしれないものだった・・・
小娘はそれを避けたが、気の範囲はどこまでも広がる・・・そして小娘のほうに気の塊は軌道を変え、ついに小娘に当 たった・・・

『キャァァァ!!』



小娘は派手に吹っ飛んだ・・・
そして、壁にぶつかり気を失った・・・
だが、俺はその小娘の腹に蹴りを入れ意識を強制的に回復させる。

『グフッ!』
「お前、格闘技を汚した・・・その罪、許し難き、よって死によって償え・・・」



俺は小娘の頭を片手で持ち、身体を宙に浮かせた・・・
周りを見ると、誰もいなかった・・・どうやら門下生は恐怖のあまり逃げたらしい・・・

「お前は誰にも助けられないんだな・・・」
『ウッ!・・・』



小娘は泣き出した・・・
だが、俺は許すつもりはなかった・・・
その時!



『波動拳!!』

その声とともに気の塊が俺目掛けて飛んできた。

「誰だ!」

俺は問う・・・
そして、間もなく返事は帰ってきた・・・

「僕は碇・シンジ・・・よろしく(ニコリ)」

俺が見たものは少年だった・・・
だが、結構逞しい身体をしていた・・・
そして、心も汚れがないと俺は感じた・・・

「ねぇ、君・・・なんでアスカに乱暴をするの?」

どうやら俺が今まで殺そうとしていた小娘のことを言っているようだ

「それは、この小娘は格闘技を汚したからだ・・・そう、実力もないに等しいこの小娘は自分が最強だと言い張ったのだ 。だから、俺がちょっと相手をしてやっただけだ」
「ふ〜ん、でも、殺すのはよくないよ・・・もし本気で殺そうとしたのなら・・・僕が君に罪を与えるよ」



少年は目から出る殺気をさらに強くした・・・
何年ぶりだろう・・・これほどの強い殺気を感じたのは・・・

「フッ、なら俺を止めて見せろ!行くぞ!最強最大の必殺!タイガーレイド!」

俺は少年に渾身の力をこめた強力な蹴りくらわせた・・・
だが・・・

「何?!」

そう・・・少年は蹴りを全部受けたのだ・・・だが、平気な様子で立っている・・・

「今度はこっちから・・・くらえ!真空!竜巻旋風脚!」

少年はその場で駒のように回転しだした・・・そして、その回転している場所から真空の竜巻ができる・・・そして、その 竜巻に吸い寄せられるかのように俺は強力な蹴りを浴びた・・・

「グワァアアア!」
「まだまだ!くらえ真空波動拳!」

先ほどより強力な気の塊を俺に撃ってきた・・・
そして、その攻撃で俺は・・・遠く彼方まで飛ばされてしまった。



サガットは目を開いた・・・
そう、気がついたらここにいた・・・
俺はいい機会だと思い、何故負けたか、そして自分の信念はなにかを考えている。
そして、答えが見つかろうとしている・・・
愛する人を守るとき・・・人は本当の力を見出せるのか・・・
俺はこれから愛する人を見つける・・・



だが・・・俺に春は来ない・・・
こんなにラブリーなのに・・・
人は俺をこう呼ぶ・・・ロマンチック・サガット・・・
略してロマ・サガ・・・



早く・・・春よ来〜い

サガットの秘密日記より・・・






オマケ・・・
「アスカ!大丈夫!」
シンジはアスカを抱き起こす・・・
「シンジ・・・うえ〜ん、シンジ〜、恐かったよ〜」
「もう大丈夫だよ・・・今度からは絶対危ない状態にさせないから・・・でもアスカも悪いんだからね・・・」
「うん・・・反省してる。・・・ずっと、アタシの側にいてね・・・」
「うん。分かってるよ・・・君が嫌だっていうまでずっといるよ・・・好きだよアスカ」
「一生アタシの側にいてね!・・・アタシも好きよ!シンジ☆」



ここに一つのカップルが生まれた・・・

FIN

後書き
うが〜!なんだこれは〜!
サガットが〜!
僕はこんな恐ろしいものを生み出してしまったのか・・・
許して!

KENより