A Whole New World

 

By KEN


 

 

この新しい世界・・・

仲間はずれなのは僕だけ・・・

自分がつくった世界なのに、自分だけ仲間はずれ・・・

もう一度、壊したくなる・・・

世界なんか、平和なんか・・・

 

 

自分だけが、助かればいい・・・

 

 

一番嫌われそうな言葉・・・

それは、仕方ない事・・・

人間誰だって、自分より大切なモノなんてあるわけない・・・

自分しか信じれない・・・

 

 

好きな人がいる・・・

 

 

それは、きっと、心が弱いから・・・

勝手に決め付けているんだ・・・

心が弱い・・・

その事を言うのが、恥ずかしいから、君の事が好き・・・

だなんて、言うのではないか・・・?

 

 

人は自分が心が弱いのを隠そうとする

だから、頼れる人を探す・・・

その人を好きと思い込む・・・

結局は利用しているだけ・・・

僕はそんなのが嫌・・・

利用するのは嫌い・・・

利用されるのは嫌いだ・・・

 

 

新しい世界になった・・・

 

 

そして、世界が暖かくなった・・・

多分、人達が自立出来てきたのだと思う・・・

だけど、好きと言う人は消えない・・・

 

 

相手を好きになると言う気持ちは消えない・・・

 

 

何故、分からないか分からない・・・

自分は相手を利用していることを・・・

利用って言葉を好きって言葉に置き換えている事を・・・

 

 

僕は・・・

 

 

そんな世界から仲間はずれとなった・・・

 

 

誰も、いない・・・

 

 

隣には、誰もいない・・・

 

 

でも、それが、気が楽でもある

 

 

気が楽な事はいいことだ・・・

 

 

悩む事はないから・・・

 

 

誰にも迷惑をかけてないと感じるから

 

 

誰にも文句を言われないから・・・

 

 

僕は他人に文句を言われるのが嫌いだ・・・

 

 

自分が責められているような気がする・・・

 

 

そんな、事が嫌いだ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しい世界になっても暑いこの街・・・

 

 

第三新東京都市・・・

 

 

僕の忌まわしい記憶が詰まっている場所・・・

 

 

僕はこの街から出れない・・・

 

 

あのくそオヤジのせいだ・・・

 

 

僕は、あのくそオヤジのおかげである部屋の一室に閉じ込められている・・・

 

 

なんか、医者らしい奴が来て、僕の精神がおかしくなっているらしい・・・

 

 

精神がおかしい?

 

 

たしかにそうなるよ・・・

 

 

辛いんだよ・・・

 

 

でも、閉じ込めるのもどうかと思う・・・

 

 

何ヶ月ぐらい僕は外を見ていないだろう・・・

 

 

どうやったら、逃げれるだろうと思う・・・

 

 

何処かへ逃げたい・・・

 

 

「今日も来たんだ・・・」

 

 

いつも、僕の所に来る嫌な大人・・・

そして、嫌な女の子・・・

 

 

「まぁ、そんな事言わないで、シンジ君」

「そうよ、アタシが来てやったんだから!感謝しなさい」

 

 

大人は僕を宥めるように・・・

女の子は僕を挑発するように・・・

 

 

はっきり言って・・・邪魔だ・・・

 

 

「迷惑ですよ・・・出て行ってください」

 

 

僕は二人にそう言った・・・

 

 

「ねぇ・・・シンジ君・・・まだ、お父さんの事許せないの?」

「何がですか?」

「アナタにした事よ・・・」

 

 

許せないですよ・・・

 

 

僕をこんな嫌な場所に閉じ込めたんですから・・・

 

 

「僕がアイツの言う事を聞けばここから出れるんですよね・・・」

 

 

そう・・・

医者が精神がおかしいだなんて言ったのは・・・嘘・・・

 

 

そう・・・

 

 

アイツが僕にした事を許せばここから出してやると・・・

アイツは条件を出してきた・・・

 

 

なんで、そんな奴を許せるのだろう?

 

 

「僕は、許したくありません・・・二度と・・・永遠に・・・」

 

 

僕は、大人と女の子に言った・・・

 

 

「じゃあ、私達も許せない?」

 

 

大人はそういう・・・

 

 

「ええ・・・そうですよ。葛城・ミサトさん・・・そして、惣流・アスカ・ラングレーさん」

 

 

アナタ達は、僕を助けようとしなかった・・・

ここに閉じ込められる僕を・・・

 

 

その日から人を頼ろうとしなくなった・・・

 

 

何事も自分で・・・

 

 

自分で解決しようと思った・・・

 

 

「さ、帰ってください・・・」

 

 

僕は二人にそう言った・・・

 

 

「それと、ミサトさん、アスカ・・・僕は、ここにずっといると思う?」

 

 

ミサトさんとアスカが部屋から出ようとするとき言った・・・

 

 

「僕だって、死ぬ方法くらい分かります・・・。舌を噛んで死んでもいいんですよ」

 

 

そう、ここの部屋にはベッドとトイレ・・・そして、トイレ以外何もない・・・

だが、別に困る事はない・・・

 

 

自分の力で死ぬ事だって出来る・・・

 

 

どうやら、アイツは死んでくれた方が都合がいいようだけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は、今この瞬間舌を噛もうとした・・・

 

 

その時、アイツが入ってきた・・・

 

 

「なんの用だい?碇司令様?」

 

 

そう、アイツが現れたのだ・・・

碇・ゲンドウに・・・

 

 

「ここから出てけ・・・」

 

 

アイツはそう言った・・・

 

 

「はいはい、そうですか・・・じゃあ、勝手に出てかせて貰います」

 

 

僕は立ち上がった・・・

 

 

「私がお前に求めていたモノ・・・それは、許しではない・・・」

 

 

アイツはぼそぼそと小さく呟く・・・

 

 

「なら、なんだよ?」

「お前の甘えが欲しかった・・・」

 

 

親として、子どもに甘えてほしかった・・・

 

 

「そんな事嫌だね・・・。今まで親らしくないことしていて・・・甘えろ?そんな事出来ないよ」

 

 

僕は、ほとほと呆れている・・・

 

 

「僕はここから出る・・・それが、アナタとの永遠の別れだよ」

「・・・そうか・・・」

 

 

僕はそう言うと、ドアを開ける・・・

久しぶりの外の世界に出れる・・・

 

 

少し心には、ワクワクとした思いが出来ていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが・・・僕の求めた世界か・・・」

 

 

あまり、世界はかわっていない・・・

新しい所なんて見つからない・・・

 

 

前と変わらない町並み・・・

 

 

そして、変わらない人並み・・・

 

 

何もが変わっていない・・・

 

 

結局過ごしにくい場所だ・・・

 

 

「おお!シンジやないか!」

 

 

僕の後ろから声がした・・・

 

 

僕の友達・・・

 

 

「やぁ・・・トウジ・・・お久しぶり」

「なんや、われ、病院に入院しとったと惣流から聞いたんやから心配しとったで」

「あぁ・・・ゴメンね・・・」

「まぁ、ええ。それより、今日はどうしてここにいたんや?」

「親から追い出されたのさ・・・」

「・・・なんやと」

「僕はここには居てはいけないらしいよ。だから、何処かに消えようかなと思ってさ」

「・・・ほうか・・・だが、ワシは行ってほしくはないんやけどな・・・」

 

 

トウジはさもガッカリしたように言った・・・

 

 

「仕方ないよ・・・それに、ここの街は僕には合わないみたいだからさ・・・」

「まぁ、おぬしがそこまで言うなら止めやせん・・・じゃが、惣流には言うたんか?」

「なんでだよ?」

「アホ、お前を毎日見舞いに行っているやろ!」

「そうだね・・・はたはた迷惑だよ・・・」

 

 

僕がそう言うと、トウジは僕を殴った・・・

初めて逢った時と同じように・・・

 

 

「お前のぉ・・・いいかげんにせいよ」

「なんでだよ、僕を傷つけた奴の一人になんで、そんな事を言わなくちゃいけないんだ!」

「そうや!それに、惣流は反省しとったやろが」

「そうかな?僕にはそうは感じない・・・僕は何処かに行きたいんだよ・・・誰にも知られるず・・・誰も僕を見つけれない場所に・・・」

 

 

僕はそう言うと、駅の方へと歩みだした・・・

 

 

もう、迷いはない・・・

 

 

アスカ・・・

 

 

そんな子の事なんて知らないフリをして・・・

 

 

「僕は一人で生きるんだよ・・・」

 

 

そんな、言葉を吐いていた・・・

これじゃ、まるでアスカみたいだと、心の中で思った・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと・・・何処へ行こうかな・・・」

 

 

僕は駅で行き先を考える・・・

今はとても暑い・・・

 

 

北の方へ行けばもう少し涼めると思う・・・

 

 

だから、北海道にでも行こうかなと思う・・・

 

 

「まぁ・・・ここから遠いだろうけどね・・・」

 

 

そう言うと、僕は切符を買う・・・

 

 

足掛かりに岩手あたりで止まろうと思う・・・

 

 

「お金は・・・このカードで十分だしね・・・」

 

 

僕の稼いだお金・・・

 

 

僕が命をかけて作ったお金でもある・・・

 

 

「後、北海道に着いたら、マンションでも買って・・・暮らそうかな・・・」

 

 

パンフレットで読んだが、北海道はまだ自然が残っているらしい・・・

結構、楽しみだ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ〜ら、無敵のシンジ様、奇遇ですわね」

 

 

また、僕の背後から声が聞こえた・・・

この声、この口調はあの子しかいない・・・

 

 

「そう?で、アスカは何なの?」

「アタシは、出張みたいなもんよ」

「そ・・・じゃあね」

 

 

僕はそう言うと、改札口へと向かった・・・

 

 

はっきり言うと、逢いたくない人である・・・

 

 

僕が一番・・・好きだった人であるから・・・

 

 

でも、今は好きと言う言葉は使いたくない・・・

 

 

僕の決意は壊す事になるから・・・

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・」

 

 

僕は、岩手行きの電車へと乗った・・・

 

 

「隣いい?」

 

 

そして、アスカも乗ってきたようだ・・・

 

 

「席なんか、一杯あるじゃん・・・」

「あら・・・別にいいじゃない・・・」

「・・・どうぞご勝手に・・・」

 

 

 

 

 

アスカは僕の隣へと座った・・・

 

 

「で、何処に行くの?アスカは?」

「あら?アタシはアンタのとこについていくだけよ」

「・・・なんでだよ」

「そりゃあ、仕事だしね・・・」

「なるほどね・・・」

 

 

アイツは僕を逃がしたわけじゃないんだ・・・

アスカを使って監視か・・・

面倒だね・・・

 

 

「監視するためについてくるなら、迷惑なんだけどね・・・」

「そう・・・でも、こっちも仕事なのよねぇ・・・」

「あ・・・そ・・・」

 

 

僕は仕方がなく目を閉じた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりに夢を見た・・・

 

 

昔の頃の僕だった・・・

 

 

あぁ・・・綾波、アスカ・・・

 

 

二人で一緒に遊んだ事はなかった・・・

 

 

だけど・・・

 

 

楽しい思いは出来た・・・

 

 

でも、そこにも自分の居場所はなかったと感じる・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・」

 

 

僕は眠りから覚め・・・

 

 

外を見ようとした・・・

 

 

だが、首がまわらない・・・

 

 

原因・・・は・・・

 

 

「アスカ・・・」

 

 

僕の首に手を回し・・・

僕の胸へと抱き着いていた・・・

 

 

「起きてよ・・・」

 

 

僕はアスカを揺する・・・

 

 

起きてくれ・・・

 

 

僕が僕でなくなるから・・・

 

 

「離れてよ・・・」

 

 

離れて・・・

僕に触れないで・・・

 

 

僕が壊れる・・・

 

 

僕の決意が壊れる・・・

 

 

「嫌・・・」

 

 

アスカからの返事はそれだけだった・・・

 

 

「なんでだよ・・・」

「アタシの気持ちが分かっていて聞いているの?」

「・・・僕は、好きって言葉が嫌いなんだよ・・・」

「それなら、アタシを愛してくれるって言ってくれれば問題ないわ」

「・・・・・・」

「アタシはアナタの事が好き・・・いいえ、愛しているのよ?」

 

 

僕を見つめながらアスカは言う・・・

 

 

「アナタ・・・が、アタシの事愛しているって言ってくれれば、離すわ・・・」

 

 

アスカは僕にそう言った・・・

 

 

「無理にアタシを引っぺがしてもいいけど・・・泣くわよ・・・思いっきり・・・」

 

 

さらに僕にこんな言い分を付け足した・・・

 

 

「ふぅ・・・愛しているよ・・・」

 

 

僕はそう言った・・・

 

 

「で、離す気にはなった?」

「いいえ・・・」

 

 

やはり予想していた・・・

どうせ、何をしても離さないのだろうと・・・

 

 

「ホントはアタシ・・・ネルフから飛び出してきたのよ・・・」

「だろうね・・・」

「だろうねって・・・」

「アスカじゃ、監視なんて出来ないよ」

「そうかしら?」

「まぁね・・・」

 

 

いまだにアスカは僕を離さない・・・

仕方ない・・・

 

 

僕も恐る恐るであるが・・・

 

 

アスカを抱きしめた・・・

 

 

「あら・・・仕方なくアタシに愛しているっていってんじゃないの?」

「さぁ・・・ね・・・。愛しているって意味は分からないけど・・・君は特別だよ・・・」

「そ・・・それは、ありがとね」

 

 

僕らはお互い、駅につくまで抱きしめていた・・・

 

 

他のお客がいなくてよかったと思ったりした・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ・・・どうして、あそこから出て行ったの・・・」

 

 

アスカは僕に聞いてくる・・・

 

 

「僕の居場所はないし・・・新しい世界をみたいから・・・」

「そ・・・なら、ずっとお供してあげるわ」

「そう?」

「ええ・・・愛しているってなんて言ってしまった以上・・・責任をとって・・・モチロン、アナタもね」

「・・・分かったよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・今日も快晴なり・・・」

 

 

いい天気・・・

そして、この自然が素晴らしい・・・

 

 

「シンジ!やっと起きたの?」

「うん」

「ほら、今日はデートでしょ」

「分かっているよ。じゃあ、行こう・・・ハイキングに・・・」

 

 

「ええ・・・アナタ・・・」

 

 

アスカ・・・

 

 

僕は君の事が好きではない・・・

 

 

でも・・・

 

 

愛しているよ・・・

 

 

僕は好きって言葉は嫌いだ・・・

 

 

だから・・・

 

 

愛している・・・

 

 

それしか言えない・・・

 

 

この新しく住む・・・

 

 

新しい世界で・・・

 

 

君だけに・・・

 

 

愛しているを言う・・・

 

 

後書き

 

ふぅ・・・

なんか、意味不明ですな・・・

でも、とても・・・長いお話ですな・・・

 

 

面白いと言ってくれる人は、掲示板にでもメールにでも一言でいいから言ってくれると嬉しいです。

シリアスもどきしか書けない私です・・・

 

 

次回も頑張ります!

 

 

KEN