Fly me to the moon

 

By KEN


 

 

「Fly me to the moon

And let me play among the stars

Let me know what spring is like

On Jupiter and Mars

In other words, hold my hand!

In other words, darling, kiss me!

 

 

 

Fill my heart with song

And let me sing forevermore

You are all I long for

All I worship and adore

In other words, please be true!

In other words, I love you!

 

 

私を月へと連れてって

そして星々の間を飛びまわり

恋は木星や火星みたいなものだと

教えてほしいの

だからね、私を抱いて

そして、Kissして

 

 

 

私の心を歌で埋めて

ずっと永遠に歌い続けていたいの

だってあなたは私が待ち望んでいた

憧れの人だから

だからね、ずっとやさしくしてね

だって、あなたが大好きだから」

 

 

アタシの見る景色・・・

そこには、青い髪の少女がいた・・・

 

 

高らかに歌う、そして、気持ちよさそうに・・・

なによりも、輝いてみえる・・・

美声・・・

それが、彼女を際立たせる・・・

 

 

 

「ホント・・・いいわねぇ・・・あの子は・・・」

 

 

アタシは、テーブルにある、紅茶色のお酒をグイッと飲む・・・

身体中が暑くなる・・・

 

 

「ホント・・・いいわね・・・」

 

 

 

そう言い、目を閉じて彼女の声に、身体を預けた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホント・・・なんで、アタシは歌えないのかしら・・・?

なんで、アタシは楽器を使わないと音楽の出来ないの?

彼女の楽器は自分自身・・・

羨ましい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アスカ・・・」

 

 

誰かがアタシを呼ぶ・・・

その主は・・・

 

 

「シンジ・・・」

 

 

彼女が求めて止まない・・・男性・・・

シンジがそこにいた・・・

 

 

 

「うん・・・聞いてたの?」

 

 

シンジがアスカに聞く・・・

 

 

 

「うん・・・でも、少し羨ましいなって・・・」

 

 

素直に心に浮かんだ言葉をシンジに言う・・・

昔のように捻じ曲げずに・・・

 

 

 

「羨ましい・・・?」

 

 

シンジは少し、困惑しながら、アタシに聞き返す・・・

そう、彼もまた、自分自身の声を楽器にすることも出来た・・・

そして、チェロという楽器も使えた・・・

アタシに言わせれば、羨ましいを通り越して、なんか、遠い存在・・・

 

 

 

「でも、君のピアノだって素晴らしいじゃないか?」

 

 

そう、彼女のピアノは素晴らしいの一言・・・

どんなものにも劣らない・・・

 

 

「そうかもね・・・。でも、なんか理不尽だわ」

「はは」

 

 

シンジはアスカの言葉に少し苦笑した・・・

 

 

「バカシンジには二つも音楽の才能を与えて、天才のアタシにはピアノの才能しかないなんて・・・」

 

 

シンジに負けた・・・と思うのが一番悔しい・・・

今まで自分の方が勝っていたのに・・・

今になってはシンジに負けている・・・

 

 

 

「ははは・・・でも、君は素晴らしすぎるピアノがあるよ」

「でも・・・」

 

 

まだ、納得のいかないアスカ・・・

シンジは少し、溜め息がちで・・・

 

 

「分かった・・・じゃあ、こうしよう」

「・・・・・・」

「僕は歌を頑張る・・・。チェロはもう二度とやらない・・・」

「!!」

 

 

 

アスカは目を見開いて驚いた・・・

 

 

 

「これで、いいかい?」

「駄目よ!」

「・・・なんで?」

 

 

そう、駄目・・・

だって、シンジはチェロをやっているとき、いい表情、

そして、いい音色を出す・・・

絶対やめては駄目だ・・・

それに、原因がアタシの我が侭なんて、嫌だ・・・

 

 

 

「駄目なものは駄目!」

「ふぅ・・・じゃあ、君の前では自分の声で勝負するよ」

「え?」

「今日、ここに来たのは・・・そして、君を呼んだのは、これを渡すため」

 

 

シンジはスーツの胸ポケットから、小さな小箱を出す・・・

 

 

「・・・結婚してください・・・」

 

 

それを、アスカに手渡す・・・

 

 

 

「・・・・・・はい・・・」

 

 

 

アスカは、呆然・・・そして、一瞬、何が起こったかわからなかった・・・

事態を飲み込み、やっと、手を出す事が出来た・・・

 

 

 

「はめて・・・」

 

 

 

小箱を開き

中に、ある、銀色の輝きを放つ指輪をシンジに手渡す・・・

シンジはこくりと頷き、アスカの左手を持ちながら、その指輪彼女の薬指にはめる

 

 

 

「ありがと・・・シンジ・・・」

 

 

彼女の目は潤み、そして、笑顔を彼に向けた・・・

 

 

 

「はは・・・こちらこそ・・・ありがとう」

 

 

 

頭を照れくさそうに掻く・・・

 

 

そして、アスカをシンジは抱きしめる・・・

アスカもそれに応えるように、目を閉じる・・・

そして、二人の顔の距離はどんどんと近づく・・・

 

 

そして・・・

 

 

キスをする・・・

 

 

二人とも、歌に身を任せながら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幾許かの時間が経った・・・

 

 

二人は、席に座り、モチロン隣同士で、歌を聞いていた・・・

 

 

歌が終わる・・・

 

 

そして間もない間に・・・

 

 

一人の女性が二人を尋ねにきた・・・

 

 

 

 

 

 

 

「よかったら・・・一緒に歌わない?」

 

 

 

ステージに立っていた青い髪の女性だった・・・

 

 

 

「うん・・・こちらこそお願いするよ綾波」

「ええ・・・いいでしょ!シンジはアタシが貰ったわ!」

「ふふ・・・勝ちはアナタにあげるわ。私にはカヲルがいるのよ」

「はは・・・で、カヲルくんは?」

「・・・(怒)カヲルなら、何処かに旅に行ったわ・・・。あの癖がなきゃ最高なんだけどね」

「はは・・・」

「レイ・・・苦労しているわね・・・」

「さぁ、ステージへ・・・」

「「うん」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Ladies and Gentleman! 今日は!スペシャルライブです!ピアノはかの有名なピアニスト!惣流・・・いえ、碇・アスカ!

そして、ボーカルは綾波・レイ、そして、碇・シンジです!

碇・シンジは有名なチェリストですが、ボーカルとしても多大な才能を発揮してます。

みなさん!心行くまでお楽しみください!」

 

 

 

 

 

 

 

「行くわよ・・・みんな・・・」

 

 

 

アスカの声に二人がコクリと頷く・・・

 

 

 

そして、アスカが鍵盤に手を置く・・・

そして、指が踊るように鍵盤をひく・・・

 

 

 

そして・・・

 

 

 

シンジとレイ・・・

 

 

 

二人の声が発せられる・・・

 

 

 

「Fly me to the moon

And let me play among the stars

Let me know what spring is like

On Jupiter and Mars

In other words, hold my hand!

In other words, darling, kiss me!

 

 

 

Fill my heart with song

And let me sing forevermore

You are all I long for

All I worship and adore

In other words, please be true!

In other words, I love you!

 

 

私を月へと連れてって

そして星々の間を飛びまわり

恋は木星や火星みたいなものだと

教えてほしいの

だからね、私を抱いて

そして、Kissして

 

 

 

私の心を歌で埋めて

ずっと永遠に歌い続けていたいの

だってあなたは私が待ち望んでいた

憧れの人だから

だからね、ずっとやさしくしてね

だって、あなたが大好きだから」

 

 

 

 

 

 

 

二人の美声・・・

そして、アスカの奏でる素晴らしい曲・・・

それが、交わり・・・

最高の音楽を生み出す・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今夜は・・・素晴らしい夜になりそうだ・・・

 

 

 

 

 

 

Fin!

 

 

後書き

ふぅ・・・

やっと、念願叶って、Fly me to the moonを使ったLASが実現しました

でも、LASが少し少ない気がするのは・・・何故?

でも、なんか、この短編も気に入ってます

なんか、こう、静かな曲とかを思い浮かべられるの好きです

 

 

私は歌の方はあまり詳しくありませんが、静かな曲は、そして歌は好きです。

そして、さわやかなものが・・・

 

 

 

KEN