
〜ドキッ!〜 第2話 BY KEN
「負けそうな時 挫けそうな時〜気が付けば そっと支えてくれていた・・・か」 アタシは昨日、偶然腐敗したミサトの部屋から一枚のCDを見つけた 何故、ミサトの部屋に入ったかは内緒・・・ それはさておき、CDのラベルには『〜ドキッ!〜』と書いてあった・・・ アタシはなんだろうとすぐさまCDプレーヤーにCDを入れ、 録音されているモノを聞いてみた・・・ 最初の部分はなにか感じのいい曲だった・・・ アタシは今までない、音楽の感動を覚えた・・・ そして、歌に入った・・・ 一人の男性の声が聞こえた・・・ よく響く低い声だった・・・ アタシはその声にいつのまにか聞き惚れていた・・・ いや、声ではないと思う・・・ そう、歌詞に聞き惚れていたのだ・・・ そして、少し何か自分の事を言っていると感じた・・・ まるで・・・アタシを想う人が思っているような歌詞・・・ アタシは一瞬、頭にシンジの姿を浮かんだ・・・ だけど、一瞬にしてシンジの姿は消えてしまった・・・ だって、アタシはシンジのことを支えているという、自信はない・・・ 好きだけど・・・自分はどんなところがシンジに役に立てるか分からない・・・ それに、シンジはアタシの事を全然気にしてないと思う・・・ 「アタシは・・・シンジの事が・・・好きなのかもしれない・・・」 I think I love you? アタシはアナタを愛していると思う・・・ そう、まだ思っている段階だ・・・ 段階・・・ それは、かなり高い・・・ 「やっぱり、女の子らしくしないといけないのかな?」 今まで、シンジの前では女の子らしくしたことがない・・・ やっぱり、人に好かれるには・・・ 自分の性格まで変えなくちゃいけないのかな? 「でも・・・シンジは、アタシはアタシのままがいいって言ったよね・・・」 そう、シンジは前そう言った・・・ アタシが使徒にやられえ自暴自棄の状態になり、 ふらふらと街をさまよっていた時、シンジは言った・・・ 自分らしく生きて!アスカ・・・と・・・ アタシはその言葉が心に響いた・・・ そうね・・・ やっぱり・・・ アタシはアタシらしくシンジに好かれなくちゃ・・・ 駄目よね・・・ 自分に自信を持っていかなきゃね・・・ 「んじゃ、明日から頑張りますか!」 アタシは明日からの予定が決まった・・・ そう、シンジをありのままの自分でオトスコト・・・ 「アスカぁ〜〜!晩御飯できたよ〜〜!!」 キッチンからシンジの声が聞こえる・・・ どうやら、料理が終ったようだ・・・ アタシは急いで部屋を出た・・・ やっぱり、予定変更日を今からにするわ! 「はぁ〜い!今行くわ!!」 アタシは元気に返事をする そうよ!元気のないアタシなんてアタシじゃないもの! 「あら?今日は変わったメニューじゃない?」 キッチンに行ってみると、食卓にはなにか夏らしい、冷たい料理が置かれていた 「あ、分かった?なんか近頃本当に暑くなってきたからね・・・ 少しメニューに冷たいものを増やしてみたんだ」 「へ〜」 シンジって凄い! アタシは素直に関心した・・・ もう、料理なんか自分は叶わないと感じる・・・ やっぱり、アタシも料理の勉強しておけばよかったな・・・ 「まぁ、そんなことはいいから、座って座って」 「そ、そうね・・・じゃあ、『いただきます!』」 声がユニゾンする・・・ いつも同じことなのに今日に限っては何か嬉しい・・・ やっぱり、アイツの事を好きと認めたから・・・かな? 「うん。おいしいわね!」 あ!言っちゃった・・・ アタシは初めてシンジの目の前でおいしいと言ってしまった・・・ 前のアタシは心ではそう思っていても言えなかったのに、 すらっと言ってしまった・・・ 素直に少しずつなれてきたのかな? 「え?う、うん。ありがとう・・・」 シンジはいきなり何を言われたのかいう感じに目をキョトンとさせていた あ〜ん、もう!何を言っているのよアタシ! で、でも、普通の子なら普通にこう言うんだろうけどね・・・ 食事の時間、アスカの思いもよらぬ発言によって、終始無言の時間となった お互い、顔を真っ赤にしていた・・・ 多分、お互い共に、料理の味が分からないくらい緊張していることだろう・・・ 「ご、ごちそうさま」 「はい、お粗末でした」 アスカは料理を食べ終え、自室に戻ろうとした・・・ あ・・・ やっぱり、手伝わないといけないよね・・・ それに・・・好きな人とはずっと一緒に居たいもんだしね・・・ アスカは廊下で立ち止まり、そして、くるりと回転し、 シンジの居る、キッチンへと戻って行った・・・To be continue 後書き どもども調子に乗って、第2話も書けました やっぱり私は一人称を交代して書いて行くやり方が好きです KEN