〜ドキッ!〜 第3話 BY KEN
「さてと・・・」 僕はイスから立ち上がり、晩御飯の後片付けを始めた・・・ 正直言うと・・・面倒臭い・・・ 誰か変わってほしい・・・と思う・・・ でも、僕の仕事・・・なんだしね・・・・・・ 僕は流し台に行き、食器をどんどん置いて行った・・・ やっぱり、おかずの品数を減らそうかな? 食器を使いすぎちゃって大変だし・・・ スタスタスタ・・・・・・ 誰かが僕の後ろを横切って行く・・・ まぁ、誰かといってもこの家には今、僕とアスカしかいないしね・・・ 冷蔵庫から麦茶でもとっているのかな? はぁ〜・・・また洗い物が増えた・・・ 「ねぇ、アタシも手伝っていい?」 僕の背後から思いもよらぬ声が聞こえた・・・ 声の主はやっぱりアスカだった・・・ 「え?・・・手伝ってくれるの?」 僕は思わず聞き返してしまう・・・ 「うん・・・」 アスカは少し頬を赤く染めながら言う・・・ 〜ドキッ!〜・・・ まさにそんな感じだった・・・ 僕には彼女がとてつもなく可愛く見えた・・・ 「じゃ、じゃあ、僕が洗うからアスカは水で泡を流して」 僕はどもりながら言う・・・ いつものアスカじゃないみたいだ・・・ でも、前に見たことがある・・・ それは・・・ 僕がアスカに自分らしく生きて・・・と言ったときだ・・・ これが、本当のアスカなのかな? 「分かったわ」 アスカはそう言い、僕の隣に立った・・・ うぅ、緊張するなぁ〜〜 なんか、頬を熱いな・・・ 多分真っ赤なんだろうな・・・僕・・・ アスカの手伝いにより、いつもより早く後片付けが終った・・・ いつもこうなら嬉しいんだけどな・・・ あ、いけないな・・・欲が出ちゃ駄目だし・・・ でも、時々手伝ってくれると嬉しいな・・・ 「ありがとう、アスカ。助かったよ」 「か、感謝しなさいよ」 アスカはそっぽを向きながら言った でも、まだアスカも少し頬が赤かった・・・ ピピッ!! 僕の腕時計が鳴った・・・ ふと見てみると、8時だった・・・ いつもより早い時刻だ・・・家事から解放されるのは・・・ 「あ、お茶出すね・・・居間でくつろいでなよ」 「そうね」 僕がそう言うとアスカは居間に行った・・・ 僕は冷蔵庫を開け、麦茶を出すと、二つのコップに入れた・・・ それと、手ごろなお茶菓子をお盆に乗せて居間に向かった・・・ 「お待たせ」 僕はそう言い、居間にあるテーブルに麦茶とお茶菓子が乗っているお盆を置いた 「あ、ありがと」 またもや、珍しいことが起きた・・・ アスカがお礼を言った・・・ やっぱり、変・・・だよな・・・ 「う、うん」 僕はそう言い、誤魔化すようにお盆の麦茶に手を伸ばし、それを飲んだ・・・ 僕とアスカの間には言葉がなかった・・・ 僕の耳に聞こえて来るのはテレビの音だけ・・・ 「ねえ、シンジ」 アスカが不意に僕に喋り掛けてきた・・・ なんだろう・・・ 「なに?」 「今日さ、いい歌発見したんだ・・・『〜ドキッ!〜』とか言う題名の」 「そうなんだ・・・」 僕は少し驚いた・・・ 僕も今日、その歌を聞いたのだから・・・ 「なんかさ・・・アタシたちに似ているな〜なんてさ・・・」 「歌っているの・・・グループだよね?」 「知ってるの?」 「僕も聞いたんだ・・・買い物の帰りに・・・」 「そうなんだ」 「うん。なんか夏を待っていた曲って感じだし・・・ それに、なんか僕たちに似ていたから・・・なんか聞き惚れていた」 迷惑かもしれないけど・・・ これが、僕が本当に思った事だから・・・ 「・・・そうね・・・。じゃあ!アタシは部屋に戻るから・・・ お茶菓子と麦茶も持ってくからね」 「あ、うん」 アスカはそう言うと、自室に戻った・・・ やっぱり、迷惑だったかな?
To be continue
後書き おお!! ついに、シンジ&アスカがお互いを気にしはじめた・・・ でも、どうしよう・・・ これからのことが書けるんでしょうか? KEN