
シンジ・アスカの事情
第2話
BY KEN
「いてて・・・」
僕は物凄い衝撃を腹部に受け、前屈みにしゃがんでしまった・・・
えっと・・・なんで、こんなことになったのかな・・・
たしか呼び鈴押したらドアが勝手に開いて、惣流さんが突撃してきたんだよね・・・
じゃあ、今の痛みは惣流さんの仕業か・・・
「ちょっと!大丈夫?アンタ?」
「ま、まぁね・・・」
僕は少し楽になったので立ち上がった・・・
「それで、なんのよう?」
う〜む、惣流さんって学校と家じゃまったく性格が違うな〜
「え?あぁ、昨日惣流さんが学校に忘れ物したでしょ?はい、これ」
僕の本来の目的は惣流さんの忘れ物を届けるためだ。
まぁ、それともう一つ用事があるんだけどね〜
「ああ、それアタシのシャーペンじゃん。アリガト、なくしたと思っていたから!」
惣流さんは学校では見ない、奇麗な笑顔をした・・・
僕はその笑顔がとても奇麗だと思った・・・
「それと、さ・・・惣流さんにお願いがあるんだ・・・」
僕は話を本題に移す
「なによ」
惣流さんはそっけなく答える
「ちょっと、分からない問題があるんだ・・・教えてくれる?」
学校で聞いたことをまた聞く
「え〜、また〜?」
惣流さんは少し呆れているみたい・・・
「お願い!」
僕は手を合わせ、お願いする・・・
まぁ、時間を掛けてやれば解けないこともないんだけど、なにか彼女が気になってね・・・
なんだろう・・・この気持ち・・・
「いいわ・・・その代わり、なんか奢ってね」
「分かったよ・・・それじゃあ、ここじゃなんだから図書館行こうよ」
「分かったわ」
惣流さんは家の中へと戻り、支度を始めたようだ・・・
でも、なんで僕は惣流さんが気になっているんだろう・・・
好き?・・・でも、僕は人を好きになれるような人じゃない・・・
なんでだろ・・・
「お待たせ!」
「え!?」
僕はハッとし、前を見た・・・
そこには惣流さんがいた・・・
「なにボォッとしてるのよ」
「え?いや、なにも・・・」
「・・・変な奴」
僕たちは図書館に向かった・・・
でも、二人の間にはまったく会話がなかった・・・
図書館・・・
ここの図書館は最近できたばかりで結構奇麗な場所だ・・・
それに、本の種類もたくさんあり、目移りしそうだ・・・
「で、教えて欲しい問題はなに?」
「え?・・・えっとこれ」
僕は焦りながらこの分からない問題を示す・・・
「えっと、これは・・・あぁ、この方程式はこの公式の応用よ」
「成る程・・・ありがと、コツがつかめたよ(ニコ)」
「か、感謝しなさいよ」
「うん。本当に感謝している」
その後、会話らしきものがなくなり、僕は彼女に聞く・・・
「ねぇ、僕って嫌われている?」
「え?」
「だって、なんか嫌々話していない?僕と・・・」
「・・・そうよ・・・」
「え?」
「アタシはアンタが気に食わないの!アンタは努力もせず、いい成績とってるじゃない!それが気に食わないの!」
「・・・僕だって、努力しているよ・・・でも、僕の努力は自分のためじゃないいんだ・・・両親のためさ・・・」
「え?」
「ま、そういうこと。僕でも一応努力はしてるんだ・・・」
「ご、ごめんなさい・・・一寸、取り乱したみたい・・・」
「いいよ・・・たしかに僕って努力してなさそうだし・・・ま!いいって、それより奢る約束だったよね?」
僕は話題を変える
「ええそうよ」
「じゃあさ、僕の家来る?」
「ブッ、なにいってんのよ!」
「大丈夫だって、何もしないさ。ただ、僕の家に結構上等なお茶菓子があったから・・・よかったらどう?」
僕は彼女をちょっと上目遣いで見る
「分かったわよ!行けばいいんでしょう」
「うん。ありがとう。じゃあ、行こうか・・・」
僕たちは僕の家に向かった・・・
親はいるけど、本当の親じゃない場所へ・・・
でも、僕の大切な場所・・・
居てもいい場所・・・
帰り道僕はこんなことを考えていた・・・
なんで、彼女を誘ったのだろう・・・
彼女にはなにかあるのか?
僕は彼女が好きになっているのか?
でも、僕は僕が嫌いだから・・・
まだ、自分という存在を認めていないから・・・
続く・・・
後書き・・・
いつもの連載よりかきやすいぞ〜
アスカ嬢、まだLASまでは長いとおもいます。
すみません・・・
だって、まだ名前で呼び合ってないもの・・・
まずはそこからだ・・・
ちょ〜さん、これってあんまり長くないかも・・・(^^;
うそつきでゴメンなさい
I
’m liarなんで・・・あしからず(^^;