シンジ・アスカの事情

第3話

BY KEN

今日のアタシはどうかしてる・・・

だって、嫌な奴だと思っていた奴をなにか意識しはじめているから・・・

そして、今・・・アタシはアイツの後ろを着いていっている・・・

普段ならアタシは先頭にいなければ!と思うのに・・・何故?

 

 

「ここだよ・・・」

シンジが家を指し示す・・・

そこには・・・豪華な三階建ての家があった・・・

成る程、これなら家に来いと言った事もうなずける・・・

だが、家の表札には・・・『冬月』と書いてあった・・・

アタシは不思議に思い、シンジに聞く・・・

「ねぇ、アンタこの冬月って誰?アンタの名字は碇でしょ?」

「え?あぁ、僕の義理の両親だよ・・・そして、ここが僕の唯一いていい場所・・・」

 

 

シンジはそう呟いた時、少し寂しい目をした・・・

アタシはこれ以上聞くのはマズイと思い、話をそらした・・・

「そんなことはどうでもいいわ、早く入りましょう!」

アタシは無理に明るく言う・・・

「そうだね・・・ただいま!」

シンジはそういいながら、ドアを開ける・・・

 

 

「「おかえり!」」

部屋の奥から相手を思いやるような声が聞こえる・・・

そう、それはとても暖かい声だった・・・

「さぁ、惣流さん。入って、入って」

シンジはそういいながら、アタシの背中を押した・・・

シンジがアタシの背中に触ったのは一瞬だったのに、まだ、温かとぬくもりが残っていた・・・

 

 

居間・・・

そこには、シンジの両親がいた・・・

優しそうな瞳をした人たちだった・・・

「ただいま、コウゾウ父さん、シグレ母さん・・・今日は友達かな?紹介するよ、惣流・アスカ・ラングレーさんです」

「は、はじめまして。惣流・アスカ・ラングレーです」

 

 

アタシはシンジにいきなり呼ばれ、戸惑いながらも挨拶をした・・・

でも、なんなのこの雰囲気・・・まるで恋人が恋人の家に行くときに両親に紹介されるときみたいじゃない!

アタシとシンジはそんな関係じゃないわ!

 

 

「ほう、シンジが女の子を連れてくるとはね・・・もしかして、これか?」

コウゾウさんはニコヤカに笑いながら小指を立てた・・・

「違うよ〜、まぁ、僕は彼女になってくれると嬉しいけどね」

シンジはそういいながら、ニコヤカに笑いながらを返事をする・・・

アタシは何故かドキドキしていた・・・

この感じは何?

「まぁ、シンジったら初なんだから♪」

シグレさんも笑いながら冗談を言う・・・

何故か、アタシの胸は張り裂けそうに痛くなった・・・

「まぁ、今日は勉強を教えてもらおうと思っていたんだ♪だから、お茶菓子よろしくね♪」

シンジはそう言うと、またアタシの背中を押しはじめ、二階にある、自分の部屋へとアタシを導いて行った・・・

 

 

シンジの部屋・・・

シンジの部屋はかなり奇麗に整頓されていた・・・

そして、全体的に落ち着く、青の壁紙が張ってあった・・・

いかにもシンジらしい、部屋だった・・・

「ゴメンね、ウチの両親・・・気分悪くならなかった?」

「大丈夫よ・・・でも、いい人たちじゃない?」

「うんそうだね・・・でも、まだ僕たちには違和感があるんだよ・・・結構」

「・・・そうかもしれないわね」

そうだ。あの人たちはシンジの本当の両親ではない・・・

だから、本当に分かり合えるわけではない・・・

だから、シンジにはきっとなにか心に秘めていることがあるかもしれない・・・

 

 

「まぁ、こんなしんみりした話じゃなく、なにか話そうよ」

「そうね・・・」

 

 

アタシたちは何気ない話をした・・・

アタシはシンジのことを勘違いしていたのかもしれない・・・

努力してないなんて嘘・・・

だって、今のシンジがいることこそ、努力した証拠なのだから・・・

 

 

話の途中で、ドアがノックされ、ドアを開けると、シグレさんがいた・・・

彼女の手にはお盆に乗ったお茶菓子があり、それをアタシたちはありがたく受け取った・・・

本当に心安まる、そして楽しい時だった・・・

 

 

「さて、そろそろ、遅くなってきたし・・・帰るとするか・・・ありがとねお茶菓子♪」

「いやこっちこそ問題教えてくれてありがとう」

「じゃあね♪」

「うん、バイバイ」

 

 

バタン!

アタシはドアをしめた・・・

 

 

アタシは玄関に向かった・・・

そこには・・・シンジのご両親がいた・・・

「アスカちゃん・・・いきなりで悪いんだけど、私たちの話を聞いてくれないか・・・」

 

 

コウゾウさんたちはかしこまった言い方で話始めた・・・

話の内容はシンジの過去だった・・・

続く・・・

後書き

ふぅ、第3話も順調に書けたぞ〜

アスカ嬢、もうずぐです。

もうちょっと待ってください

あと、2、3話ぐらいでLASにします。

なので、もう少しお時間を〜

ではでは

KENより