シンジ・アスカの事情 再会、そして・・・ 最終話 BY KEN
「どうしたのだ?」 ゲンドウが二人の様子に気づき、近寄ってみる・・・ どうやら、眠っているようだ・・・ 「アナタ・・・」 隣にいるユイが小さく声を掛けてきた・・・ 「どうした・・・」 「あの子たちの紅茶に睡眠薬を入れておきました、 さあ、私たちは居なくなりましょう・・・二人の前から・・・」 ユイは目に涙を溜めながらそう言う・・・ だが、迷いのない、澄んだ瞳をしていた・・・ 「・・・何故だ?」 「やっぱり・・・私たちはこの子たちの前には現れてはいけなかったんです。 この子たちは弱い子です・・・いえ、強い人間なんていません・・・ けど、この子たちは特別に弱いんです・・・ だけど、そんな弱い子たちが勇気を振り絞って私たちに会いに来てくれたんです 私は・・・もう、それだけで・・・充分・・・」 ユイの目かツウっと涙が流れる・・・ 少しの静寂の間ができる・・・ 「・・・本当にいいのか?」 ゲンドウはユイに聞く・・・ 思い残すことはないのか・・・と 「ええ・・・最後にシンジから来てくれたから・・・」 ユイはそう言いながら・・・微笑む・・・ 「また・・・会いに来よう・・・私たちなりに罪を償ってから・・・」 「ええ・・・」 ユイはこっくりとゆっくり頷きかえした・・・ 「またな・・・シンジ・・・。今度の再会は笑ってできるといいな・・・」 「またね・・・シンジ・・・・・・アスカちゃんと仲良くね・・・」 二人はこの場から消え去った・・・ 何処に行ったのかは二人にしかわからない・・・ 「う・・・うぅん」 シンジが目を覚ました・・・ どうやら、薬の効果がなくなったらしい・・・ 「あれ・・・どうしたんだろう・・・僕?」 シンジは辺りを見回す・・・ そこは・・・いつも自分が見慣れている場所だった・・・ そう・・・自分の部屋・・・ 隣にはアスカが小さな寝息を立てていた・・・ カサ・・・ 自分の枕元に、何か音がした・・・ 手紙だった・・・ 二人からの・・・・・・ シンジは手紙を読んでみる・・・ シンジへ・・・ たくさん・・・いろんな迷惑を掛けてしまってごめんなさい・・・ 私たちは、アナタたちの前から一時、消えることにするわ・・・ でも、勘違いしないでね・・・ 私たちはアナタの事が大事だから・・・ 罪を償いたいから・・・ だから・・・許してください・・・ いつか・・・笑顔で再会できるように・・・私たちは頑張ります・・・ だから・・・待っていてくれると嬉しいです・・・ アナタの心の傷は治せないかもしれないけど・・・ 私たちは・・・アナタを見守り続けます・・・ じゃあ・・・また・・・会いましょう・・・ ゲンドウ ユイ シンジは手紙の内容を何度も何度も読み返した・・・ シンジは・・・少しホッした気持ち・・・ そして、後悔の気持ちを感じていた・・・ だけど・・・いつかまた会えることを祈って・・・ シンジはもう一度眠りについた・・・ また、会えたときは笑顔で迎えられるように・・・と、 心で誓って・・・
Fin
後書き ・・・・・・・・・(汗) 早いですね・・・もう、最終話となってしまいました・・・(汗、汗) もう、言い訳などしません・・・ これが、私の最高出来栄えなのです! 大体、今回の課題が難しかったせいでもありますが、 シンジとゲンドウたちが笑顔で再会できるかは・・・不明です ですが、私は出来れば・・・笑顔で再会してほしいです・・・ KEN