
I got President's daughter! BY KEN
ここは学校・・・ だが、日本の学校ではない・・・ アメリカだ・・・ 学校の名前はUSJ・・・ ここの学校には数名の日本人生徒がいる・・・ もちろん、他の生徒は全員アメリカ人でる・・・ 今回のお話は・・・ある、一人の生徒の賭けのお話である・・・ 「で・・・賭けって?」 今回の主人公である、碇・シンジが親友の鈴原・トウジ、そして、 相田・ケンスケと賭けの話をしていた・・・ 「ん?要するに、お前がこの学校にいる大統領の娘さんを、 ダンス・パーティーに誘って、行けたら俺達から$100ずつもらえるんだよ」 「そやそや・・・やりがいがあるやろ?」 親友のケンスケとトウジが言った・・・ どうやら・・・ある一人の女子生徒をダンス・パーティーに誘うのが、 賭けらしい・・・ 「でも・・・なんで、そんな高値の花みたいな人を僕が?・・・」 「だ〜!お前がなんにも分かってない!」 ケンスケはまいったまいった・・・という感じで掌を顔に被せた・・・ 「お前は男の俺が言っちゃなんだが、美形なんだ!」 ケンスケはさも悔しそうに言う・・・ 「でもな〜・・・」 「マジでお前が彼女をつくってもらわないと困るんだよ! 俺達にもチャンスが回ってこないんだよ!」 「そうや!はよう、彼女をつくれ!」 トウジとケンスケは顔を真っ赤にしながら言う・・・ シンジもそれに少し引いたのか、嫌々ながら賭けをOKしてしまう・・・ 果たして・・・この賭けは成立するのだろうか? 「で・・・その女の子はどんな子なの?」 シンジが素朴な疑問をケンスケに聞く・・・ 言ってはなんだが、シンジはあまり恋愛などにはやや、奥手なのだ・・・ 「んん?俺たちの同じクラスの惣流・アスカ・ラングレーってヤツだよ・・・」 ピシ・・・ シンジの表情が氷のように固まったかと思うと、いきなり、顔にヒビが入った 「・・・アスカだってぇ〜〜!!」 シンジの絶叫が響き渡った・・・ 「お、おい!どうしたんだ、シンジ?」 ケンスケは慌てながらシンジを宥める・・・ 「ケンスケ!悪いけどさっきの賭けはなかったことにしてくれ!」 シンジは凄い形相で、ケンスケの両方の肩に手をおき、思いっきり振り回した その反動で、ケンスケの頭はグラングランと揺れる・・・ 「お!おい!?だから、どうしてだって?」 「お願いだ!アスカは・・・アスカは僕の・・・」 「惣流はお前の・・・?」 「幼なじみなんだ・・・」 ケンスケはシンジの言葉になんの問題がないと思ったが・・・ シンジの表情を見て、少し焦りの表情になった・・・ そう、シンジは顔を真っ青にして、カタカタと震えている・・・ だが、ケンスケもここで引けない・・・ 自分にも彼女が出来るために、ケンスケは鬼となった(笑) 「ダメだ!お前は俺達の賭けに乗ったんだ!言うとおりにしろよ!」 ケンスケはそういって、場を立ち去った・・・ 「え!?ケンスケ!?トウジ!?」 シンジがケンスケとトウジの方を振り向いたとき、そこには誰もいなかった シンジは・・・強制的にこの賭けにのったことになった・・・ ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・ クラス・ルーム・・・ シンジは自分の席に座りながらとても緊張していた・・・ 手にはダンス・パーティーのチケット・・・ シンジは心の中で・・・ (大丈夫だ・・・相手だって人間だ!噛まれない!噛まれない!) と、自分に言い聞かせていた・・・ だが・・・噛まれないって・・・犬じゃないんだから・・・(汗) 「よし!!」 シンジは意を決し、アスカの所へと向かった・・・ アスカの席にはたくさんの女子が群がっていた・・・ シンジは、なんとか女子の輪を隙間をぬって、アスカの所に到着した・・・ 「あ、アスカ!」 シンジは少し吃りながらアスカの名を呼ぶ・・・ 「何よ?シンジ?」 アスカは女子との楽しいお喋りを中断させられたため、少し不機嫌である・・・ (怖い) シンジは心の中でそう思っていた・・・ だが、勇気を振り絞り・・・ 「あ、あのさ・・・今夜のダンス・パーティー・・・一緒に行かない?」 シンジはありったけの勇気でそう言った・・・ アスカは一瞬何を言ったのかと呆然とした・・・ だが、すぐにシンジが言ったことを理解し、顔を真っ赤にする・・・ その意味を理解している者はこの中でアスカしかいない・・・ そう、アスカの取り巻きにいた女子は全員アメリカ人・・・ シンジは日本語で言ったのだから・・・ 「あ、アンタ、誘う人、間違えてんじゃない!?」 アスカは少しあたふたとしながら言う・・・ 「うぅん・・・僕はアスカと行きたいんだ・・・」 シンジは首を横に振りながらアスカに言った・・・ この時、シンジは不思議に思った・・・ いつもはアスカの前だとドギマギしたり、怖いと感じたりする・・・ だけど、こんな気持ちは不思議だった・・・ アスカが可愛く見えるなんて・・・ まさか・・・自分は・・・? だが、自分は知らなかった・・・ アスカの・・・今のアスカの事を・・・ 彼は、近頃アスカとは話していなかった・・・ 彼女の父親が偉い人だということは分かっていたが、 まさか・・・大統領だなんて・・・ シンジはアスカの返答が来るまで、こんなことを考えていた・・・ 「ったわよ!・・・行ってあげるわよ!じゃあ、アタシの家に迎えに来るのよ」 「うん・・・分かった・・・」 当然、アスカの家はホワイト・ハウスである・・・ なにせ、彼女は大統領の娘なのであるから・・・ 「じゃあ、6時に迎え行くよ・・・」 シンジはそう言い、アスカの席から立ち去った・・・ その一分後、アスカの取り巻きは今、何を話していたかと質問攻めを開始した アスカはなんとか顔を赤くしながら質問の嵐を回避した・・・ 午後5時・・・ シンジはいつに増して、緊張していた・・・ 「はぁ〜〜・・・僕もはやまった・・・事しちゃったな・・・」 シンジはダンスの衣装・・・(まあ、普段着なのだが・・・) 「おっと・・・時間に遅れる・・・じゃあ、行こうかな?」 シンジは家を後にした・・・ 一方、アスカはというと・・・ 「あ〜〜!!これでもない!これでもない!!」 どうやら・・・ドレスを決めている最中であったようだ・・・ 「・・・!!これにしましょう!!」 アスカはそういって、紅い真紅のドレスに決めたらしい・・・ 情熱の色・・・赤・・・ やはり、彼女にはこの色が似合うのだろう・・・ その時・・・ ピンポーン、ピンポーン・・・ アスカの家の呼び鈴が鳴った・・・ アスカは近くの電話を取り、いつもの口調で喋った・・・ 「はい、こちらアスカ・・・どうしたの?」 電話の連絡先は門番の無線・・・ 「こちら、ゲートA、一人の少年がお嬢様に会わせろと言うのですが?」 門番はかしこまった様子でアスカに返答する・・・ 「分かったわ、すぐにそっちに行くわ」 アスカは少しドキドキする心臓を気にも止めないように平静を保ちながら、 シンジが待っている門へと向かった・・・ (まったく・・・なんなのよ・・・このドキドキは?) アスカはシンジと向かう、ダンス・パーティーの会場に向かいながら、 そう感じていた・・・ (まさか・・・アイツのこと・・・) 彼女の心にある、昔の記憶・・・ それは、いつも隣にいてくれた・・・男の子・・・ シンジのことだった・・・ 「よかった・・・」 シンジの溜め息と一緒に出た言葉がアスカにも聞こえた・・・ 「何がよ?」 アスカがシンジに聞く・・・ 「ん?賭けだったんだ・・・アスカをダンス・パーティーに誘うのが・・・ どうせ・・・アスカは僕のことなんとも想っていないのに・・・ それに、アスカは大統領の娘・・・僕は平凡な人間・・・・・・・・・ 後、この、賭けに負けたら$100払う大損だったんだよ・・・・・・」 なんとも・・・想っていない・・・ そんな言葉がアスカの胸に矢となって突き刺さった・・・ それに、自分を賭けの道具にするなんて許せなかった・・・ 「アンタ?アタシを賭けの道具にしたの!?最低ね!アタシ・・・ 気が変わったわ・・・ここで帰らせてもらう!」 「え?」 シンジが返答しようとしたのも束の間、アスカは何処かに消えてしまった・・・ (シンジのバカ・・・バカシンジ・・・) アスカは涙を流しながらそう言った・・・ どうやら、分かったようだ・・・自分の気持ちが・・・ 「おや〜〜、惣流さんじゃないか?」 ふと、声が聞こえた・・・ そこには銀髪の少年・・・そして、学校一の変わり者、渚・カヲルがいた 「何を泣いているんだい?」 カヲルはいつもの表情を変えることなく言う 「別に!あくびで涙が出たのよ!」 これは・・・アスカの強がりだった・・・ 「そうかい・・・失敬・・・。どうだい?僕の家でダンス・パーティーが、 あるんだ・・・暇だったらどうだい?」 カヲルが誘ってきた・・・ 「アスカ!!」 後ろからシンジの声が聞こえた・・・ どうやら、走って追ってきたようだ・・・ シンジの行動に嬉しさを感じたが、許せず・・・ 「カヲル・・・いきましょ!」 「はいはい・・・」 (嗚呼・・・シンジ君・・・もっと、君といたかったのに) アスカはカヲルと腕を組み、カヲルの家へと向かって行った・・・ 「アスカ!!・・・クソ、何処に行ったんだ・・・」 (たしか・・・隣に誰かいたな・・・銀髪・・・もしかして・・・ カヲル君・・・かな?なら!) シンジは何か閃いたかのように・・・ また走り出した・・・ 「ふふん、ここは僕の家さ・・・」 カヲルの家はかなり大きかった・・・ 十分にダンス・パーティーが開けそうな場所だった・・・ 「アスカ!!」 また、声がした・・・ そして、もちろんその声の主もさっき同じだった・・・ 「シンジ・・・」 アスカは少し感動した・・・ 自分が突き放したのに・・・追ってきてくれるなんて・・・ 「アスカ・・・さっきの事は謝る!でも! 僕は君とホントにダンス・パーティーに行きたかったんだ! それに、今はこう言える!アスカが大統領だろうが、王様の娘だろうが! 僕は君に自分の気持ちを言う!だから!僕と一緒に来てくれ!」 少し静かな間ができる そして、アスカが小さく言った 「・・・・・・これが、最後のチャンスなんだからね」 アスカは少しモジモジしながらシンジの方に近寄る・・・ しょうがなそうな・・・そして、少し頬を赤くして、嬉しそうな・・・ 表情をして・・・ 「うん・・・ありがとう・・・」 その時 「おおっと、行かせないよ・・・シンジ君・・・君は僕と一緒にいなくては、 いけないのさ・・・それは僕の・・・フグ!!」 カヲルが立ちふさがったが、すぐにアスカのストレート・パンチが、 カヲルの鳩尾にクリーンヒット!カヲルは気絶した・・・ (嗚呼・・・もう少し・・・君と話したかったよ・・・シンジ君) こんなときまで何を考えているのやら・・・ 「さ、行きましょう、シンジ」 「う、うん・・・」 シンジはアスカの手を握り、会場に向かった・・・ なんとも初々しいカップルに見えた・・・ 会場では二人は素敵なダンスを披露した・・・ そして、ダンス終了後・・・シンジはある場所にアスカを連れて行った・・・ Lincoln Memorial・・・ リンカーン大統領の石像がある場所で二人は話をしていた・・・ 「僕はアスカの事が好きです・・・」 (今、分かった・・・彼女と踊れて最高だと感じた・・・) 「やっと、分かったの?アタシは前から好きだったのよ!」 (アタシの大好きな人・・・) おもむろに二人は抱き合う・・・ そして・・・キス・・・ (やっぱり、この賭けにのってよかった・・・) シンジは賭けによって、幸せを勝ち取った・・・ (I got President's daughter!)FIN 後書き いや〜・・・久しぶりになんか気合の入った短編です これは・・・お気に入りです 最高の出来だと思います。 よかったら、感想を頂けるととても励みになります! よろしくお願いします! KEN