
あの船の上で出会い、重なった
私とあなたの道。
もしもたったひとつだけ
願いがかなうのなら
どうかこの道が離れることがありませんように
by Robee
出会うまでの2人の道
違っているようで似ていた。
子供の頃からチルドレンとして扱われたアタシ。
親戚に預けられて、毎日を無気力に過ごしてきたあいつ。
2人の道は反対といってもいいくらい。
でも
本当の自分を見て欲しい。
誰かに愛されたい。
でも誰にも心を開けない。
2人の道はこんなに似ている。
出会ったことからすべてが始まって
傷つけあうことばかりだった。
それでも2人の道が離れなかったのは
お互いに何かを感じていたから
他の人とは違う何かを。
『運命の赤い糸』なんてくだらないものだと思っていた。
あたしには必要ないものだと。
でも、今は違う。
あいつと出会うための道標になってくれた『赤い糸』
もしどこかで切れていて、あいつと出会うことがなかったら・・・・・・
考えるだけでも、恐くて、悲しくて、苦しくて。
昔のアタシからじゃ考えられなかったことね。
そして今日・・・・・・
あたしとあいつの道はひとつになる。
純白のドレスに身を包んだアタシ。
加持さんに手を引かれ、祭壇の前にいるあいつのもとへ。
「綺麗だよ・・・・・・・アスカ」
「シンジ・・・・・・・・」
顔を覆うヴェールをあげると、いきなりのキス。
誓いの言葉も指輪の交換もまだなのに。
神父さんも呆れている。
でも、そんなこと関係ない。
アタシはいま最高に幸せだから。
ああ、神様・・・・・・
もしもたったひとつだけ
願いがかなうのなら
この幸せを奪わないで。
アタシとシンジの道を離さないで。
ずっと・・・・・永遠に・・・・・。
FIN
祝!!『KENの部屋』2万ヒット&KENさん高校ご入学。
というわけで、記念の作品を。
短いですし、記念になるのかわかりませんが(^^;
実は他所様のサイトへ投稿するのは初めてのことです。
最後の文からこの先、バットエンドになると思われる方もいらっしるかもしれませんが、
この続きはありませんし、私はバットエンドが書けません。
では、『KENの部屋』のますますのご発展を願いながら、この辺で失礼します。
ありがとうございました。