幸せとは
BY KEN
「いってきま〜す!!」 「じゃあ、送って来るよ」 アタシの家族・・・ いつもアタシを見続ける存在・・・ 「いってらっしゃい!!シンジ!!早く戻って来るのよ!!」 アタシは笑顔で二人を送り出す いま、出て行った二人はアタシの娘と夫・・・ アタシの娘はあの忌まわしい戦いから4年後に生まれた そして、アタシの夫は・・・碇・シンジ・・・ 今は惣流・シンジとなっている・・・ そう、シンジは婿養子となったのだ・・・ 理由は碇の名があまりにも有名だから・・・ 碇の名のせいで色々な輩から危ない目にあったこともあった・・・ だから、シンジは碇の名を捨てたのだ・・・ だけど、アタシは気にしない・・・ だって、名字なんか別にアタシたちの関係を変える事はないんだもの・・・ 「ホントに幸せよね・・・」 幸せ・・・ それは、アタシが望んでいたものではなかった・・・ だけど、今では幸せを望んでいたと思う 昔のアタシは誰かに見られる事を望んだ・・・ だけど、それは誰よりも一番になることで自分を見てくれると思っていた だけど、アタシは気づいた それは、別に一番でもなくても自分を見てくれると気づいた それはある意味一番ってことなのかもしれないけど、 アタシを心から好いてくれる人がアタシをちゃんと見てくれていると気づいた 「それにしても、アヤカったら大分大人びているわね・・・・・・。 まったく、誰に似たのかしら・・・」 アヤカとはアタシとシンジの子どもだ だが、この子は少しファザコンである 多分、シンジがよく相手をしていたからであると思う その時はアタシは少し、アヤカに嫉妬していたりもする・・・ アヤカが寝た後などにシンジに少し愚痴を言う そして、最後には抱きしめてもらう その時、アタシは最高の幸せを感じる・・・ 「あれ?もうこんな時間・・・」 考え事をしていたら、もう1時間も経っている・・・ それにしても・・・シンジ、遅いわね・・・ あんなに早く帰って来いっていったのに・・・ ちなみにシンジとアタシは家で仕事をしている・・・ 「早く帰ってきなさいよ・・・バカシンジ・・・」 アタシは久しぶりにこのアタシだけのシンジの呼び名を言った・・・ 「バカシンジって・・・」 「ほえ?」 シンジの声が聞こえたので後ろを向いた・・・ そこには、シンジがいた・・・ とても、優しそうに微笑んでいる・・・ 「そんなに遅かった?」 シンジは頭を掻きながら言う 「遅いわよ!!」 そうよ、遅いわよ アタシは少し心配していたんだから!! 「はいはい・・・。で、なんでボウっとしてたのかな?」 うう、全然反省してないわね・・・ ま、いいわ 「え?・・・アタシってさ幸せだなって・・・」 そうよ。 アタシは幸せだと心から思う 「そっか、嬉しいな。君が幸せだって言ってくれて」 シンジは柔らかく暖かに微笑む 吸い込まれそうな笑顔だ・・・ 「うん。ねえ、シンジ」 「ん?なに?」 「少し、抱きしめていてくれない?」 近頃、あんまり甘えていなかったから・・・いいよね? 「・・・・・・いいよ」 シンジはそう言うとアタシを優しく両腕で抱きしめた 暖かい・・・ 人の温もりが心地よく感じるなんて昔は思ってもみなかった 昔、加持さんが好きって言っていたけど、あれはただ言っていただけ 今は、本当にシンジと一緒にいられて嬉しいと感じる・・・ とても、幸せに感じる・・・ だから、これからもずっと一緒にいたい・・・ 「ふぅ・・・。ありがとう、シンジ」 アタシはなんかすっきりしたように言った 「ん」 シンジはアタシの気持ちを分かったような感じで言った シンジって、本当にアタシのこと分かるんだよね・・・ それが、アタシにとっては嬉しいんだけどね・・・ 「じゃあ、今日もいきますか!!」 今日も頑張っていきましょう!! 幸せなんだから、頑張らなくちゃ!! 「そうだね!!」 アタシの幸せ、それはシンジとアヤカ・・・ この二人と一緒に家族をやっていけること・・・ シンジ・・・ アヤカ・・・ アタシは幸せだよ・・・
FIN
後書き 1万HITのリクエストSSです う〜ん、なんか暖かなお話になったような気がします・・・ だけど、果たしてこの作品はリクエストされたことをクリアしているのか!? KEN