
私は私
ByKEN
私たちには代わりはいるの?
弐号機パイロット、葛城三佐、碇君・・・それに、私・・・
今、私は、一つ真っ暗闇にいる・・・
そこに、三つのスポットライトが三人の人物を照らしていた・・・
みんな、代りがいると思っていた・・・
少なくとも、私には、代わりはいくらでもいると思った・・・
弐号機パイロットにしたって、そうだ・・・
所詮はパイロット・・・
いつも死と隣り合わせ・・・
きっと、予備はたくさんするだろう・・・
たとえ、弐号機パイロットが、惣流・アスカ・ラングレーでなくても・・・
『弐号機パイロット』さえ、いればいいのだから・・・
葛城三佐だって・・・そうだ・・・
別に、あの人がこの世で一番優れているとは言えない・・・
使徒殲滅の作戦をたてるのが、一番上手いとは言えない・・・
きっと、葛城三佐だって、なんの成果もあげられなかったら・・・すぐ別の人間が代りをするだろう・・・
碇君だって・・・・・・
サードチルドレンだって・・・代わりは・・・・・・いるの?
碇司令と・・・血が繋がった存在・・・
碇司令とは、他人ではない存在・・・
なのに、あなたは司令の事を他人と思っている・・・
絆があるはずなのに・・・見えない振りをするあなた・・・
そんなあなたにも代わりはいるの?
碇司令との繋がりをなくしてしまえば、ただのサードチルドレン・・・
初号機専属パイロット・・・
ただ、それだけの事・・・
だけど、彼は重要な人物・・・
今まで、起動出来なかった初号機を起動させた・・・
司令も口に出していないけど・・・アナタは代わりのきかない存在・・・
なら・・・
私はどうなの?
私は、いくらでも代わりはいる・・・
零号機専属パイロット・・・碇ユイのクローン・・・
ただ、それだけ・・・
心なんてもの・・・ないもの・・・
楽しい・・・
嬉しい・・・
悲しい・・・
知らない・・・
私は何にも知らない・・・
「君は僕と同じだよ」
そんな事を誰かが言った・・・
すると、いきなり、三人にあたっていたスポットライトが消えた・・・
消えたと思うと、また一瞬にして、ある一個所に光が照らされだした・・・
私の場所に・・・
何時の間にか、目の前には・・・人がいた・・・
「じゃあ、あなたも代わりがいるのね」
「・・・そうだよ」
私の願い・・・
それは、唯一の存在になれる事・・・
「私は、私になりたい。代わりなんて、欲しくない・・・。唯一の私となりたい」
「そうだね。なれるといいね・・・そう願っていれば・・・きっとその願いは叶うさ・・・」
「あなたはどうなの?」
「さぁ・・・僕には分からないよ・・・果たしてそれが実現出来るのか・・・神のみぞ知るってとこさ・・・」
あなたの紅い目・・・
私と同じ目・・・
あなたが代わりのない存在になれないのなら・・・
私もなれない・・・
だって・・・私とあなたは一緒なんでしょ?
「碇君に、代わりはいるの?」
「そうかもしれないね・・・シンジ君は、自分を唯一の存在とは思っていない・・・。自分みたいな人間は、いくらでも代りが出来ると思っているのだから・・・」
「だから、唯一の存在になれないの?」
「そうかもしれない。僕たちみたいな生まれかたじゃなくても、そう思ってしまうんだ・・・」
「・・・・・・」
「だけど、シンジ君にはシンジ君のいいところがある・・・彼だけの優しさ・・・。ただ、それは、彼だけのいいところ。他人には、真似出来ない物・・・」
「弐号機パイロットは?」
「惣流さんは・・・強さだよ。あれも他人には、真似出来ない・・・」
みんな、唯一の存在となれる可能性を持っている・・・
それなのに・・・
「じゃあ、私は?」
「・・・・・・・・・」
あなたは無言・・・
ただ、無表情のまま、何も言わない・・・
私の胸から込み上げてくる、不安・・・
胸が苦しくなる・・・
「・・・いや・・・いや・・・いや・・・」
「・・・・・・・・・」
「何か言って・・・私だけの・・・何かを言って・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
チュンチュン・・・チュン・・・
朝日が差し込む・・・
「いやぁぁぁぁ!・・・・・・はぁはぁはぁ・・・」
ベッドから、勢いよく上半身を起こす私・・・
これは・・・
「夢・・・?さっきのは・・・夢だったのね」
とても、嫌な夢だった・・・
私の代わり・・・
そんなものいるの?
私にだって、自分の誇れるものがあるはずだ・・・
・・・・・・何が?
私に、何があるのだろう・・・
分からない・・・
「リアルな嫌な夢・・・・・・最悪・・・最悪最悪最悪!」
頭をぶんぶんと振って、夢の出来事を忘れようとする・・・
だけど、思い出してしまう・・・
私が・・・碇のオバサマのクローン?
アスカが、何かのパイロット?
シンちゃんも?
・・・・・・私には、何もない?
「ご、ご飯よ!ご飯を食べて忘れましょう!」
私は、朝食を食べるために、台所へと向かった・・・
いつもは、お母さんのいる場所・・・
だけど、今日は誰もいなかった・・・
テーブルの上に置き手紙があった・・・
ちょっと、用事があるからと書いてあった・・・
これを見て・・・
私は、少し寒気を感じた・・・私に代りがいるから?って・・・
ほとんど、唯一逢える時間が朝なのに・・・
お母さんは、用事の方を優先してしまった・・・
じゃあ、私は大事じゃないの?
「・・・・・・・・・」
「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
何時の間にか、時間が経ったのを忘れてしまい・・・この有り様・・・
学校に遅刻しそうな状態・・・
「あ!おはよう!綾波!」
前に、誰かが歩いているのを見つけた・・・
シンちゃんだった・・・
「おはよう!シンちゃん!ほら、遅刻遅刻〜ぅ!」
「え?遅刻?・・・大丈夫だよ、綾波。今日は一年生が、理科かな?それのせいで、学校の外に出ないといけないから、付き添いの先生がいるんだよ。
最近は、季節の変わり目で体調を崩す先生が多いし、ちょうど僕たちの一時間目の先生はいないから、今日は、二時間目からの登校になるよ」
「え?そうだったっけ?」
「うん、昨日綾波も嬉しそうにしてたじゃない?寝坊出来るって」
「あ・・・そう言えば・・・」
そう言えば、そうだった・・・
だから、お母さんは起こさなかったのか・・・
いつもは、私を起こしてくれるし・・・
「あ、そうそう。今日、転校生が来るって綾波知っている?」
「・・・知らない。最近はよく来るね。この前は、望月君とミナちゃんだったし」
「うん、そうだね。ここが首都になるんだから、人が集まるんだろうねぇ・・・」
「そうね・・・」
「どんな子だろう?可愛い子だったらいいな」
「・・・・・・・・・」
私は、ジト目でシンちゃんを見つめた・・・
そして、言ってやりたかった・・・あなたには、アスカがいるでしょ?って・・・
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・昨日は、緊張してしまったから、眠れなかったようだねぇ・・・」
銀色の髪を靡かせながら、一人の少年が走っている・・・
「それにしても・・・・・・、なんで、日本の学校は歩かないといけないんだろう?
・・・・・・今更、そんな事言っても仕方ないね・・・後は、この曲がり角を右に曲がるだけだし・・・」
「・・・・・・あ、あははは。ゴメン、不謹慎だったよ」
「今、言った事、アスカに言っちゃっていいの?」
「・・・・・・スミマセン」
「ミナちゃんの時だって、可愛いなぁ・・・って言って、アスカちょっと苛ついていたし・・・」
「反省シテマス」
「ホントに・・・、ほら早く行こうよ」
「うん」
「・・・あれ?そう言えば、アスカは?」
「今日は、日直」
「そうなんだ」
そっか、シンちゃんと二人きりの登校か・・・
少し嬉しい・・・
「それにしても・・・、今日はいい天気だね」
「そうね・・・寒くなったり温かくなったり・・・でも、今日はいい気候ね」
「うん」
十字路に辿りつく私・・・
この道をまっすぐいけば・・・
「う、うわぁぁぁぁぁ、どいて、どいて〜〜!」
「え?」
誰かが、いきなり、走ってきた・・・
ゴッチィィィィィィン!
そんな、音が私の耳に聞こえた・・・
あぁ・・・耳鳴りがする・・・
「イタタ・・・・・・」
「痛い・・・そういう事か、リリン・・・」
気を失うほどの衝撃だったけど、なんとか意識を失わず・・・
なんとか、正気を取り戻す・・・
「あ、綾波大丈夫?」
「え・・・うん・・・大丈夫」
シンちゃんが手を貸してくれる・・・
やっぱり、優しいな・・・
それにしても、誰だろう・・・いきなり、ぶつかってくるなんて?
「ご、ごめん。急いでたもんで・・・」
「い、いいけど・・・」
私にぶつかってきた人・・・
それは、男の子だった・・・
銀色の髪の珍しい髪の色の男の子・・・
「あ、もしかして、君が転校生?」
「あ、うん・・・そうだよ。僕の名前は、カヲル・・・渚・カヲルだよ」
さっきまで、痛みで目を閉じていたみたいだけど・・・
それが、治まってきたのか・・・
目を開いた・・・
瞳の色も変わっていた・・・
赤・・・
私と、同じ色・・・
「カヲル君か・・・何年生なの?」
「僕かい?僕は、中二だよ」
「そうなんだ、僕と同じだよ。・・・あ、僕は、碇・シンジ」
「シンジ君かい・・・よろしく!で、そっちの・・・子は?」
「わ、私?・・・私は、綾波・レイ」
「綾波さんか・・・ごめんねホント」
「いいよ」
「そうかい?」
「うん、もう痛みは治まったから・・・・・・でも、タンコブになっているかも・・・」
「うぅ・・・ゴメン」
「・・・・・・だから、帰りに奢って貰うよ☆」
「え?」
これで、今日のおやつ代浮いたわ・・・
「綾波・・・」
碇君が、何か言いたげだったけれど、私は、聞こえないふりをした
「ところで、二人共、急がないと遅刻じゃないのかい?」
「え?今日は、二時間目からだから、大丈夫だよ」
「そうなのかい?」
「うん、だから、今の状態でも僕達は結構早い登校になっているから」
「そうかい」
渚君は、何か安心したかのようにほっと溜め息をついたようだ・・・
ホント、この前の私みたい・・・
あの時は、私はシンちゃんにぶつかっちゃったんだっけ・・・
「それじゃ、僕はここで」
「うん、職員室は、あっちの廊下の左側にあるから」
「分かったよ。一緒のクラスになれるといいね」
「うん」
「そうね、一緒のクラスにならないと、奢ってもらうの忘れそうだし」
「あ、あはは・・・分かっているよ・・・」
私は、心の中で何か不安を感じてしまった・・・
彼は、私と同じ目をしていた・・・
まるで、夢の中で出会った・・・彼と同じだった・・・
「綾波?行こうよ」
「うん」
気にする事じゃないわ・・・
「シンジ〜!やっと来たわね!」
「あ、おはよう、アスカ」
「おはよう。ったく、こんな可愛い可愛い彼女の仕事を手伝わないなんて・・・」
「・・・あ、ごめん」
「もう・・・」
アスカが、教室にいた・・・
アスカは、シンちゃんに近づいてきて・・・
「ほら、まだ時間がたっぷりあるんだから・・・外いきましょ?」
「え・・・うん、そうだね」
シンちゃんの手を握り、教室を出ようとする・・・
「じゃ、アタシ達は、外行くけど、レイはどうする?」
「・・・いいわ、邪魔したくないもん」
「ゴメンねぇ〜」
「女の友情って簡単に切れてしまうのね・・・」
アスカとシンちゃんは教室からいなくなっていってしまった・・・
「ホント、望月君とミナちゃんが来る前は、あんなんじゃなかったんだけどな・・・」
昔は、私がアスカの悩みとか相談していたんだけど・・・
最近は、それも少なくなってきた・・・
シンちゃんが、好きだって言ってくれたのだから・・・
当然かもしれない・・・
そっちの方に夢中になって・・・私を気にかけてくれなくなってきた・・・
「はぁ・・・」
やっぱり、私は、必要ないの?
・・・・・・代わり・・・だったのかな?
アスカの隣には、今シンちゃんがいる・・・・・・もう、私は必要ないのかな?
「お!綾波さん!」
「レイさんおはよう〜」
望月君とミナちゃんが来た・・・
やっぱり、仲のいい二人・・・
「おはよう〜!相変わらず仲がいいねぇ」
「うん!ありがと〜!」
にっこりと微笑みながら言うミナちゃん・・・
普通ならここで真っ赤になるんだけどな・・・
「あ、そうそう。転校生連れてきたぞ」
「連れてきた?」
「ああ、先生に頼まれてな」
望月君がそう言った時・・・
教室のドアがガラッと開いた・・・
「へぇ・・・これが、日本の教室・・・」
「飽きずに見てたのか?」
「うん、珍しいし、僕にとっては」
「ま、俺も最初の頃はそうだったしなぁ」
「私も〜」
「・・・・・・そうか?」
「うん、そうだよ。音楽室とか、結構違ったから珍しかったよ」
「そっか」
「あ、一緒のクラスになれたね、綾波さん」
「うん、そうだね」
私の方を向き、にっこりと笑顔を見せる渚君・・・
「なんだ、知り合いか?」
「今日、登校してたとき、逢ったのよ」
「へぇ・・・」
偶然が重なり合って・・・
出会った・・・
「んじゃ、俺達は・・・」
「うん、屋上行ってくるね〜」
どうやら、また私は置いてきぼりとされてしまうようだ・・・
なんて、可哀想な私・・・
いつか、私だって・・・好きな人見つけて・・・
手を握り合って、屋上に行ってしまった二人・・・
はぁ・・・
溜め息が出る・・・
「・・・綾波さん」
「え・・・はい」
あ、・・・そうだ
ここには、渚君がいたわね
「君は・・・誰かと行かないのかい?」
「・・・いれば・・・ここにはいないと思うでしょ?」
「そうかい・・・」
微笑みながらそういう渚君・・・
ちょっと、苛付いてくる・・・
「私は代わりみたいなものだから・・・」
ポツリと本音を呟く・・・
「代わり?」
「そ。結局、好きな人が出来るまでの、寂しさを紛らわせるための代わり・・・」
「そんなの、悲しすぎるよ」
「・・・・・・・・・」
「外・・・出ようか?」
渚君が、微笑みながら手を差し向ける・・・
「・・・同情で、やられるならゴメンだわ」
「・・・・・・そんな事ないよ、僕は君がいいから手を差し出しているのさ。僕だって、ボランティアで人助けを出来るほど人間出来ないよ」
「・・・・・・でも、ねぇ・・・」
迷ってしまう・・・
渚君は、格好いいと言えば言える・・・
きっと、彼女も出来るだろう・・・
きっと、その間までの代わりなのだろう・・・
「ほら」
「・・・・・・あなたも私を代わりとして使うのね?」
「馬鹿を言うなよ。僕は、本気だよ。僕は君がいいのさ」
「・・・・・・分かった」
差し出された手を掴む私・・・
一瞬でもいいや・・・騙されよう・・・
あ、私も彼を代わりとして使っているわ・・・
人の事言えない・・・
「う〜〜ん・・・良い天気だねぇ」
「そうね・・・今日は、何時にもまして良い天気よ」
「そうだねぇ、こっちは、晴れる事が多いのかい?」
「ええ、ほとんど晴れているわ・・・・・・でも、こういう過ごしやすい気温の日は久しぶり・・・」
外を見回す・・・
ここは、学校の中庭・・・
そこにある、ベンチに腰をおろしている・・・
何故か、私は笑顔になった・・・
自分でもおかしいと感じるけど・・・心がウキウキとした・・・
「うん、君は笑っている方がいい・・・奇麗だよ」
「な、何を言うのよ・・・」
何故か・・・そう言われると嬉しかった・・・
何か、違うもの芽生えてきた・・・
「君は、代わりって言っているけど・・・。他の人達は、そんなこと思っていないよ、きっと」
「嘘よ、今は邪魔だとか思われているかもしれないわ」
「なんで、そう思う?」
「私には、何もないから・・・」
「何もない?」
「そう・・・取り柄がないのよ・・・。シンちゃんだって、アスカだって、ミナちゃんだって、望月君だって・・・取り柄があるのに・・・私だけ・・・。
神様って、不公平だよ・・・私には、何もくれない・・・」
「取り柄がないって事で代わりになっちゃうのかい?」
「そうよ・・・。私自身の唯一ってものがなければ・・・おもちゃと同じ・・・いくらでも同じ物を作れる・・・」
自分で自分の事を傷つけた・・・
よくこれだけ、自分の事を悪く言えたものだ・・・
自分の事ながら感心してしまった・・・
馬鹿な私・・・
「じゃあ、見つければいいじゃないか?」
「・・・やってみたけど、出来なかった・・・」
「じゃあ、僕を好きになってくれ」
「え・・・?」
私は、何を言われたのか分からなかった・・・
彼の顔を見てみると・・・
さっきまでとは違い、真剣な表情となっている・・・
「僕だって、何も取り柄なんてない・・・。勉強?勉強が出来れば、それが取り柄になるのかい?違うと思う・・・自分からしたいと思った事が取り柄となるんだ・・・」
「渚君は・・・前向きに考えられているじゃない・・・私には出来ないよ・・・」
「それこそ、違うよ。僕は、逃げてきた人間なんだから」
「え?」
「僕は、前向きになんて考えれない・・・ただ、風のように自由きままな存在になったと思っているだけなんだよ」
「・・・・・・」
「でも、僕は今日、初めて君に出会ったとき、何かいつもとは違う物を感じたよ」
「奇麗に笑っているのに、陰があった君の笑顔・・・。それを取り除きたいと僕は思ったんだ・・・」
「・・・・・・」
「これが、僕自身だけが出来ると思った・・・代わりの効かない事・・・」
「・・・・・・そんな事すると人生棒に振っちゃうわよ」
「いいさ、精一杯出来た事になるんだから。なんの悔いもないと思うよ」
「私でいいの?」
「君だけだよ。代わりがない君だけだ」
「・・・・・・じゃあ、私もあなた好き・・・」
そう言うと、私の目の前が真っ白になった・・・
気づいてくれた?
・・・誰?・・・
気づいてくれた?
・・・ええ・・・
なら、あなたは大丈夫。あなたが綾波レイ・・・
・・・ええ、私が綾波レイ・・・他に代わりなんて存在しないもの・・・
そうよ・・・だから、悩んじゃいけないのよ代わりがいるなんて・・・あなたはあなたなんだから・・・
・・・はい・・・
「ここは・・・」
ここは、ネルフ・・・そして・・・その休憩室・・・
どうやら私は、夢を見ていたようだ・・・
夢が私に教えてくれた・・・
私には、代わりがいないことを・・・
私は・・・私なの・・・
私は、彼と出会う場所に来た・・・
きっと、彼も悩んでいるのだから・・・
私が教えてあげる・・・
あなたはあなただと言う事を・・・
「私には、代わりがいない・・・」
「やぁ、綾波レイ・・・どうしたんだい突然・・・?」
「フィフス、私は私なの・・・唯一の存在なの」
「クローンなのにかい?」
「別に全て同じなわけじゃない・・・、微妙な違いにしても違いは違い・・・私は私・・・クローンじゃない・・・」
「そうかい・・・僕もなれるかなぁ?君のように・・・」
「・・・・・・なれるわ。だって・・・・・・言ったでしょ?アナタは・・・」
「私と同じなのだから・・・・・・あなたも出来るのよ・・・」
Fin.
後書き
えぇ・・・
結構、マジメに書いてしまいました
いろんな、ドラマとかで結構ありますよね?
「お前の代わりなんざいくらでもいるんだよ?」って台詞が・・・
私は、この台詞を聞くと何か許せなくなります。
代わりがきかないこそ、それが人間だと思っています・・・
家族にしても、友達にしてもこの人だから!なのです・・・
だから、代わりなんて、いないのだと思います
KEN