さんの短歌(11)
BGM=toroimerai

  2002.8.1 235

稼ぎ無き独り居のわれ気が引けてエアコン止めて扇風機回す

2002.8.2 236

ハチが居り外に追い出す作戦に窓を開くれば熱風の入る

2002.8.3 237

孫達は浴衣に着替え祭りにと出掛けんとすみな団扇もちて

2002.8.4 238

語呂合わせ八月四日は箸の日と云えども哀し箸持てぬ身は

2002.8.5 239

法整備進まぬままにスタートす“住基ネット”は不安引きずり

2002.8.6 240-241

核を持ち核を造るなとふ大国は広島の惨禍何も思わず
原爆の投下時刻に合掌しテレビに合わせわれ黙祷す

2002.8.7 242

草も木も雨なき日々をじっと耐え灼熱の陽は容赦なく射す

2002.8.8 243

立秋を迎えて今日も真夏日となれども夜は何となく涼し

2002.8.9 244

楽しみの家族旅行も明日となり幼子達のテンション上がる

2002.8.10〜12 245-252
白樺高原・霧ケ峰高原の旅

牛遊ぶ朝霧高原緑なり雲の上から富士は覗きぬ
 
白樺の湖畔のベンチ妻と掛け涼し風抜け言葉少なに
 
打ちあがる花火に歓声上げる孫このあどけなさは何時の日までか
 
高原を雲と陰とが走り行くその様見つゝ暫し佇む
 
八ヶ岳霊峰富士とアルプスを一度に眺むる初の嬉しさ
 
涼風と陽射しが調和する中で山々眺め夢心地なる
 
乱れ咲く花々の中にわれの知る花の名あれど片手に余る
 
落葉松の林の中のコテージはログハウスなり木の香芳し

2002.8.13 253

旅疲れ早々ベッドに横たわり孫に起こさる七時まで寝る

2002.8.14 254

法師ゼミ鳴きて葉月も半ばなりじっと我慢で処暑の日を待つ

2002.8.15 255

軍服の凛々し写真に憧れし戦死とふこと知らぬ幼日


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