さんの短歌(13)
BGM=toroimerai

  2002.9.1 273

訪ね来し卒業生は夫連れ幸せ面に吾は安堵す
 
学園の卒業生が6月に結婚し二人でわざわざ東京から訪ねてくれた。幸せそうな二人に安堵した。ついつい昔話に花が咲き時間の経つのも忘れてしまった。幸を祈る。

2002.9.2 274

ビデオ慣れしている孫の言う事はテレビマンガを後で観るとふ
 
二歳半の孫がテレビのマンガを観ていて「後で観るから止めといて・・・」と云うでは有りませんか。今の子どもは生まれながらにしてビデオに浸かっているので、こういった言葉が出てくるのでしょうね。

2002.9.3 275

回線が不通になりて手も暇にパソコン無しの時よ空しき
 
昨日の午後から原因不明の回線不通。約一日パソコンが使えなかったのですが、自分の生活に如何にパソコンのウエイトが大きいか改めて思い知りました。

2002.9.4 276

朝より身体の重きに耐え兼ねて外出断り済まぬと思ふ
 
朝から何故か身が重く動きたくない。妻と娘の外出の誘いを断り気を悪くさせてしまった。

2002.9.5 277

暮れ六つの寺の鐘なりわが家にも夕餉の支度整いている

2002.9.6 278

ざわめきは近づきて来て孫達の園から帰るまだ暑き午後
幼稚園ひけて孫たちざわめきとなりて近づくまだ暑き午後(あおぎり先生指導)

2002.9.7 279

皆の居ぬ今が時ぞとビデオ見る涙腺開く「ひめゆりの塔」

2002.9.8 280

稲妻と雷鳴轟きどっと降る雨音激しわれは歌詠む

2002.9.9 281

語呂合わせ救急の日とふ今日もまたサイレン鳴らし救急車行く

2002.9.10 282

ふと思ふ大雨の中をさ迷える老犬哀れトボトボと行く
 
何年か前の事だが、旅の帰りにレストランの窓から外を見ると、ドシャ降りの雨の中を老犬が方向感覚を失った様にさ迷い、疲れ果てた様にトボトボと歩き視界から消えてしまった。無事に家まで辿り着いたかな?何故かそんな事が思い出された。

2002.9.11 283

緑なる茶畑光る牧の原は高速だけが時を刻みぬ
 
昨日は、東名高速道路で三島市に行った。牧の原台地は静岡県でも有数の茶産地。沿線には茶畑が広がる。茶畑には働く人影も見えず、林立する霜除けの扇風機がのんびりと風に吹かれて回っている、その風景は時間が止まっているかの様だ。東名高速には対照的に車が猛スピードで忙しく流れていた。

2002.9.12 284

書類不備を五ヶ月過ぎて云って来るお役所仕事にわれは激怒す
 
詳細は「雑記帳・お役所仕事に激怒」記す。

2002.9.13 285

診察に行けばドアには小川医師の退職掲示に力落とせり
 
二ヶ月振りの循環器科に受診、診察室のドアには「小川医師九月末退職」の掲示あり。救急外来から一年間お世話になった女医師。お礼を云う声も詰ってしまった。

2002.9.14 286

しとどなる今朝の小雨は肌寒き長袖恋し妻に声かく

2002.9.15 287

デパートとファミレス賑わふ敬老の日国旗揚げたる一軒を見る
 
最近、日本国民は国旗を揚げることを忘れている。


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