さんの短歌(16)
BGM=toroimerai

10月の歌

  2002.10.16 322-323

リストラに残されし人が過労死の増えたる現(うつつ)悲しむ今宵
 
(俳句)舟を漕ぐ妻の刻なり星月夜

2002.10.17 324

二十四年を 耐えて来し今 故郷の 確と地を踏む テレビ見て泣く

2002.10.18 325

友が来て退職したる社のことを時を忘れて熱く語りぬ
今日、赤堀君がきてくれた。20日には広島の敏弘君が来てくれる。

2002.10.19 326

沈沈と更け行く夜半に眠られずただボーッとして秒針を見る
沈沈と更け行く秋夜 眠られずただ呆然と秒針見てをり(あおぎり先生指導)

この歌も、出だしは「沈沈と」とやや重々しいのですが、竜頭蛇尾の感じなのですね。いまいちインパクトが弱いのもそのせいです。「沈沈と」に対して「ボーッと」では用語がアンバランスでしょう?

2002.10.20 327

北国に早や雪は降り吾が里も稲刈り済みて秋は深まる
今朝稚内市で初雪が有った。

2002.10.21 328

ミカン剥きわれに半分食べろとふ優しき言葉孫の微笑み

2002.10.22 329

午後になり秋日は入りてまどろみぬふと目覚めむればショール掛かれリ

2002.10.23 330

日に光る水面に魚のよく跳ねて広がる波紋飽かぬひと時
佐鳴湖に連れて行ってもらう。湖面は静かで魚が良く跳ねていた。
日をかへす水面(みなも)に魚(うを)の間なく跳ね波紋つづけば永く見飽かず(あおぎり先生指導)

2002.10.24 331

ジャズを聴き遠くの友もジャズを聴きネット通して会話も弾む

2002.10.25 332

働きもせで日を過ごすわが身にも一週間は早も過ぎたり

2002.10.26 333

ポツポツとフロントガラスに雨が来て家に入づればドッと降りけり

2002.10.27 334

昨年の今日吾入院す母三回忌を前にして泣く
昨年の母三回忌を明日に控え「急性心筋梗塞」で入院悔し泪が一晩流れた。

2002.10.28 335

臨終の頬に一筋の泪あり母命日に理由(わけ)探すわれ
臨終に母が流した一筋の泪は何を云わんとしたのだろうか?

2002.10.29 336

各地より雪の便りの届きたる今朝は布団を孫に取らるゝ

2002.10.30 337

青空に冠雪富士のよく見えて工事渋滞気にもならずに

2002.10.31 338

月めくり今日で残るは二枚なり馬にまたがる児の絵の寂し
毎年、律儀に頂くお米屋さんの月めくり、あと二枚になってしまい、今年の干支の馬にまたがる子どもの絵も何故か寂しそうに見える。


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