さんの短歌(20)

二月の歌

2003.2.28  478

真夜中に腰の痛みに目覚むれば悪寒咳喉最悪なりき

2003.2.27  477

わが部屋で遊び禁止と言うけれど何時しか知らず遊び場となる

2003.2.26  476

孫の手も使えぬわれは只我慢痒い背中も要らぬと思う

2003.2.25  475

吟友の訪ひ呉るゝ嬉しさに話し弾みてお茶をも忘る
今、noriさんは退会の身では有るが、詩吟の会に入会のキッカケを作ってくれた鈴木さんが遊びに来てくれた。一年振りの再会でお茶も飲まずに長い時間話し込んでしまった。嬉しかった。

2003.2.24  474

風吹けば黄色き玉の夏蜜柑音符の如く揺れて愉しも

2003.2.23 473

雛飾り義母の心は脈々と三十余年を輝きている
家内の母から長女の初節句にと頂いた雛飾り、毎年飾っています。その年の夏義母は他界。雛飾りを見る度に義母を偲ぶ。

2003.2.22 472

寒戻り木や花の芽は寒かろに暫しすくみて出番待つなり

2003.2.21 471

小夜更けて樹々の騒ぎに目覚むれば肩は冷たくベッドに潜る

2003.2.20 470

手を握り力比べの力増す診察楽し美人医師なれば

2003.2.19 469

「雨水」なる今日は冷え込み厳しくも日は高くして春は確かに

2003.2.18 468

振り上げた拳(こぶし)如何せんブッシュにブレア反戦の波世界に荒れる

2003.2.17 467

産声をドア越しに聞き婿の手を握り合うたは五年前の日
今日は友莉子、五歳の誕生日、あの日はとても寒い日であった。出先に妻から電話で「心音が弱ってきたので今から帝王切開だって」の電話が入る。即病院へ駆けつける。娘には麻酔をかけられる寸前に面会、「心配するな、頑張れ!」と声を掛けるのが精一杯であった。ドア越しに元気な産声を聞いた時は、思わず嬉しさの余り婿の手を取っていた。

2003.2.16 465-466

現役を去りて一年過ぎたるも土・日となれば心安らぐ

小夜更けて耳にうるさき春蚊出づ

2003.2.15 464

発熱に紅顔の孫痛々し冷えピタ貼りて目は虚ろなり

2003.2.14 462-463

陰謀と知ってか知らずか売り場にはチョコを求める人の群がる

メリー・チョコレート新宿・伊勢丹からバレンタイン・デー広まる昔

《チョコレートの日》1958年、メリー・チョコレートの原邦生社長が新宿・伊勢丹でギフトキャンペーンを開催したことをきったかけに、バレンタイン・デーが日本にも広まり、日本チョコレート・ココア協会がこの日を「チョコレートの日」と定めた。

2003.2.13 461

思い切りジャンプをしたる夢を見て脹脛つり声上げ目覚む

2003.2.12 460

空は青少し冷たき風入れて走りて気持ち爽やかなりき
イトーヨーカドーまで買い物の付き合い。車の窓を少し開けると冷たい風が入り気持良い。

2003.2.11 458-459

孫からの手紙と絵のプレゼントに目頭熱くしやっと見るなり

紀元節に生まれしわれに紀義と命名せしは祖父の半蔵

2003.2.10 457

人の一生とは何か考へても答えの出ないボンクラ頭

2003.2.9 456

祖母云いし異常気象は注意せよ転変地位の前触れなりと
今日は20℃と四月の気温、気持が悪いくらい。昔、祖母や曾祖母が言っていた。寒い時に急に暖かい日が来ると大地震がくると怖がっていた事を思い出す。

2003.2.8 455

球を蹴る少年達のユニフォームに春の陽射しは強さ増したり
海浜公園に行けばサッカー場で少年達の大会が開かれていた。今日は殊の外暖かく陽射しも強く感じた。

2003.2.7 454

春立ちて良い日の続く吾が庭に午後ともなれば子等の声立つ

2003.2.6 453

車椅子押されて照れて伏目がち人の居ぬ時傲慢となる

2003.2.5 450-452

「じいちゃん、元気になっら外で遊ぼうね」の孫の言葉にグッとくる午後

春立つやリハビリの人ら活気満つ
天窓に春の日射してリハビリす

2003.2.4 448-449

病院は何時でも人は溢れ居てマスクを掛けし人多く見ゆ

立春の明るき庭や妻と見る

インフルエンザが流行っているとの事、マスクを掛けている人が目立つ。

2003.2.3 447

着陸を目の前にして命散る搭乗前の笑顔悲しき
スペースシャトル、コロンビアの爆発事故は大きなショックだった。インタネットで搭乗前の飛行士七人の最後となった英姿をパソコンの壁紙に設定した。みんな笑って手を振っている。

2003.2.2 446

頬を染め福豆、菓子を拾う児等一日早き節分祝ふ
家族全員がそろったので一日早く節分の豆まきを行う。

2003.2.1 445

月めくり一枚取れて如月に春といふ字も実感の湧く

(俳句)春といふ字にも実感こもりけり


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