さんの短歌(27)

九月の歌

2003.9.30 708

 真夏日も肌寒き日も有り長月は平凡にして無事過ぎにけり

2003.9.29 707

何処にでも段差があるとは驚きぬ身障者の身となりし今識る

2003.9.28 706

孫達と博物館を訪(おとな)へどマンモス以外興味示さず
孫達と伊庭場遺跡と博物館に行く。マンモス象の骨格と人骨には興味を示したものの、他の展示には興味示さず。大きくなって何か思い出してくれたら良い。

2003.9.27 705

夕暮れに風渡り来てコスモスを大きく揺らし南に去りぬ
改作例:「夕風のコスモスいっせいに揺らせるに南の果に雲よどみたる」(あおぎり先生指導)

2003.9.26 704

早朝のニュースは告げし北国に大地震起き被害多しと
釧路沖にてM8地震発生。

2003.9.25 703

夜半よりの激しき雨音夜明けまで聞いていたよな寝不足の朝

2003.9.24 702

遠足を楽しみ浮かれ登園す孫の瞳は輝きており
萌々子は遠足を楽しみに出掛けたが、間もなく雨が降り出した。 

2003.9.23 701

 目覚むれば冷え込み厳し朝ぼらけ寝返り打ちて膝抱え込む
朝方は急に冷え込み目覚めては寝返り打ちて膝抱へ込む(あおぎり先生指導)

2003.9.22 700

毎に赤々と咲く彼岸花まだその姿見せぬとは異なり

2003.9.21 699

点滴の落つるテンポに雨垂れは合わすが如くリズム刻みぬ
点滴のテンポと雨のしづくとがリズムを妙に合はすはよろし(あおぎり先生指導)

2003.9.20 698

諍いし心の傷を今もなほ癒せぬ我は未熟なりけり

2003.9.19 697

黄金の稲穂は既に頭垂れ秋風くればうねりとなりぬ
稲穂はや黄金色に頭(かうべ)垂れいざよふ風にうねり止まずも(あおぎり先生指導)

2003.9.18 696

コスモスの花咲き初めし庭隅に未だに一輪向日葵もあり
いま一つ読者に訴える力が弱いようです。それは詠まれている対象にインパクトのある因子があまり含まれていないからでしょう。つまり何を詠むかの問題ですね。
庭隅にコスモスすでに華やかなり向日葵一輪がんばりをれど(あおぎり先生指導)

2003.9.17 695

真夏日の続く日々の多けれど日の入り早く彼岸は間近に

2003.9.16 694

孫達に囲まれ過ごす平凡な日々の限りは何時か来るらむ

2003.9.15 693

年毎に長寿年齢伸びるとふ年金問題は多難なりき

2003.9.14 692

ALSの進行を止めるという“ラジカット”三日目となる点滴を受く

2003.9.13 691

日は西に傾き初むれば秋の風少し感ずる九月半ばぞ

2003.9.12 690

白々と窓に月光反射して虫の音弾みそっと湯浴みす
窓枠に月光まぶしく反射して虫の音白し そっと湯浴みす(あおぎり先生指導)

2003.9.11 689

夫々に眺むる月は変わらねど人の心は千々に乱れり

2003.9.10 688

片時も裏をも見せぬ月なれば時には雲に隠れ泣くらむ
はぢらひて裏を見せざる月なれば時には雲にて面(おもて)隠すか(あおぎり先生指導)

2003.9.9 687

万葉の歌詠み人も愛でし月夢の如くに今宵見上ぐる
万葉の歌詠みたちも愛でしなり時超えていま同じ月観る(あおぎり先生指導)

2003.9.8 686

白露なる静けき宵の垣根にはクツワムシきて二度鳴き行きぬ 
白露の日しづけき宵の垣根辺にクツワムシ鳴く二度にて去りぬ (あおぎり先生指導)

2003.9.7 685

 パソコンに向かう愉しみ有ればこそ退屈もせず一日(ひとひ)過ぎ行く
パソコンに向かふ愉しみ有ればこそ日々退屈もせずに過ぎ行く(あおぎり先生指導)

2003.9.6 684

隣家の主(あるじ)は回覧届け来てわが病状を探り帰らる

2003.9.5 683

玄関にコオロギ独り入り込み開けてくれよと云うが如く鳴く

2003.9.4 682

久々に今日は雲りて異常なる厳しき残暑陰を潜めり

2003.9.3 681

孫達が描きてくれる励ましのわが顔はみな笑まいておりぬ

2003.9.2 680

 わが意思で動かぬ身体何とせむ痒き頭も掻けぬは哀し

2003.9.1 679

今日からは新学期も始まりて午後二時半までは淋しくなりぬ

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