さんの短歌(34) 過去の短歌indexへ

2004. 四月の歌

2004.4.30 942

花博を訪ひみれば花々は咲き競いたる陽春のもと
千年の時を刻みし盆栽に心奪われ夢心地なる
義兄が押す車椅子には花の中伏目がちなる吾が姿あり
「浜名湖花博」に行く。

2004.4.29 939

寝そべりて暇持て余す愛犬は吾帰宅せば飛び付きて来ぬ

2004.4.28 938

年金の未納を為せる議員には年金法案論ず質無し

2004.4.27 937

時折に激しき風雨吹き付けど車内の空気平和そのもの

2004.4.26 936

暖かき陽に誘われて君子蘭早や満開に朱を誇りぬ

2004.4.25 935

北国に雪の降るとふ寒き朝暖房入れてやっと起床す

2004.4.24 934

目覚むれば風は騒ぎて冷気満つ布団被りて二度ね極め込む

2004.4.23 933

知らず過ぐ穀雨なる日を思い出す俄雨降る暖かき今日
20日は「穀雨」であった。

2004.4.22 932

 排ガスに悩まされたる分離帯に色鮮やかなツツジ咲きけり

2004.4.21 931

 重たそな満開の花映し出す弘前城を懐かしく見る
今年の弘前城公園の桜は昨年よりも一週間も早く満開を迎えたとテレビで紹介していた。昔の事を懐かしく思い出した。

2004.4.20 930

職員の折りし菖蒲はテーブルに早や初夏の風吹くかの如し

2004.4.19 929

小夜更けて眠れぬ身体持て余し脳裏を巡るは悔やむ事のみ

2004.4.18 928

児等と犬戯る声は高らかに明るき庭に止む事もなく
今日から家族の一員となった、コーギー犬のコータ君と孫達と友達は一日楽しげに遊んでいる。

2004.4.17 927

新たなる人質二人開放をネットで知りて先ずは安堵す
手も入れぬ君子欄にも時は来て朱き花芽の伸びて嬉しも

2004.4.16 925

犬飼うとベソかき訴ふ孫の面「可愛がってね」と言えば笑まいぬ

2004.4.15 924

人質の開放ニュースは流れしが個人的には複雑なりき
イラクで武装勢力に拘束された日本人3名は8日振りに開放されたニュースは世界を駆け巡った。しかし、新たに2名の人が拘束されたが未だに不明となっている。危険地域に指定されている国へ危険を承知で個人的に取材やボランティア活動に行く事が果たして良いものであろうか?北朝鮮により拉致された人達の一部は24年振りに帰国を為したが、家族と引き離されたまま1年半を経過しており解決の糸口さえ見えない。イラクで拘束されている各国の民間人は50名を超えるという。既に殺害されたイタリア人もある。そんな事等を考えると複雑な気持ちになり手放しには喜べない。

2004.4.14 923

柔らかき新芽に雫つかまりてピラカンサスに春雨やさし

2004.4.13 922

春の田に珍しく児等愉しそに手にはいっぱい蓮華草摘む
最近、外で遊ぶ子どもを余り見ないが、デイケアーから帰り道、田で遊ぶ子どもの姿を見て昔の頃を懐かしく想った。

2004.4.12 921

夏日なる陽射しは強く反射して窓際にいる頬も火照れり
25℃と夏日を記録。

2004.4.11 920

喉を過ぐアイスクリームは心地良く胃袋までも涼伝わりぬ
今日浜松で22℃を記録。

2004.4.10 919

20℃を超える気温に誘われて水と戯る児等の声高し

2004.4.9 918

退院か虚ろ眼の老人はストレッチャーで運ばれてゆく
退院をさせられた老人か転院するのか分からないが、付き添う家族の顔は曇っていた。

2004.4.8 917

帰り来て重きに見ゆるランドセル素早く下ろしフウーと息吐く

2004.4.7 916

初登校無事の帰りを待つ身にはそわそわとして時は進まず

2004.4.6 915

五十数年前入学為したる学び舎に今日は孫立つ感無量なり
友莉子、菜々美入学式。
花を愛で小径に入れば散りばめし花びらの上そっと踏みゆく
ケアセンターで花見に満開の緑化木センターに行く。

2004.4.5 913

訪ね来し義姉は喜寿を超えたるも一時間余をバスを乗り継ぎ

2004.4.4 912

清明の節気なる日は花冷えの雨は降りつぎ花落つるらむ

2004.4.3 911

同病の友より来る手紙には一字一字に悔しさ滲む

2004.4.2 910

運命と云えばそれまでの事なれど今なを悔し身障の身は

2004.4.1 909

 グングンと桜前線北上し列島の色塗り換えられる

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