さんの短歌(37) 過去の短歌indexへ

2004.7.31 1038

水害の爪跡残し七月はそは忘れられ時の進みぬ
水害に見舞われた七月も今日でおわり。そんな水害が有ったのも忘れてしまう様に時は経過して行く。

2004.7.30 1037

時折に激しく雨の降りつける音聞きながら予報見るなり
台風10号の異様な動きに不安を感ず。

2004.7.28〜29 1036
小さな旅〜清里

道行けばグングン迫る八ヶ岳鋭き刃(やいば)威厳を示す

若者の人気スポット構わずに車椅子にて人分けて行く

小雨降る中をポニーにまたがりて得意気に行く児等は逞し

2004.7.27 1033

テーブルを叩きて意思を伝へむと常には寡黙なる人の在り
デイケアーにて:何時もは大人しい人がどういう加減だろうか?

2004.7.26 1032

被災地に二億円もの当たりくじ贈りし人は神か仏か
洪水被害の福井県に2億円の当選くじが匿名で届けられる。夢の様な話だ。

2004.7.25 1031

氷菓子喰えば喉元涼しけれ唯それだけの楽しみなりき

2004.7.24 1030

目覚むれば激しき蝉の鳴き声は今日限りの命と告げむ

2004.7.23 1029

幾分か暑さも峠越したるや頭で感ず陽の弱まりを

2004.7.22 1028

吾の身を知ってか薮蚊悠々と鱈腹吸ひて重そうに舞ふ

2004.7.21 1027

迷信だ陰謀だのと云ひつつも吾も人の子鰻を食みぬ

2004.7.20 1026

玄関を一歩出づれば熱風のワッと顔に来目眩覚へる

2004.7.19 1025

夕焼けの空見上ぐれば蝙蝠の右に左に激しく飛べり

2004.7.18 1024

新潟と福井に降りし大雨は濁流となり街を呑み込む

2004.7.17 1023

殊のほかうるさき程の蝉時雨今日の暑さを覚悟し起床す

2004.7.16 1022

葉の色と見別もつかぬ青き実も大きくなりて夏盛りなり
夏蜜柑の実も良く見れば大きく成長している。

2004.7.15 1021

青田より紺碧の空に鷺は今白き身体を光らせて発つ

2004.7.14 1020

盆ぎりも妻が頼りの情けなや詫び言云ひてデイに出掛ける

2004.7.13 1019

盆が来て梅雨も明けたる真夏日に先祖の霊を松焚き迎ふ

2004.7.12 1018

選挙には何時も気力の湧きくれど此度は足の進まず棄権す

2004.7.11 1017

予報士の夏を感じぬ白き肌四国九州梅雨明けを告ぐ

2004.7.10 1016

吾が意思と違ひし進む勝手なる足はもつれて妻と転びぬ

2004.7.9 1015

長き日々を耐えてきつく擁き合う曽我さん一家ジャカルタの地で

2004.7.8 1014

当然の姿と思い飾りをば川に流した幼日想う
幼い頃は、七夕飾りを早朝に川に流すのが当然の事と思い、競って早起きをしたものだが…。

2004.7.7 1013

夫々の願いを書きて笹の葉に吊るす児等の眼はみな光りおり

小暑とふ暦にあれど現実は猛暑続きの干上がる列島

2004.7.6 1011

梅雨もまだ明けぬと云うに猛暑とは病む身なれこそこの夏案ず

2004.7.5 1010

晴れ間来て釣られる様に初蝉のひと鳴き聞けばなを暑くなり

2004.7.4 1009

何もせで時間を潰す吾が部屋に冷房は入り贅沢と思ふ

2004.7.3 1008

定めとは解りておれど四肢はなを麻痺の進みて夜毎疼きぬ

2004.7.2 1007

街路樹の緑濃き葉は風に揺れ眼(まなこ)通して涼の伝わる

2004.7.1 1006

遅々として時の進まぬ日もあれど過ぎたる日々を愛しく想う

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