さんの短歌(38) 過去の短歌indexへ

2004.8.31 1064

長かりし夏休み早や今日限り寂しさ見せつ児等淡々と

2004.8.30 1063

台風の被害の無きを祈りつつニュース横目に見舞いメール打つ

2004.8.29 1062

本棚の本の乱れも如何せむ直すことさへ儘にもならず

2004.8.28 1061

妻が見るオリンピックに付き合えば眼の痛む朝眼薬差しぬ

2004.8.27 1060

久々にデイケアーにと訪ぬれば会う人毎に声掛け呉るる

2004.8.26 1059

実り待つ稲穂の上を乱れ飛ぶ残暑の午後に赤とんぼ見る

2004.8.25 1058

処暑も過ぎ入院前の蝉時雨今は静かに法師蝉鳴く

2004.8.9〜24 1057
胃瘻造設の為入院

入院は五度なれども辛きもの此度は胃瘻造設の為
唯ボーっと流れる雲を眺むれば兎イルカに鯛と流れ来
二筋の飛行機雲は流れ来て次第に乱れひとつになりぬ
ストレッチャ-に乗せられていざ行かむもう逃げられぬまな板の鯉
気が付けば「終わりましたよ」と看護師の涼しき顔が眼の前に有り
容赦なくチュ-ブ挿入し痰を取るナースの顔は鬼に見えたり
お腹よりチュ-ブの出ずる吾が身体その異様さに苦笑は止まず
見舞い呉る児等の笑顔に救われて痛さ堪えて笑みを返せり
白き壁多く続きし街並みに百円ショップの看板目立つ
珍しく富士の高嶺はくっきりと快晴の朝威容を示す
「じいちゃんが帰って来て良かった」と孫の言葉は嬉しかりけり

2004.8.8 1046

明日からの入院思へば気は重しパソコンに向い友にメールす

2004.8.7 1045

節気毎何かを感ず立秋に鳴く蝉の声弱まるを識(し)る

2004.8.6 1044

頬撫でる風も何時しか柔らかになりてホッとす明日は立秋

2004.8.5 1043

ゆらゆらと陽炎燃えるアスファルト諸共せずに歩き行く人

2004.8.4 1042

カナダより友の便りは冷夏にて作物の出来を愁いておはす

2004.8.3 1041

緊張の素振りも見せつステージにピアノ弾く児の成長を見る
菜々美のピアノ発表会ビデオを見て胸は熱くなる。

2004.8.2 1040

クマ蝉の鳴き競う中遠慮気に早や法師蝉の初鳴きを聴く

2004.8.1 1039

二の丑を明日に控へ食卓に鰻丼並ぶ楽しき夕べ

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