さんの短歌(39) 過去の短歌indexへ

2004.9.30 1094

闘病と謂う名の下に只遊び早や長月も今宵限りに

2004.9.29 1093

台風の影響なるか雨風の強まり見せて稲穂波打つ

2004.9.28 1092

名月は雲に阻まれ見えずとも虫の音高くムードは上がる

2004.9.27 1091

裏山に一輪咲きし彼岸花時期を逸して遠慮気に佇つ

2004.9.26 1090

好物のピーナツ噛めば咽せかへり無念なれども喰わぬと誓ふ

2004.9.25 1089

異様なる夢は脳裏に焼き付きて忘る事なく朝を迎へり

2004.9.24 1088

早苗より風雨に耐へし稲穂にも重き実揺らす秋の風来ぬ

2004.9.23 1087

 真夏日も秋分迎へ収まりぬ古人(いにしえびと)は良い事を謂ふ
「暑い寒いも彼岸まで」暑さ寒さも…とも云うが。

2004.9.22 1086

 熟睡の妻を起こすは辛きもの「すまぬすまぬ」と念じ声掛く

2004.9.21 1085

闘病の友に幾度かメール打てどリターンの無きは悲しきものぞ 

2004.9.20 1084

彼岸入り秋の気配を求むれどこの暑さには如何ともせむ

2004.9.19 1083

野球無き今宵は暇を持て余し新撰組を見て床に就く

2004.9.18 1082

容赦なく雷雨は激し園児等の運動会を流したりけり

2004.9.17 1081

断腸の思いを秘めてスト告げる古田を見れば胸は詰まりぬ
プロ野球、近鉄.オリックス合併問題、球団側と選手会側との交渉もの別れに終わり、日本のプロ野球史上初のストライキを土日に行う。会見の古田選手会長の姿を見て泣けてきた。

2004.9.16 1080

秋風の優しく入りぬ窓辺に居虫の声聴きロマンに浸る

2004.9.15 1079

紅白の祝饅頭頂きて敬老週間素直に入りぬ

2004.9.14 1078

凛として又静かなる佇まい雑草分けて曼珠沙華咲く

2004.9.13 1077

児等の見るビデオ漫画に魅せられて幼な心に暫し戻りぬ

2004.9.12 1076

ぶり返す真夏日の陽は容赦なくザンギリ頭を焦がすよに射す

2004.9.11 1075

悪夢なる多発テロより三年(みとせ)過ぐ今なを残る悲痛な叫び

2004.9.10 1074

陽は落ちて虫の音高く奏でおりしみじみ聴けば心洗わる

2004.9.9 1073

法師ゼミ鳴く声弱く午後の陽も既に樹々にぞ隠れむとす

2004.9.8 1072

鳴く虫の日々数は増へ賑やかに月見の相談始めおりしか

2004.9.7 1071

早稲はもう黄金の実をば貯へて秋めく風に緩く揺れたり

2004.9.6 1070

夕闇の迫り来る中蝉はなを今日の命と悲しそに鳴く

2004.9.5 1069

宵、夜中二度の地震は恐ろしき身は凍りつき唯鎮まるを待つ

2004.9.4 1068

颯爽と妻に手を振り出社するした事もなく夢は可笑しき

2004.9.3 1067

外見れば蟹の屍悲しけれ塒(ねぐら)を探し息の絶へしか

2004.9.2 1066

法師蝉忙しく鳴く昼下がりこの世に別れ告げむが如く

2004.9.1 1065

二百十日より防災の日が有名になりて暦も味気無くなる

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