さんの短歌(六)
BGM=toroimerai

  
2002.4.20 132〜134

古きより節気節気の意味あれど“穀雨”とふ日を子等知らず過ぐ(4/20)

近頃は虐待殺人政治家のゴタゴタ多き誌を読む気失す

朝毎に仏参ればかくしゃくと曾祖父母九十眼鋭く

2002.4.23 135〜136

春宵を味わいてみんと庭に出で見上ぐる月は朧なりけり

ボーッとして東の空を眺むればレーダー背負うA-WAXの飛ぶ

2002.4.24 137〜138

段差にてつまずき転ぶ吾が脚よ衰えを知り悔しくもあり

夕五つ寺の鐘の音穏やかに陽は傾きて影を伸ばせり

2002.4.25 139〜140

木々はみな若葉の衣着ておわす子を生みし竹哀れ黄色葉

哀れなり半額値札つけられて小犬は知らず深く眠れり

2002.4.26   141〜142

野良猫はいつもの場所で毛づくろい暫しくつろぎノタノタと去る

国会で喚問される辻元氏立場変わりて見るにしのびず

2002.4.27   143〜144

僅かなる最後の給与明細は届きてわれは無職となりぬ

失業率5パーセントを超えたとふ仲間入りして深刻さ増す

2002.4.28  145〜147

ひっそりと垣根の元に咲く小花引っ込みじあんの幼子に似て

咲き誇る花から花へ訪ねしは蜜を集むるミツバチのよう

風に乗りテニスボールの弾む音車騒音混じりて届く

2002.4.29  148 

満開のピラカンサスの白き花朱き実をつく秋を待ちわぶ

2002.4.30  149

オートマの古寺の鐘正確に朝六つと正午夕五つ告ぐ



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