さんの短歌(二)
詠んだ日はランダム BGM=toroimerai

学生達の短歌(二) 34
現代短歌研究会より

星空が心を満たすその時は素直な自分になれる気がして(紀峰)

寮に帰り友達みんなと笑うのが明日の私のエネルギーなの(梨峰)

叶うなら少しの雨も下さいと人等の願い天に届かず(穂峰)

白球に願いを込めてプレーする一人一人の選手がまぶしい(穂峰)

待ちに待つ帰省の日まであとわずか暦に○つけ故郷を思う(砂峰)

雨降れの祈り空しく遠雷の音消え去りし夏の夕暮れ(寮監)

鉄の門娘等に目覚めの音立てて新しき日の始まりを告ぐ(寮監)

それぞれのふる里目指す娘等見れば笑みはこぼれて暑気を忘るる(翠峰)

平成14年2月20日 35〜37

遠州の空風強しわが庭に日毎数個の夏柑の落つ

わが娘にと義母に賜いし雛飾り三十余年を輝きている

梅の花風にあおられ雪の如遠くに飛びて瞬時消えゆく

平成8年6月〜7月 38〜45

目覚むれば雨だれの音聞こえ来て紫陽花の花色冴え居るか

秋の様な梅雨空忘る晴天に風は流れて夏至という今日

昔見た天の川見ゆ心地して夜空仰げど見えぬ哀しさ

小島のむ大津波は今何処力忘れて永久に鎮まれ

風呂上り庭に佇み空見れば稲妻走り涼を呼ぶなり

久々の雨音実に心地よく部屋に響きて涼風の入る

見上ぐれど蝉の姿はあらねども嵐の如く鳴き競い居り

早朝の宮前行けば蝉時雨今日も暑いと覚悟し出社す

平成14年3月4日 46〜48

久々に買い物せんと裏の店植木売り場に花乱れ居り

雛壇を片付け遅くなりたれば「婚期遅れる」を信ずる妻と娘

わが部屋は南に在りて有り難き春の陽入りて居眠りを漕ぐ

平成14年3月9日 49〜51

裏庭に亡父が手植えしチンチョウゲ春の陽浴びて薫り漂う

園芸の農家育ちのわれなれど今では妻の足元及ばず

わが妻と孫等の手植えしチューリップ陽気につられグンと伸びたり

平成14年3月11日 52〜54

何処から烏舞い来てアンテナに三羽揃いてカァと啼き居り

隣り家の甍まぶしく反射せば空高き飛ぶトビ目細め見る

一筋の雲を引きつゝ真青なる空を二分し飛行機は過ぐ

平成14年3月12日 55〜57

昨日は鈴木に明けて鈴木に暮れ同姓吾は眉ひそめ見つ

亡父の如日毎寺宮参らねど朝な夕なに仏拝(おろ)がむ

裏庭に金魚の棲家久々に訪ね餌まけばグイと浮上す

平成14年3月17日 58〜59

朝六つの鐘の音聴きて目覚むればたどたどしくも鶯の鳴く

鳥たちのさえずる中に鶯の初鳴きを聴き春は確かに

学生達の短歌(三)
現代短歌研究会より

毎日がこんなに素敵そう思うこれもすべてはあなたのおかげ(静峰)

最近キュンと胸がなりはじけそうそんな私を知らないあなた(静峰)

真剣にあなたが見てる眼差しを一生懸命私は探す(静峰)

陽を浴びて机の上のサボテンがホッペ膨らめ睨んで見てる(淳峰)

ふと思う遊覧船に乗りながら冷たき風に故郷の寒さ(静峰)

「窓際のトットちゃん」を読み終えて改めて知る戦争の怖さ(穂峰)

雨降りて雪降る季節間近だと津軽の冬を思い出す吾(裕峰)

鍵盤に思いを馳せて弾くメロディー振るえる足は地にも着かずに(穂峰)



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