文学喫茶ヘンベルネットコラム直リンクがいけない理由

  直リンクがいけない理由

 ページ作成入門やイラスト素材集やリンクのコーナーでよく耳にする「直リンク禁止」。
 しかし、私がホームページを開いたとき、さっぱりその意味がわかりませんでした。
 そういう経験をふまえて、直リンクについて書いてみようと思います。
 ちなみに、直リンクしない方が、表示される時間が早くなります。

■ 直リンクとは?

 「直リンク」とは「他人のURL(http://〜)にある画像や音楽を自分のページ上で直接リンクさせて使用する」の略です。
 具体的に説明しましょう。

バナー  ←に私のバナーがあります。

 このバナーをあなたのページで表示させる場合、二つの方法があります。

(1)上のバナーにマウスを合わせ、右クリック。すると「名前を付けて画像を保存」というような項目が出るので、そこを選択。こうして、あなたのパソコン内なりディスクにいったん、この画像を保存する。
 それから、その画像を(GaiaXの場合「画像アップローダー」)に送信し、URL(アドレス)を取得して、そのURLを入力することで表示させる。

(2)私が上のバナーを表示させているURLを利用して、あなたのページでも表示させる。具体的には下のURLを入力する。
  http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/8507/banner/hembel.gif

 (2)の方が楽です。しかし、この(2)のやり方が「直リンク」なのです。これが相手の許可なしには、絶対にしてはいけないことなのです。

■ URLとは?

 これがなぜいけないのかを知るためには、まずURL(アドレス)について説明しなければなりません。

 例えば、上の私のバナーを表示させるためのURLを見てください。
 これは電話番号と同じです。電話番号は市外局番から始まり、だんだんと地域を狭く指定しています。その構造と同じなのです。

 「http://」。これは「ページを表示させる」ということです。
 「www.geocities.co.jp」。これは「ジオシティーズ」という無料ページ作成サービスを使っていることを意味します。
 「Bookend-Shikibu/8507」。これは「ジオシティーズ」特有のURLです。「ブックエンドシキブ通りの8507丁目」という意味です。多くのサービスでは「~ID名」となるでしょう。どちらにしろ、これで私のデータを保存している場所であることが指定されました。
 以降の「banner/hembel.gif」は、私のデータのさらに細かい分類となります。
 直リンクとは、この自分のURL(私の場合、http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/8507/〜)以外を使って、自分のページで画像や音楽を表示させることです。

■ インターネットの仕組み

 どうして、インターネットを通じて、このページをあなたは見ることができるのでしょうか?
 インターネットは電話とは違います。なぜなら、私とあなたのパソコンが直接につながっているわけではないからです。
 あなたが私のページを見ることができるのは、このページのURLを表示させるように、あなたのパソコン(のブラウザ)に、命令したからです。そんな命令をした覚えがないと思っている人もいるかもしれませんが、このページをあなたのパソコンの画面で見ることができるのは「このページのURLを表示させるように命令する」部分をクリックしたからなんです。

 インターネットで表示されるページには、すべてこのURLがあります。
 また、文章以外のもの、画像や音楽のような独自のスタイルをページ上で利用するためには、それぞれURLが必要となります。

 音楽の場合で考えてみてください。アーティストの歌を聴くには二つの方法があります。一つはコンサートに行く。もう一つがCDなどで聴く。インターネットは、このCDのようなものです。
 アーティストがあなたの部屋にいないのに、そのアーティストの曲をあなたが聴けるのはなぜか? アーティストがCDを録音して、それを販売し、あなたがそれを手に入れたからです。

 インターネットの場合、このCDの代わりが「サーバー」なのです。あなたはサーバーに保管されている私のページを閲覧しているだけなのです。

■ CDとは違うところ

 もちろん、CDとは違う部分も多いです。一つはすぐに表示内容を変化させられることです。更新したところを「送信」すれば、新たな内容にすぐ変更することができます。

 また、書きこめる人を選択したり、選択できなかったりします。例えば、「掲示板」などは、誰でも書きこむことができます。パスワードで制限していないからです。
 しかし、掲示板の「管理人モード」は、パスワードを入力しなければ入ることはできません。普通のページでも、変更できるのは、パスワードを知っている作成者だけですよね。

 このように、インターネットで表示されるページは、CDと違ってすぐに変更でき、さらにその結果をすぐに表示できることができます。ですが、あなたと私のパソコンが直接つながっているわけではないのです。

■ サーバーの通行量

 私が以前、登録していた「GaiaX系」の「goo」のコミュニティは、なかなかログインできませんでした。それは、gooの新規加入者がどんどん増えていて、それに対処しきれていない状況だったからです。

 このように、同じURLに予想以上の多くの人が行くと、混雑してしまいます。
 しかし、この「予想」の数字は、私のアクセス数なんて相手にならないほど多いものです。
 例えば、日本でもっともアクセス数が多いといわれている「yahoo」は、すぐに表示されますよね。

 それぞれのアクセス数に応じて、サーバーには多くの人が通れるように道路の幅が分けられています。
 ジオシティーズなどの無料ホームページスペースの場合、その道路の幅がそれほど広くありません。だから、私のページが一日に一千ヒットするようになったら、まともに見ることができないでしょう。通行量が設定以上の数になると、渋滞を起こしてしまい、表示させるのに時間がかかるようになってしまうのです。

■ 他人のURLを使ったら

 さて、ここで直リンクに話を戻します。「直リンク」とは、自分のために用意されたURLを使わずに、他人のURLを使うことです。
 すると、どういうことがおこるか? そのページを表示させるために、わざわざ他のページのURLに行き、その内容を表示させなければならなくなるのです。
 前にも言いましたように、画像や音楽には、それぞれのURLがあります。例えば、あなたが私のURLにある画像を使って、表示させた場合、どうなるでしょう?

 私のページに一日五十人が来たとします。そのために、私のURLを選択する。これは当然のことです。しかし、あなたのページに例えば一日百人来たとして、その中に私のURLがふくまれていた場合、その百人のためにも私のURLは使われてしまうのです。
 これがどんどん増えていくとどうなるでしょう? 私のURLへの通行料が増えて混雑してしまい、あげくのはてには、私のページがまともに表示されなくなるのです。

■ だから、直リンクはいけないのだ

 このように、他人のURLを使うと、その人のページが渋滞状態になってしまう怖れがあります。
 これはあなたが自分のURLさえ持っていれば防ぐことができるのです。

 あなただって、わざわざ他人に迷惑をかけたいとは思わないでしょう? 直リンクをしていると思ったら、すぐにやめてください。遠くで誰かが泣いています。

 自分のページを持ったからには、手間がかかっても自分のURLを使用しましょう。そちらの方が気持ちいいですよ。誰にも迷惑かけてないのですから。

■ 私が直リンクを許可する理由

 ところで、このサイトでは、リンクのバナーについては、特別に直リンクを許可しています。
 それは、画像のサイズが「1KB」以下と小さいため、それほど負担がかからないからです。

 リンクのバナーに関しては直リンクを許可しているところが多いです。それは、バナーのデザインを変更したときに、すぐ反映できるからです。
 しかし、バナーの直リンクを許可していないところも多いです。それはバナーのサイズが大きい・サーバーの通行料が少ないなどのきちんとした理由があります。勝手に「この人は心が狭い」と決めつけないようにしてください。基本的に、直リンクはしてはいけないものであることが前提です。

■ 直リンクはカッコ悪い

 直リンクは「何も知らない」ということを公表しているのと同じです。直リンクをしているページは「マナーを守らない」と公言しているのと同じです(直リンクをしているかどうかを確認する方法はありますので)

 それだけで、あなたのページはマイナスになってしまいます。あなたのページに来る人も減ります。
 これは「法律で決められているからこうなんだ」というものではありません。きちんとした理由があるのです。


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