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ヘブンズ・フラワー・メール

天国の花通信  72号

                〒822-0002直方市頓野2284

                 原田康次 

                     &FAX 0949(26)5561

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BIBLE  神は悩んでいる者をその悩みの中で助けだし、そのしいたげの中で彼らの耳を開かれる。ヨブ36:15

 ラジオの人生相談の番組で、19才の女性の告白を聞いた。
 語り口調はまるで小学生のようであったが、彼女によると13年前に学校の先生に殴られ、同級生のいじめも受けて学校へ行けなくなったという。おまけに母親に首を絞められ「学校に行かないような子は要らない」と言われたという。彼女は心の傷を癒すために心療内科に通っているが、担当医に「13年前の記憶を消さなくてはならない」と言われ、「記憶を消したら自分が自分でなくなるような気がする」と相談してきたのである。
 相談を受けているセラビストは、母親が「仕方なかった」と言って心から彼女に謝っていないことや、担当医が、現実から目をそらすように勧めていることの間違いを指摘していた。
 さらに、この件を交通事故に例えて、事故のショックから癒されるためには、脳の旧皮質が司る感覚的記憶を、新皮質に引っ張り出してきて、言語化(分析・整理統合)することが有効であると語っていた。この女性のトラウマは必ず癒されると断言していたが、そのためには、トラウマに詳しい専門医を見いだすことが大切だともアドバイスしていた。
 それにしても何より私が感心したのは、この女性がたどたどしく語り、昔の記憶がよみがえってきて涙で声を詰まらせな
がらも、一度も母親や担当医のことを悪く言ったり、責めたりしていないことであった。彼女は誰も責めることもせず、ただ「どうしていいか分からない」とだけ訴えてきたのである。

 イエス様はこんな人のためにそこにおられる。この世ではこうした人を「壊れた人」と見なすだろう。
 一体彼女が何をしたのだろう。この世で生きてゆくことが困難なほどナイープであっただけである。

 ここのところ、心ないクリスチャンと接触させられてつくづく思う。クリスチャンと自称すること、洗礼を受けていること、教会に通っていることなどをもって、自分を何者であるかのように装っては、ならない。エホバの証人時代もそうであったが、問題は「主よ、主よということではなく、……みこころを行なうこと」である。

 父なる神のみこころとは、神が遣わしたキリストを信じ、従うことである。クリスチャンとはそう信じた人のことであり、弱さ以外誇るものはない。クリスチャンとは、勝った業績や立場にいる人
のことではない。
 Tペテロ2:1をリビング・バイブルは「善人ぶってはいけません(他の訳は偽善)と訳している。キリストは言われた。 「まず内側を清めなさい」「内側から出るものが人を汚す」からである。


 エホバの証人の頃から、私はイエスの次の言葉をいつも考えさせられた。 「イスラエルのうち のだれにも、このような信仰を見たことがありません。」 (マタイ8:5〜)ローマの百人隊長に言われたことばである。証人時代はいつも、「イエスのこのことばは、唯一正しい信仰を持っていると思っている、我々エホバの証人に向けられるのではないか」という思いが心に湧いてきたことが幾度となくあった。
 主イエスは、神の民ではない異邦人の信仰を誉めたのである。今日でも、クリスチャン以外の人に「このような信仰はキリスト教界にも見たことがない」と言われないという保証があろうか。


 中澤先生の「マタイの注解書」を読むまでもなく、イエスのしたことは、当時のユダヤ教の宗教事情を、いや世界観をもひっくり返してしまうような価値感の転換であったと言える。



 主イエスは、「私たちは全世界でものみの塔誌を何億部も配布しました!」という者に「知らない!」と言われるに違いない。「免罪符を
売り、魔女裁判をし、十字軍を遺わしました!」という自慢も退けられるだろうし、「集会を行ない、教会を建て上げ、エホバの証人を救出し、信者を増やしました。」と主張しても拒否されるかもしれない。

 自分の行ないや業に自負を持つのではなく、神の業を認め主導と支配、我々の営みそのものさえもが神の働きであることを認めることが私たちの分である。

 クリスチャンになっても「罪人の私を哀れんでください」という祈りを卒業することには自戒が必要である。

 現在長老を降りた現役の証人と交わりを持たせていただいている。その元長老は行った。「私は邪悪ですから……」「落ちこぼれですから……」
 「こんな私を許してください」そのような砕かれた心の人を神様は哀れみ、お救いになるのだと思った。


NEWS&INFORMATIONS
5月19日(土)福岡地区の「エホバの証人救出支援の会」では中澤啓介先生をお招きしてセミナーを開催します。ものみの塔の信仰に疑間を持つ証人の方、家族が入信して困っている方、どんなグループなのか知りたいと思っておられるクリスチャンの方、どうぞ貴重なこの機会を捉えてご参加ください。Am10:30〜福岡市民会館。昼食は注文できます。持参も可。本文に出てきた元長老に参加を要請中です。ご期待くださり、お祈りください。
 また20日(日)は熊本のグッドハーベストチャーチでセミナーが開催されます。(落合師096−326−2728)

★中澤啓介先生の「マタイの福音書注解」(上)が発刊されました。300冊の文献、200以上の資料に基づいて書かれたということや、福音的信仰を標傍する立場での注解書は30年出ていないことなど、推薦する言葉はいくらもあると思いますが、ヘプンズフラワーメールとしては、前書にあるこの言葉をもってこの書がどのようなものであるかは、自明であると確信しています。「本書を書くのは本当に楽しいことだった。イエスを思い、マタイを考え、神に祈るときだった。…ペンを置き、涙を拭いながら、祈りの部屋にかけ込んだことが何度あったことだろう。注解書を書くことが、いかなる聖会にもまさった、神との親しい交わりの時となったのである。」
 信徒のために書かれたこの注解書は、私たちの信仰が単にウェットな信心から出ているものでなく、明確な理性と合理性に基づいていることを見事に確信させてくれるもので、「キリストは誰か」という問いに答えを保留している未信者の方には大きなチャレンジを挑むものになるでしょう。(いのちのことば社。¥4500。5月末日までなら、JWTCを通して部数限定ながら、¥3500で購入できます。)

◆草刈裁判の一審は敗訴となりました。しかし、判決文は画期的な内容で、カウンセラーの立場を相当程度認める内容のものです。勝ったとはいえ、ものみの塔はこの文を会員に開示できないでしょう。どなたかがインターネットに載せてくださるなら、その影響は大きなものになると思われます。

 なお、草刈先生は胃が揚げ物などをうけつけないようになるなど健康面で問題を抱えておられます。先生のためにお祈りください。

●直方クリスチャンセンターでは、毎月第三水曜日に『エステル会』を開催することになりました。現役の証人、被害者家族、クリスチャン、誰でも歓迎です。コーヒーとクッキーで楽しい交わりと学びの時を過ごしてください。

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